<11th May Mon>
先週に続き、今日は再びリッチモンドへ。
リッチモンド駅までなら1時間で行けるので案外便利なのですが、今日の目的地まではテムズ河畔をぶらぶら歩いて40分掛かりました。
ハム・ハウスHam Houseは、17世紀前半のスチュワート王朝時代の貴族の館ですが、この手のお屋敷は歴代当主によって外観内装共時代を反映して増改築されることが多い中、オリジナルの姿が調度品も含めそのまま残っているのがユニークで貴重な存在です。
有名な割には実際に行ったことのある人は少ないのではないかと思うのですが(私たちもおそらく初めて)、歴史的価値のある優雅で美しい館なのに勿体ないこと。今はナショナル・トラストですが(大人11ポンド)、私たちはアート・パスで無料でした。
大小のキャビネットがたくさん置いてあるのですが、ラッキーなことに今週は年に2度一週間づつだけ扉を開けて中を見せてもらえる日だったんです。日本のキャビネットや箱がいくつかあった中で、この中サイズの蒔絵が特に美しかったです(実物はもっと金箔が鮮やか)。
お庭もうんと広くて、ヨーロッパ式の幾何学的な部分とナチュラルなイングリッシュ・ガーデンが程よくミックス。
朝10時過ぎに家を出る前にお腹一杯食べたのですが、夕方になったらちょっとお腹が空いたので、ハム・ハウス内のカフェでヴィクトリアン・スポンジ・ケーキとチーズスコーンでお茶。今日のリッチモンドはどこも藤の花で一杯でした。
3時半にハム・ハウスを出た後は、ピーターシャム・ナーサリー経由でリッチモンド・ヒルまで又かなり歩き、ミック・ジャガーの家の前から、さっき歩いた所を見下ろすリッチモンドの定番である眺望を。
気温も20度以上あり、太陽を浴びながら自然と歴史を楽しめて充実の一日でした。
明日はころっと変り、仕事とオペラという普通の生活に戻ります。
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