<7th Mar Sat>
ポカポカというよりはバカ陽気だったこんな快晴の土曜日に地下で筝曲コンサートやってたのは勿体なかったな。
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2月20日、バービカンでヴィヴァルディのオペラ「メッセニアの神託」のコンサート形式のオペラがありました。
L’Oracolo in Messenia
Europa Galante
Fabio Biondi director/violin
Magnus Staveland Polifonte
Marianne B. Kielland Merope
Vivica Genaux Epitide
Marina De Liso Emira
Julia Lezhneva Trasimede
Franziska Gottwald Licisco
Rupert Enticknap Anassandro
この後2月28日と3月1日に横浜でほぼ同じメンバーで2回フル・ステージで上演されたのでご覧になった方もいらっしゃるでしょうが、いかにも古代ギリシャらしいストーリーの展開を、日本ではカウンターテナーの彌勒忠史さんの演出でなんとサムライ風にやったらしいですね 私も観たかったわあ~。
ストーリーはややこしくて噛み砕いて説明する余裕がないので、日本公演関連サイトでご覧下さいですが(→こちら )、要するに古代ギリシャの権力争い、離れ離れになった母と息子の再会、処刑騒動にに恋愛を絡ませた展開になってて、さすがヴィヴァルディ、音楽もそれに見合ってドラマチック。
この1週間前にグローブ座プレイハウスで観たカヴァッリのロルミンドの登場人物は王子様王女様であってもあまりの他愛無さアホらしさに比べるとぐっとこちらが引き立ちます。
パフォーマンスは、女性歌手たちは皆さん素晴らしかったけど、男性二人に問題ありでした。
粒揃いの女性陣の中でも、出番は少なくても華やかなアリアのあるユリア・レジネヴァが一番大受けして、「ユリアちゃん、すっごく上手だから、期待してね」、と仲間たちに推薦してた私の面目も保たれました。
メゾソプラノの歌合戦でしたが、ユリアちゃん以外で声が私好みだったのは女王様メローペ役のマリアンヌ・キーランドでしょうか。エルミーラ役のマリーナ・デ・リソも仲間うちでは好評でした。
衣装が素敵だったのはズボン役の3人。
文字通りズボン姿なのですが、女らしさも感じさせるデザインで皆さん素敵。
対する男性軍は、と言っても二人だけですが・・・、
悪役ポリフォンテ役のマグヌス・スタヴラン、でかい図体と不敵な面構え、迫力のある声で悪役ポリフォンテ役には理想的なのに、練習不足だったのか、すっ飛ばしたり誤魔化したりしたところが何度かあり、惜しいパフォーマンスでした。音符見てもいいんだから、ちゃんとやってよね
一番の失望はカウンターテナーのルパート・エンティクナップで、一番楽しみにしてたザヴィエル・サバタがキャンセルしただけで悲しいのに、代役がこれでは・・ 声が硬くて魅力無し。イギリス人でということであっても、もっと上手なCTいるでしょ
「うえーん、椿姫さんにオイラが足引っ張ったって言われちゃったよーん」
こいつはロルミンドにも出てたし(しかもこの体でハダカになった)、先週行ったヘンデルのヘラクレスにも出てたので、なんと1ケ月に3度も聴いたことになり、CT好きの私ですら苦痛。
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