<18th July Sat>
午後はROHの研修生たちのコンサートで、例年よりも舞台セットも衣装も頑張ってくれて楽しめましたが、なんと一人、えっ!という人が混じってて違和感ありました。ネリー・ミリチョーはそこそこ人気のあった往年のソプラノですが、時代掛かった大芝居はまるで「サンセット大通り」のグロリア・スワンソンみたいだった・・。 若手アーチストを支えているらしいので、その御礼ってことかもしれませんが、一部であっても主役(アドリアーナ・ルクヴルール役)させてあげなくてもいいんじゃないの? 若手アーチストのコンサートなのに、おばあちゃん声の人がしゃしゃり出たら変でしょ。
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一昨日のラ・ボエームの長寿プロダクション最終日には着物で行きました。
爽やかな日で最高気温がせいぜい25度くらいだったので袷でもいいんでしょうけど、薄物を今着なくていつ着るんだ、ってことで、紗の透ける清涼感で日本でご覧の方も暑苦しく感じないようにしてみました。
風通織り(つうふうおり)という摩訶不思議な布地で、異なる色の糸を用い て二重組織の平織りとし,表と裏に同じ文様が異なる色で表れるように織ったものですが、二重織りでもすごく薄いし、一体どうやったらこんな風になるのかさっぱり理解できない構造ですが、大好きな着物です。
一人で行ったのですが、ブログを通して知り合った日本の方がお着物でいらっしゃるということで、私も目印に着物で。
薄いグリーンで板に付いた上品な着こなしの美しい同世代の方と着物でご一緒させて頂けて、この記念すべきさよなら公演がより思い出に残る夜となりました。
たくさんの方に褒めて頂きましたが、ハンガリー人のお婆ちゃんが、私の博多献上帯を、「ハンガリーの民族衣装の柄と似てるわ」、とすごく喜んでくれました。たしかに感じそっくりかも。 意外なところで繋がる民族衣装の輪!
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