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開会式のモノ作り
日本チームは快調ですね、一日目で銀メダル2個も取れて、凄いです。
それに引きかえ、イギリスはなんとゼロよ。ほぼ確実に金メダルが取れそうだった自転車ロードレース、6時間も皆で応援したのに結局銅メダルすら取れず、すっかり出鼻をくじかれてしまいました スタート前にチャールズ王子やキャメロン首相が激励したのが余計なプレッシャーを与えたのかしらん?
ところで、人気種目の切符は売り切れということだったのに、超人気の水泳ですら良い席がたくさん空いてるのがけしからんと問題になってます スポンサーに渡した切符らしいのですが、私も水泳が一番見たかったのに・・。ビル・ゲイツ氏はプールサイドの良い席に座ってましたけど
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金曜日の開会式、ミスター・ビーンやジェームス・ボンドばかりが話題になってますが(こちら
)、うちのムスメのボーイフレンド君が働く会社が作ったモノも登場したので、いくつかご紹介しますね。そう言えば、かなり前にこっそり教えてくれたのは、これらのことだったのね、今になってわかった次第。
病院のシーンで出て来た巨大な赤ん坊は、テレビではわかりませんでしたが、本なんだそうです
入院中の子供が本を読んでるという設定なんでしょうが、ハリポタ作者も登場してちょっとだけピーターパンを朗読してくれたし、ハリポタの悪役ヴォルデモートもでかく作られました
ベッドから空気で膨らんでモコモコ出て来たのは不思議の国のアリスのスペードの女王
ピーターパンもいたんだそうですが、気付きませんでした。人やモノがたくさん登場し過ぎましたね。
しっかり長くテレビに映ったのは、テムズ河をスピードボートで疾走するベッカム選手の場面で、女性が抱えtてる聖火を風から保護するケーススタンドと、後ろのジェットエンジンみたいに見えるけど実際にはただの飾りも作ったそうです。この他、中にウエブサイトの発明者がデスクに座ってたレンガの家も。
ムスメは今Thor 2(邦題はマイティ・ソー2)という映画用の鎧作りで忙しくて週末も働いてるので実家にも来られないのですが、電話で話したところ、開会式にはボーイフレンド君も産業革命の労働者の衣装で参加し、作ったものを動かす操作をしてたそうです。そして今日は聖火台以外のものを引っ剥がす作業をしたんだそうです。ご苦労様。彼はこのために数ヶ月忙しかったのですが、そのうちムスメと一緒に遊びに来てくれたら、色々面白い話が聞けそうです。
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最年長のボンド・ガール
<29th July Sun>
やれやれ、チームGB、やっとメダルが取れました(女子自転車ロードレースで銀、女子水泳で銅の2個)。自転車は、昨日勝てる筈だった男子が崩れた後、マークされてなかった無名の女子選手が接戦の末金メダルを逃すという結果に。プレッシャーがなかったのが良かったかもですね。一方の水泳選手は前回オリンピックで金メダル2個取ってるので今回も期待されて痛々しいくらいでしたが、よく頑張ってくれました ハンガリーでのF1レースでもハミルトン選手が優勝してくれて、昨日の落ち込みムードからかなり回復。
スポーツTV観戦は精神的に疲れるけど体はなまるばかりなので、明日は絶対に泳ぎに行こうっと。ジムのプールはきっと異常に混んでるだろうけど。
オペラやコンサートのことも印象深いうちに書き残しておかなくちゃと思いつつ、又オリンピック記事なんですが、もう一つだけ開会式記事でいいかしら?
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さすがは世界の超スーパースターであらせられる女王様、やっぱりこれが開会式の一番のハイライトとみなされるようですが、開会式の立役者ダニー・ボイルの発案だったそうです。
でも、いくら全権を任されてる総監督でも「もしもし、女王様、一つ面白い案を提案させて頂けますでしょうか?」と直接電話するわけにはいかないので、まずは側近に相談。その段階で、「馬鹿なこと申すでない」、と一刀両断されたら終わりだけど、「それは面白そうだから、ボスに意見をきいてみよう」ということになり、女王様は即快諾して下さったとのこと(元ネタは→こちら )。
なんて理解があって風通しの良い宮廷と、柔軟で乗りの良い王室なんでしょう。皆で開会式を盛り上げようという心意気が素晴らしいですね。
映像でジェームス・ボンドがタキシード姿でバッキンガム宮殿(という想定の)お屋敷に現れた時は、きっと誰もが、「あ、007だ。やっぱりね。でもこれ本当にバッキンガム宮殿かしら、それとも映画The Queenのセット?」と思い、デスクに座る白髪の女性の後姿が映された時は、「きっと、そっくりさんよね。でも、まさか、もしかしたら・・・」、
で、振り向いたら、うわーっ、ホンモノだ~っ
というこのシーンに一番びっくりしたに違いないですよね。私とトーチャンはそうでした
その後二人でヘリコプターに乗り(乗ったことにして)、二人でパラシュート(もちろんユニオンジャック)でスタジアムに飛び降りて・・・、
同じ衣装で女王様が貴賓席に登場なさった時は大喝采。いやー、実に(実現したことが)びっくり仰天の見事な演出でした。
ボイル監督によると撮影されたのは4ケ月前とのことで、NGは出ず一回でOKだったんだそうですが、そりゃそうよね、女王様は大ベテランなんだから。
で、女王様からの条件はただ一つ、「着るものはこちらで決めるから」だったそうですが、それから暫くの間、女王様は皆を驚かせることを大層楽しみになさってたんでしょうね
実際にパラシュートでヘリからジャンプしたのはこの二人ですが、女装の彼いわく、「ただ一つ残念だったのは、この衣装を頂きたいと頼んだのに拒まれたこと」なんだそうです。それくらいいいのにと思うけど、彼はシークレット・エージェントじゃないし、秘密が漏れるのを心配したんでしょうかねえ?
女王様は今日どこにいらしたのか知りませんが、ご主人のエジンバラ公は娘と一緒に孫娘の応援にいらしたようです。ザラ・フィリップス選手の母親のアン王女も離婚した父親もオリンピックの馬術選手でしたから、念願叶って初出場で張り切ってて、現在団体で3位。
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ぬか喜び・・・、だけど、万歳、百年ぶりのメダル
<30th July Mon) オリンピック3日目
晴れて日中最高が20度ちょいという理想的な爽やかさのロンドン。
心配されてた交通の混雑も大したことなくて、スムーズに出勤できました。
日本チームは順調にメダルを増やしてて羨ましいです。チームGBは、たくさんの種目で4位とか5位とか奮闘してるのに、メダルには結び付かなくて苦戦してますから。
でも、今日は、日本の皆様もご存知のように、体操男子団体で銅メダルが取れました
夕方だったので、私も急いで帰宅して終盤を生で観ることができたのですが、いやー、ドラマチックな展開になって、面白かったです。
まず、メダルが取れるなんて誰も期待してなくてプレッシャーなかったのが幸いしてか、5人の若者たちは伸び伸びと演技し、銅メダルを取れたと思った時はイギリス国民は皆テレビの前で小躍りしたに違いないです。
なんせ、体操には最近力を入れて急上昇してるとは言え、オリンピック団体決勝出場は88年ぶり、メダルはちょうど100年前の銅メダル以来という超久し振りの快挙ですから、会場にはウィリアム王子とハリー王子も応援に来てて、狂喜すること数分間。
そしたら、えっ、なんですって? 鞍馬から転げ落ちた内村君の点数があまりに悪かった結果、なんと、イギリスチームは銀メダルですって!
うわーっ、oh, my god! それはそれはtoo muchだ、too good to be trueだ
と信じられない思いで頬をつねってたら、なんと日本チームが抗議。判定を待ってる10分間は長かったけど、メダルが取れたということが大切なのであって、銀でも胴でも大して変らないよね、と選手も含め皆が感じてたに違いないです。
結果は日本が2位になったのでイギリスは3位になってしまいましたが、それだって歴史的な偉業だし、第一、人の失敗によって実力以上のご褒美をもらって喜ぶのもスポーツマンらしくないですよね。日本チームとイギリスチームはフランスで一緒に2週間トレーニングして仲良しらしいし。
さて、明日は退社後にウェンブリー・スタジアムに、女子サッカーGB対ブラジルの試合を観に行きます。GBはすでに決勝トーナメント進出決定してるので、気楽に観戦できそうです。この巨大スタジアム、完成してすぐに施設見学ツアーに参加したことがあるのですが、試合を観るのははじめてなので、全く違う雰囲気を味わうのが楽しみ。
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オリンピック女子サッカー観戦
<1st August Wed>
5日目にしてやっと金メダルが取れたチームGB しかも、2個
どちらも金メダル最有力候補だったボートの女子ペアと男子自転車タイムトライアルですが、プレッシャーに勝って悲願達成 そろそろ、「開催国なのに金メダルありゃせんがね」と馬鹿にされるところでしたもんね。
内村君の金メダルもおめでとうございます。なんて愛想のない子だと思ってましたが、やっと嬉しそうな笑顔を見せてくれました。しかし、ここだけの話、あのヘア(頭も腋も)、なんとかならないものでしょうか? 銀メダルの爽やかなドイツ人青年みたいにさっぱりすればチャーミングなのに・・・
(クリックで写真は拡大します)
昨夜は会社が終わってから、女子サッカーのイギリス対ブラジル戦を観に行きました。
サッカーの殿堂ウェンブリー・スタジアムは我が家から地下鉄一つの近さで、建設中から何度か見学に出かけたし、毎日通勤地下鉄の中から見えてるので親しみのある競技場なんですが、完成直後に見学ツアーには参加したものの、サッカー試合を観るのははじめて。
空席問題が騒がれてますが、やっぱりここでもそれが明らかで、競技関係者用のブロックだけガラーン
そもそも、サッカーの試合を実際に観るのはこれが初めてなんですが、、家族連れや少女グループがとても多かったので、きっといつものサッカー試合とはきっと雰囲気がうんと違うんでしょうし、両チームともすでに決勝トーナメント進出は決定してるので緊張感はなく、その上、なんと開始して1分半でイギリスがゴールしたので、わーい、勝てば尚更楽しいオリンピック・イベントだ~、という感じで、メキシカン・ウェーブを何度かやったり、アクションの度にお祭り騒ぎの大歓声
結局その後点は入らず1-0でイギリスが勝ちましたが、シュート回数はとても多くて(時にブラジル側の)、もちろん男子のようなスピードと迫力はないけど、全力でプレーしてくれたので(偶然にもこの日はすぐ隣の会場で例のわざと負けようとしたチームがいたけしからんバドミントン試合をやってたんです)、観ていてとても楽しい試合でした。20ポンドの安い席だったので選手の顔は見えず、その点ではテレビ観戦に劣りますが、テレビでは映さない色んなことが回りで起こってるのがわかって面白かったし、やっぱり皆で盛り上がるというのは気分いいですね。
なでしこ試合も含めあちこちで女子サッカー戦は切符の売れ行きが芳しくないのですが、この試合には9万人収容のスタジアムに7万人が入り、女子サッカー戦でこんなに客が来たのははじめてなんだそうです。日本ではなでしこジャパンのおかげですでに大人気ですがイギリスではまだまだですから、こういう機会で一気に注目を浴びて、特に少女たちは刺激を受けたでしょうから、女子サッカー人口が一気に増えるきっかけになる筈。こうして裾野が広がるのがオリンピック開催の一番のご利益なんでしょうね。
ところで、女子サッカーというのは最近のことだと思っていたのですが、実はそうではなく、イギリスではかつては結構人気があったようで、これまでの集客記録はなんと1920年の5万3千人。さすが、今はどんどん追い越させれてるけど、昔からパイオニア精神には満ちてたイギリスです。
幸い通路の横の席だったので9時半の終了と同時に出口に猛ダッシュ
混雑を考えたら歩いて帰宅するほうが早いだろうと思ったんですが、あちこちブロックされてて行きたい方向に行けず、結局地下鉄に乗り、大急ぎの甲斐あって、10時15分過ぎには帰宅できました。まごまごしてた知り合いは、駅に辿り着いたら11時だったそうです。
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チームGBにゴールドラッシュ
<2nd Aug Thus>
今日は記事を書かないつもりでしたが、なんとチームGBがメダル競争で一気に5位に躍り出て、、そんなのおそらく今日だけでしょうから、お祝いに、思わず抱き合って喜びウィリアム王子とケイト妃の写真だけでも貼っておきましょうかね。
オリンピック6日目、チ-ムGBは金メダルを3個も取れて、合計5個になりました。(銀6、銅4の計15個)
まず、射撃(動く標的を撃つ競技)とカヌー、というほとんど話題にならない地味な種目で金メダルが取れました。
「へえ、そんな種目もあるのね。ま、メダルに貴賎はない筈なんだからいいことにしましょう。一昨日まではもう何でもいいから金メダル取らなきゃ開催国の面目丸つぶれ・・」、と大焦りだったわけだし。
そしたら、イギリスではメダルの稼ぎ頭であるホットな自転車チームスプリントで期待通りの一等賞
ウィリアム王子とハリー王子は毎日のようにメダルが取れそうな種目の会場に現れて声援を送っていますが、今日はそりゃ新しく出来た豪華な自転車競技場の初日に決まりです。
あら、キャメロン首相も来てたのね。でも、ウィリアム、ハリー、ケイトがスポーツイベントに相応しい気楽ないでたちでなのに、首相は堅苦しい背広姿で浮いてること・・。
ところで、今日のゴールドラッシュ、会社に行ってた私は一つも生中継で観られませんでした。悲しいったらないわ
でも、わーいわーい、やっと仕事が片付いて、明日からは休暇に入るので、リアルタイムで感動を味わえます。嬉しいったらないわ
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金メダルの競輪美女
<3rd Aug Fri>
一日中家でオリンピックTV観戦しましたが、なでしこ勝利、おめでとうございます。残念ながらチームGBはカナダに負けてしまったので、イギリス対日本の決勝戦は実現しませんが(そんなことになったら、私はちょっと複雑ですけど)。
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一応オペラ・ブログなわけで、オフシーズンと言えども書きたいことはあるんですが、今日は昨日に続きチームGBが金メダルを3個も取って、金8、銀6、銅8、合計22個でランキング4位に上昇したので、しつこいと言われようが、また予定を変更してオリンピック記事にしてしまおう。
今日もう1個取れてれば、韓国を抜いて3位になれたって凄過ぎるけど、でも、もしかしたら(一時的にせよ)3位も夢ではないかも、って気がしてきました
今日取れた金メダルはボートと自転車競技2つで、評判通りイギリス人は座って行なう種目に強いと言うことを証明。私は、乗り物や道具を使わずに体だけで勝負する種目の方が好きですけどね。
今日の金メダル獲得選手の一人である31歳のヴィクトリア・ペンドルトンVictoria Pendletonは、北京五輪で金メダルを取って以来、美人選手の代表としてゴージャスなドレス姿で登場したりやCMに出たりヌードにもなったりして、スポーツ以外のことで注目を浴び、ロンドン・オリンピックでもピンナップ・ガールなんですが、昨日は勇み足で違反して失格
今日も駄目だと、「ほら、あんなにちゃらちゃらしてたからだ」、と言われてしまいそうですが、今日はしっかり実力を出し切って、競輪で金メダル。よかったね。
ところで、ペンドルトン嬢は愛らしい顔立ちなのはたしかだし、ソバカス素顔もチャーミングなんですが、化粧をするとぐっと女ぶりが上がるところが素晴らしくて、「メイクの威力ってやっぱり凄い! 私も手を抜かずに励もう」、と多くの女性の励みになってるに違いないです。
そして、
ピンナップ・ガールと言えばこの人に決まりですが、ケイト妃は今日は頑張って3箇所回って観戦。
途中で違う服に着替えて登場して公務にいそしみ、「まあ、イギリスにはあんな素敵なプリンセスがいて良いわねえ」、と羨望してもらうという大事な役目を立派に果たしてくれました。
朝は陸上競技初日の激励にオリンピック・スタジアム、午後はホッケー試合でしたが、その二つにはスポーティなシャツとジーンズ姿で。
そして、ウィリアム王子と一緒に夜プールで競泳を観戦した時はちょっとあらたまったジャケットをお召しだったのは、この間にオリンピック以外の公務があったのかしら? それともこの後どっかにディナーにでも?
私の好きな種目が終わってしまったけど
<4th Aug Sat>
便利なハイテク時代になったもので、今回のオリンピックは全ての種目をテレビ生中継で観られるので、2台並べてあれこれちょこちょこ観てます。3Dで観られるのもあるのよ。
その中で、小さい頃から泳ぐのが好きで今でもジムのプールに週3回くらい行ってる私が一番熱心に観るのが水泳です。つるんとした逆三角形の裸の上半身の男性もセクシーですしね
今日で終わってしまって淋しいのですが、日本チームは健闘してメダルたくさん取れましたね。BBCの司会者者たちも何度も誉めてましたよ。
GBの水泳チームはメダル数こそも銀1個と銅2個だけとふるわなかったんですが、決勝出場者数は23人で3位と上出来。ちょっと前までは決勝に出られるだけでニュースだったことを思えば、健闘ぶりは明らか。でも、そりゃメダルを取ってなんぼですから、やっぱりGBチームは日本に負けましたわ。
でも、考えてみれば、日本人より体格は立派なのに勝てないのは当然という気もします。日本では夏は屋外プールに水さえ入れときゃ泳げるので市民プールや学校プールがあるのは当たり前なのに比べると、北国イギリスでそれは無理。子供なら誰でも泳ぐ機会がある日本とは全く事情が違います。やっぱり水泳人口の大小は影響が大きいのではないかしら?
そんな状況でイギリスは頑張ったと思いますが、それよりも、今日は他の種目でも金メダルが束になって転がり込んできて(全部で6個)、一日で取れたイギリスの金メダルの数では過去百年では最多という歴史的な日になりました
まずボート2個と自転車1個が取れた時には、嬉しいけど、正直、「又、座ってやる種目か・・・。参加国も限られてるしなあ・・」、という感じでしたが、夜になって華やかな陸上競技で3個(女子七種、男子走り幅跳び、男子1万メートル走)も勝てて、巨大なオリンピック・スタジアムが大いに盛り上がりました。ウィリアム王子やケイト妃ももちろん観戦してましたよ。
元々今日はスーパー・サタデーと呼ぶほどのハイライト日だったんですが、最も注目された陸上女子七種競技で期待通り金メダルが取れたのが一番めでたかったです
26歳のジェシカ・エニスは本大会のヒロイン的な存在で、ポスターなどに登場した有名スター選手。大変なプレッシャーだったろうに、小柄な彼女がでか女たちを打ち負かして素晴らしい成績でぶっちぎりの優勝。
これで本当にやれやれだし、金メダル14個となって3位に躍進し、目標(4位)以上のランキングをこのまま維持できそうなので、これからは気楽に楽しめます。
そう言えば、1964年の東京オリンピック(小学5年生だった私は結構覚えてます)でも日本は16個も金メダルを取って開催国の面目を立派に保ちましたが、その時の安堵と興奮に似てるかもしれません。
というわけで、イギリスにとっては素晴らしい日だったので、又オリンピック記事になってしまい、毎日しつこくてすみません。
明日はムスメが遊びに来るのでずっとテレビを観てるわけにはいかないでしょうから、テレビにかじりつくのからちょっと一休みできそうです。
それに、家にばかりいるのもそろそろ飽きるでしょうから、来週は休暇取ってることだし、実際に何かを観に行く気になるかもしれません。少なくとも来週の木曜はオリンピック・スタジアムの切符を持ってますから、すごく楽しみ。
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爽やかトライアスロン兄弟
<7th Aug Tue>
一日中テレビにかじりついてて他には何もできませんが、オリンピック観戦休暇中ですから、これが正しい毎日の過ごし方とも言えます。やっぱりスポーツはリアルタイムで観るのが一番ですもんね。おかげで、なでしこの準決勝の生中継も観られました。後半はらはらさせられたけど、決勝進出できてよかったですね。
快進撃続行中のチームGBは現在金22、銀13、銅13(計48個)とメダル数でも3位を心配なくキープしてますが、勢いに乗るというのは凄いことで、一昨日は男子テニスで、前日ミックスダブルスを2試合もやって疲れてるだろうに、アンディ・マレーがフェデラーをストレートセットであっさり負かして先月のウシンブルドンの雪辱を果たした上に、その直後の超にわか作りのミックスダブルス決勝でももう少しでランキング1位のペアに勝てるところでした。イギリス・テニス界のお姫様とも言える愛らしい18歳のローラ・ロブソン嬢とは時間がなくて全く一緒に練習しなかったそうなのに。
金銀メダルを首に掛けてるのはアンディとガールフレンドのキムちゃんが飼ってるワンちゃんたち
さて、実は私が秘かに一番楽しみにしてたのは実は男子トライアスロン。1500メートル泳いで43キロサイクリングして最後は10キロ走るという人間離れしたことをするだけでも驚異的で尊敬しますが、イギリス北部ヨークシャーに住む世界ランキング1、2位のブラウンリー兄弟が優勝候補だとちょっと前に雑誌で読んでから、是非金メダルと銀メダルを取って欲しいものだと思ってました。
そして、今日、2時間近いドラマチックなレースの結果、お兄ちゃんで24歳のアリステアーが見事金メダル。銀はスペイン人に取られたけど、22歳の弟ジョナサンが銅メダルを取って、まずはめでたしめでたし。弟が勇み足でバイクにほんのちょっと早く乗りすぎて15秒のペナルティーを食らってしまい、それでも銅メダルって凄いですが、でもそれがなかったら展開次第では銀メダル取れたかもしれないのは口惜しいけど。
金メダルを取ったお兄ちゃんは頭も良くて、ケンブリッジ大学に医学を学ぶために入学したものの(両親ともお医者さん)トライアスロンとの両立は無理と悟って退学し、地元の大学でスポーツ科学を専攻しながらトライアスロンを優先した甲斐がありましたね。本当によかった、よかった。
2位をかなり引き離してもう安全とわかったお兄ちゃんは、観客から差し出されたユニオン・ジャックを掲げ、ゴールに向かって段々ゆっくり、最後は歩いてゴールしたんですが、かっこ良い余裕の演出だなあ、と思ったら、「もうヘトヘトで少しでも早く走るのをやめたかった」んだそうです。そりゃそうでしょうね。弟は疲労で倒れてしまい、それが理由で表彰式が少し遅れたほとです。
実際にハイドパークに応援に行こうかとも思ったんですが、行かなくて良かったです。爽やかな兄弟は人気なんでしょう、凄い人出で、全く見えなかったでしょうから。
因みに、金メダル22個の内訳ですが、①座ってやるもの計16=自転車8、ボート4、馬術2、カヌー1、ヨット1、②それ以外計6=陸上3、トライアスロン1、テニス1、射撃1ですが、お得意のボートと自転車が終了した今、あと一番期待できるのはボクシングのようです
明日はまた一日テレビにかじりつきますが、木曜日は朝早くからオリンピック・スタジアムに行きまーす
気分的にも、オリンピックが終わるまではオペラの記事なんか書けませんね。プロムスもどっかに吹っ飛んだし。
話題のブラウンリー兄弟、今日になってネットに幼い頃の兄弟と両親と写真が出て来たので、追加しておきます。クリックで拡大します。
アリステア6歳、ジョニー4歳。イギリスの子供は誰でも小さい時からネクタイなんです。
ご両親は共にお医者さん。
青空の下、オリンピック陸上競技観戦
<10th Aug Fri>
また昨日から真夏のロンドン
今日はロイヤル・オペラ・ハウスにThe Olympic Journeyという展示を観に行きました。無料でもあり凄い人気で、入るのに30分以上も行列しましたが、過去の聖火トーチと金銀銅メダルはなかなかの見もので、その甲斐はありました。でも、「えーっと、いつもと全然違う~」と思う程大掛かりなセットを折角作ったんだから、もっと長くやってくれればいいのに(どうせずっとパフォーマンスは無いんだし)、オリンピック期間中だけってのは残念。だから私たちも家でずっとテレビ観ていたを諦めなくちゃならなったし。
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昨日(9日)、待ちに待ったオリンピック・スタジアムに行って来ました。
暑い中、陸上競技観戦後にオリンピック・パークを歩き回り、凄い人混みでぐったり疲れてしまったのですが、そのことは明日書くことにして、今日は観戦した競技についてだけ(写真はクリックで拡大)
競技は9時開始ですが、セキュリティ・チェックとかに時間が掛かるかもしれないので朝早く起きて家を6時45分に出ました。一つ前の駅で降りて15分歩いたら、えらくすんなり入れました。
外壁のストライプ、遠くからだとなかなか効果的ですが、近くによったら、なんだ、布か。良いアイデアだけど。
シンプルな作りで、お店は全て外にあるので、8万人収容の大スタジアムですが、席にはすぐ着けます。
私たちの席は一番安い席(20ポンド)で、後ろから8列目。これでは、肉眼では競技者の顔なんてもちろん見えないわ。
でも、開会式で感動だった聖火台も近いし、こんなカンカン照りの日は屋根が付いてて日陰にいられてありがたいわこと。(開会式ではフィールドの真ん中にあった聖火台を隅っこに移動する時に火を消したんだそうです。そんなのあり?)
この切符は、朝9時から午後4時までと、陸上の中では時間は他のどの日よりも長いのですが、午前中は決勝はない上に、きっとこの日は一番つまんない種目だったんでしょう。
だからこそ切符が買えたわけですから、この値段でスタジアムに入れただけでラッキーと充分感謝してますが、それにしても、残念なことが重なって、予定よりももっとつまんなくなってしまいました
盛り上がらなかった一番の理由は、イギリス人選手が出てない種目が多かったこと
女子高飛び予選は最初から誰もいエントリーできてないので仕方ないとしても(私たちからは遠くでやってたので、どうせよく見えなかったし)、デカスロン(十種競技)に出場した若いニイチャンは前日の3種目やっただけで怪我で降板してしまい、これでは興奮して声援する場面がないわ。スポーツはやっぱり誰かに勝って欲しいと願わなくては楽しみ半減ですもんね。
唯一イギリス選手が出たのが男子400メートルx4リレー予選で、観客はここぞとばかりに歓声を上げて盛り上がり、無事イギリス・チームは決勝進出を果たしましたが、予想もしなかったがっかりアクシデントがありました。
南アフリカのチームには、ブレードランナーとして有名なあの義足のオスカー・ピストリウス選手が第三走者として出場したんですが、彼の前の選手が転んでしまい、そこで南アチームはストップ スタートラインで待ってたのに結局出番がなく夢破れてとぼとぼと去っていく可哀相なブレードランナー・・・
で、その後、ケニアのチームが南アの邪魔をしたってことで失格。結局南アチームは今夜の決勝に出られることになり、やっぱりビリだったとは言え、ピストリウス選手の決勝進出の夢は叶ったわけで、彼にとっては幸いなアクシデントだったわけですが、彼が走るのを見るのが今日一番楽しみにしてた私はどうなる
日本チームはビリだったけど、世界の強豪と一緒に予選に出られるだけでも凄いですよね(写真はスタートを待つ第一走者の高瀬選手)。
そして、今夜の100メートルx4リレーの予選で頑張って、なんと決勝出場! 素晴らしい
バトン渡しでドジって失格したお馬鹿なイギリス・チームの分まで決勝で頑張って下さいね。
テレビで観るほうが選手の表情がよく見えていいのですが、生で観るよさは、テレビでは映らない舞台裏が見えることで、選手たちが結構大きな荷物を持って移動するのも意外だったし、選手の順番待ちの様子や係員とカメラマンの行動も面白かったです。
中でも一番楽しめたのが、フィールドで活躍するミニ版ミニ・カー(上の写真で2台映ってます)。この日は円盤投げの円盤を投げる位置まで運ぶのが役目でしたが、円盤を一つづつ乗せて走るけなげな姿が可愛かったです。あわや円盤にヒットされそうになって、リモートコントロールで咄嗟に逃げる場面もあったし
イギリス選手が出ないのであれば、十種競技のに右代啓祐選手を応援することにして、実は遠くで棒高跳びをしてる時は退屈でちょっと居眠りしちゃったんですが、ウシロさんの出るときだけはしっかり双眼鏡で見ました。
彼は棒高跳びが得意のようで、4メートル90センチ飛んでBチームの中では首位となり、大きな拍手をもらってました。
陸上十種競技に日本人選手が出るのは東京オリンピック以来だそうですが、結局20位だったものの、196センチと西洋人や黒人にも劣らないウシロさん、カッコ良いですね。
この日にやったのは100メートルハードルと円盤投げ、棒高跳びの3種目でしたが、一人で10種目もするわけで、ひとつひとつはそりゃ専門選手に比べると見劣りしますが、やっぱり凄い超人的スポーツだわあ。
1時間のランチブレークの後は棒高跳びだけだったので、観客がどんどん減って最後はかなり淋しい状態でしたが、私とトーチャンは最後までいて、終わったら4時15分過ぎ。日陰にいる限りはとても爽やかで気持ちの良い観戦でした。この後外に出たら大変なことになってましたが、それは又明日。
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オリンピック・パーク見学
<11th Aug Sat>
休暇取って毎日オリンピック三昧してるのでわからなくなったけど、そうか、今日は土曜日だったのね。
ボクシングの村田選手の金メダル、おめでとうございます。生中継で観てましたよ。チームGBのボクシングも好調で既に金メダル2個取ってるし(一つは女子)、明日も二人が決勝に出場。イギリスでは労働者階級のスポーツであるボクシングでも金メダルを取るのは社会的にも大切なので、明日も勝てるといいな。予想以上にメダルは取れたので(なんと金メダル28個)、もう充分なんだけど。
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8月9日にオリンピック・スタジアムで盛り上がりに欠いた陸上観戦した時のことは昨日書きましたが(→こちら )、今日は観戦後のオリンピック・パーク散策についてです。
オリンピック・パークには競技或いは入場切符を持ってないと入れないので、私たちにとっては唯一のチャンス。4時過ぎに陸上競技が終わってからパーク中を歩き回り、できれば夜まで居座って、ボルト選手の200メートル決勝を、会場の大歓声を感じながら大スクリーンで観るのもいいかも。
スタジアムの周りにはお花畑
と思っていたんですが、パークは結構広い上に大スクリーンはスタジアムのすぐ近くではなかったし、凄い人出。お店や屋台は長蛇の列で、これではまるですごく混んでる日のディズニーランドか万博だ
おまけに暑いったらないわ。30度には行ってなかったと思うけど、カンカン照りでコンクリートの照り返しでヒイヒイ。少ない日陰に大勢が避難してました。
↑ 白いい巨大テント風建物は仮設バスケットボール競技場。
↓ 写真2枚は水泳と飛び込みの競技場で、両脇の白い客席部分はいずれ取り払われますが、いつかここで泳いでみたいわ
↓ パークの隅っこにある自転車競技場(写真下)の辺りまで来ると人も少なくて落ち着きますが、
↓ 選手村
競技場の夜景は見たいけど、疲れたから夜までいるのは諦めて、家に帰ってテレビ観ようっと。なでしこ決勝戦もあるしね。
あ、珍しく列の短い屋台があるから、熱々のコーニッシュ・パスティ(コーンウォール風パイ)を立ち食いしながら駅に向かいましょう。
僅か20ポンドだったスタジアム入場切符には地下鉄やバスの一日切符もおまけで付いてくるのですが(定期券持ってる私には不要だけど)、折角だから、Stratford Internationalというエクスプレス・レールに乗りましょう。ユーロスターの線路を使うこのノンストップ電車は6、7分であっという間にSt. Pancras駅に着き、いつもと違ってちょっとした旅行気分も味わえました
さて、明日はいよいよ閉会式。その前に競技も結構あるから、もう一日目一杯観戦しましょう。
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オリンピック終了
昨夜のオリンピック閉会式、テレビで観る人にとっては、なんかパッとしませんでしたね~
この手のイベントには、皆が「おお~っ!」と喜ぶような顔ぶれの歌手を揃えるのが大事なのに、大物に断られたから仕方なくこの人にしましたって人が何人もいて、こないだの女王陛下のダイモンド・ジュビリーに比べてもうんとしょぼかった。
退屈なので、誰が生で歌っているか口パクかとかばかり気になりましたが、生パフォーマンスを観るのが好きな私は普段は口パクはすごく嫌だけど、この際それは譲るから、スターのオーラと存在感でビジュアル的にインパクトのある人たちに出てもらいたかったです。(第一、なぜ王室代表がハリー・王子なの?)
そういう意味では、一番楽しめたのは、ワンナイトオンリーのスパイス・ガールズ。全員今でもメディアにはよく登場するので「あの人は今?」的な好奇心はないけれど、久し振りに5人揃った姿はやはり懐かしくて。全盛期にちょうどうちのムスメがコアなファン層だったし、私も結構好きだったので、そう言えば母娘二人でコンサートに行ったこともありましたわ。
何度もスパイス・ガールズ再編成の話はあったけど、どうもヴィクトリア・ベッカムだけが嫌がってたらしいのですが(当たり前よね、超有名人の夫だけじゃなくてファッション・デザイナーとしてもそこそこ活躍してる彼女は、他のメンバーたちのように過去の栄光にだけすがる必要ないから)、今回やっと出てくれることになったのは、きっとオリンピックを盛り上げるのに大いに役立ってるベッカム選手の説得に違いなくて、3人の息子たちもきっと「お母さん、やってよ、僕たち観たことないし」、と頼んだのではないかしら? 狙いは当たって、話題性と華やかさでは彼女たちが一番でしたよね?
華やかさを言えば、ナオミ・キャンベルやケイト・モスのスーパー・モデルたちが折角出てくれたのに(スポーツの場に相応しいかは別として)、画面でそのインパクトを充分伝えられなかったのは惜しい。
この場面だけでなく、全編を通して演出(というよりカメラアングルが)悪いのが気になりました。カメラマンとかが何度も写って舞台裏を暴露しちゃうなんて初歩的な間違いでしょうが。開会式が画面上で素晴らしかったのは、ダニー・ボイルが映画監督らしく全てのショットを最初からきっちり上手に決めてたからなんですが、閉会式は選手たちを写さななくちゃならないからそれは無理としても、盛り上げ方が下手
ムスメのボーイフレンド君が働いてる会社がほとんどのモノ作りを請け負ったのですが、開会式とは違って、セッティングは大して重要ではないし、まああんなものでしょう。
しかし、
ユニオン・ジャックをかたどった舞台にしたのはアイデア的には悪くないですが、あのデザインだと選手たちがまるで囲いに押し込められた家畜のように扱われてしまってとても可哀相でした。選手たちにとってはお祭り気分の中で他の選手たちと交わる良い機会なのに、あんな風に一箇所に閉じ込められたら動けなくてつまんないですよね。
ロサンジェルス大会あたりからだと思うのですが、開会式の主役が選手たちではなく開催国のエゴのためのスペクタクルにになってしまったことに私は怒りを感じてるんですが、頑張った選手たちをご苦労様とねぎらうのが主旨の筈の閉会式までそうなってしまったら、あまりに失礼じゃないですか? こんなことしてたら、開会式や閉会式に来てくれる選手は減る一方で、全く本末転倒
それに、私は、緊張の解けた素顔の選手たちの様子をもっと見たいです。コンサートなんて、他にも機会があるでしょ?
というわけで、私にとっては失望の閉会式でしたが、イギリス中が、「我々だってやればできるんだ!」という自己陶酔状態です。小さな問題はあったけど、心配してた交通機関の乱れも少なかったようだし、僅か一年前に思いも掛けない暴動騒ぎで愕然とした時のことを思えば、人々の気持ちがうんと明るくなったのがオリンピックの一番の功績でしょう
自信を取り戻すのに一役買ったのはもちろんチームGBの選手の予想を上回る活躍で、メダル合計は65個、金メダルは29個。USA,中国に次いで3位ですよ。1996年のアトランタ大会で金メダルが1個しか取れなかったことにショックを受け、その後税金と宝くじの収益をつぎ込んだのが向上の理由のようですが、これがきっかけとなってたくさんの人がスポーツにいそしむようになれば、税金の無駄使いにはならないでしょう。
特に、学校での体育教育を強化しようという気運になってることは喜ばしいです。伝統的に私立学校ではフェア・プレーの精神を育てるためにスポーツは重視されてるのですが、公立学校の体育施設は日本と比べると信じられないくらいお粗末なので、特に貧しい地域では不良化阻止に繫がるわけで、色んな社会問題の解決策としても有効。
大人も運動して健康になれば医療費削減になるし、この集団スポーツ熱生かせれば、えらくお金が掛かったロンドン・オリンピックでしたが、やって良かったということですね。私も、暫く家でテレビばかり観てましたが、来週からまたジムで頑張るぞ~ なんか、すっごく、全力で走りたい気分もするし
因みに、金メダル29個の内訳は以下で、
座ってする種目18個: 自転車7、ボート4、カヌー3、馬術3、ヨット1
それ以外11個: 陸上4、ボクシング3、テコンド1、テニス1、射撃1、トライアスロン1
自転車とボートというお家芸があるのが強味ですが、今回は労働者階級の少年少女に更に刺激を与えるであろうボクシングで勝てて良かったです。
これで終わったわけではなく、2週間後にはパラリンピックもはじまるのですが、以前からパラリンピックには力を入れてるイギリスですから、きっとこれも成功するでしょう。
ジェームス・ボンド映画50周年記念展
オリンピック期間中ずっと休暇を取る予定が仕事の都合でスタートが遅れ、でも年に一度2週間続けて休まないといけないので(不祥事を防ぐための金融界のルール)、オリンピックは終わっても私はまだホリディ中。
家でテレビを観すぎた後は久し振りにどこかに出掛けましょう。できれば、スポーツ漬けの後だから、久し振りに文化に接したいわ、ということで、閉会式の翌日の昨日、トーチャンと二人でロンドンへ。
まず、休暇中の特権を生かして、毎週月曜の10時から2時までは入場無料のコートールド・ギャラリーはどうかしら? 同ギャラリーが保有する巨匠の素描特別展は観たかったのよ。
無料時間だからすごく混んでるかもと心配したけど、そんなことはなくて、小さい作品ばかりですがなかなか見応えのある展示をじっくり楽しめました。詳細は→こちら
をご覧下さいですが、9月9日までやってますので、特に月曜日にヒマな人にはお勧めです。
コートールド・ギャラリーには何度か行ったことがあり、こじんまりした美術館の割には印象派の名作やレンブラントも充実してていつも楽しめるのですが、今回は18世紀のイタリア人画家ティエポロのコーナーに一番惹かれました。最後はスペインに滞在した彼の作品は去年マドリッドのあちこちでたくさん接してすっかり気に入ったので
このギャラリーは、特別展でも写真OKなのが嬉しいです。左のカナレットのロンドンは油絵とは又違う味が出ててグー。右はティエポロの一角。
オリンピックのマスコット、マンデビル(左)とウェンロック(右)は、最初はグロテスクで最悪と嫌われてましたが、最近は見慣れたせいか、そのユニークな姿が可愛いと気。
あちこちに色んなデザインの像が置かれてますが、ここはサヴォイ・ホテルのすぐ前にあるVictoria Embankment Gardens。
その前の道路はすぐ向こうがテムズ河ですが、前日の男子マラソンのバリケードがまだ残ってました。
次はバービカンへ。
Designing 007: Fifty Years of Bond Style(→こちら )をやってるので、これは観なくちゃね。 オリンピックでも女王陛下をエスコートしたシークレット・エージェントのジェームス・ボンドはイギリスのお宝ですから、立派な文化よ
しかし、ふーん、ジェームス・ボンド映画がはじまってから50年も経つのね。こないだマリリン・モンロー死亡から50年というのもあったけど、小学3年生だった私はどちらもリアルタイムで覚えてます。他にも色んなことで50周年を迎える度に日本の田舎での子供時代に思いを馳せ、えらく遠くに来てしまったもんだと感慨に耽る私・・・
このジェームス・ボンド展には、映画に登場した小道具や衣装などがたくさん展示されてるんですが、シーンを全部覚えてなくても関連の映像が効率よく流されてるので、映画を観たことがない人でも結構楽しめます。トーチャンと私は嫌という程テレビやDVD(全部持ってます)で観てますけど、私は女優さんたちの衣装に一番興味持ちました。ドレスだけ見ると全部野暮ったいのに、映画では素敵に見えるのがとても不思議だわ。
中は写真禁止なんですが、ずらっと並ぶポスターと、出来の悪いショーン・コネリーは会場外なので誰でもいつでも見られます。一枚だけあった日本のポスターの前で。他にも絵コンテとか、無料で見られるものも少々あり。
今日(火曜日)は家で溜まってるDVDを観まくって、久し振りにオペラやコンサート鑑賞しましたが、明日は映画でも観に行きましょうかね。
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バットマン映画
<16th Aug Thus>
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2週間休暇も今日で終わり
昨日はトーチャンと映画The Dark Knight Risesを観にいきました。もう日本でも公開されてるようですが、邦題は何かしらと思ったら、ほとんどそのままダークナイト ライジングって・・・
原題からはかけ離れてても、映画のエッセンスを表そうと努力した昔の題名が懐かしくないですか?
この手の作品は映画館で観ないと良さが充分わかりませんが、映像も音響もズドーンと体に響いてきて凄い迫力
作品の出来もなかなか良いのですが、このバットマン・シリーズはやけにシリアスでダークで、ニューヨークの街を恥じずにそのまま使ってるので、別にバットマンじゃなくてもよくて、スーパーマンやスパイダーマンと大して変わらないところがつまんないです
それに比べると、1990年代の前回シリーズは、おどろおどろしいゴシック風のゴサム・シティがクリエイティブだったし、愛嬌ある悪者たちが登場して原作の漫画チックらしさを保ってて、こっちの方が私は好き。
でも、私たちの年代にとっては、バットマンと言えばやはり1960年代後半のテレビ番組ですよね?
実は私は小柄で可愛いロビン君に胸をときめかせていたんです
やっぱり、バットマンにはアシスタント役のロビン少年がいた方が良いと思うのよね。今回は一人だから、執事役のマイケル・ケインがしたり顔でのさばったりするわけよ
今回のシリーズでは、将来ロビンになるキャラクターがやっと登場したのに、これで完結ってがっかりだわ。
折角、人気TVコメディ3rd Rock from the Sunに出てた頃から演技上手だった幼いジョセフ・ゴードン・レヴィット君が成長して大飛躍できるのかと期待したのに・・・。ハンサムじゃないけど、個性派俳優になれそうでしょ?
テレビ・コメディの宇宙人役から → ハリウッド大作映画の正義感に満ちた刑事役
映画を観た後は、同じビルの中にあるジムに行き(私だけ)、ゆったりと泳いだりジャクチでくつろいだりして、リラックス。平日に映画鑑賞と水泳ができて、当然どちらも空いてたし、とても贅沢な気分の午後でした。
しばらくテレビばかり観てたので当然太ってしまい、まずいことになってるので、明日からは仕事に戻るんですが、退社後はヒマなので、短い時間でもいいからジム通いを再開するぞ~ 明日からまた暑くなるみたいだし、もう一度夏を楽しめそうなのも嬉しいし
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猫の訪問者
ああ、暑い!
ロンドン周辺も所によっては30度越してるらしいです。もちろん今年一番の暑さ。
日本に比べれば湿度も低いし外にいる限りは快適なんですが、家は冬用にできてて、もちろん冷房なんてないので、いつもは夏でも窓は閉めて羽根布団に包まってるんですが、昨夜は窓を明けてたのに、何度も寝苦しくて目が覚めました。
せっかくの素晴らしいお天気、どこか田舎にドライブでもするのが正しい過ごし方なんですが、あいにく我が家の車はエアコンが故障したまま(そんなの必要な日なんて滅多にないですから)。
さて、暑さが原因ではないのですが、オリンピックが終わった脱力感からか、ヒマなのに何もやる気がせず相変わらずテレビばかり観てる毎日で、それはそれで楽しいのですが、余裕ができたらブログに力を入れられるかと思ってたのに、いつでもできると思うとダラダラ怠けてしまうものですね。リタイヤしたら時間を無駄にせずにあれこれやれる自信はあったのですが、案外駄目かも。
そんなわけで、すっかりダレてる私、スキン写真に出てる猫についてあっさり書くくらいしかできません。
(写真はクリックで拡大しますので、こんな暑苦しい感じの猫でよければしっかりご覧下さい)
毛並みの長いグレーの猫は、この2,3年よく我が家の庭に遊びに来るのですが、のっしのっしとふてぶてしい態度で、フレンチ窓を通して家の中にいる私たちに気付いても全く気にせず、私たちが庭に出てっても居座ったまま。
それどころか、「俺様の庭を眺めてるだけじゃなくて時々踏み込んでくる奴らは誰なんだ」とでも言いたげで(雄か雌かはわかりませんが)、本当に図々しいんだから。
家に中にまで勝手に入ってきたことがあって、びっくりする私たちを平然と横目で見ながらゆっくり部屋を横切って行きましたもんね。
猫と言えば、
亡くなったジーチャン(トーチャンのトーチャン)は一人暮らしの淋しさから、庭に訪ねてくる黒猫を可愛がるようになり、愛しそうに抱きしめて撫でながらも、「ひと様の猫だから餌はやっちゃいけない」と一線を引いていましたが、結局最後は三食(?)全てジーチャンちで食べるようになり、お泊まりはせず夜は自分の家に帰ってましたが、朝から晩まで一緒に過ごしてました。その時のことは→こちら 。
話し掛ける相手ができただけでもジーチャンにとっては良いことでしたが、うちのトーチャンも平日私がいない時には、そのうち猫を家に入れたりして「僕の焼いたクッキー食べるぅ?」とか言うようになるのでしょうか? (猫はクッキー食べないでしょうから、単なる「たとえ」よ)。
はたまた、実はすでにそういう親密な関係になってるかもしれないですね。だって、50~60センチの距離からじっくり写真を撮らせてもらえて、「貴方のためにポーズ取ってあげるわね」とまで言ってるみたいじゃないですか
私は動物が苦手だし、ペットを飼いたいとは思わないんですが、トーチャンに死なれて一人ぼっちになったら、やっぱり犬とか撫で撫でしたくなるのかしら?
などと、この2週間ほど家でのんびりし過ぎて、老後の生活をつい思い浮かべてしまう今日この頃。
暑苦しいルックスの猫の写真ばかりですみませんが、こんな暑い日はこの猫ちゃんもきっと自宅の日陰でぐったりしてるんでしょうねえ。
明日からは平常の生活に戻りまたオフィス通いですが、最近私が乗る路線の地下鉄はほとんど冷房が効いてるのがありがたいです。片付けようと思ってた夏服ももう一度登場させましょう。
そして、さあ、そろそろ又活動的な生活に戻らなければ
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オテロの悲劇 「あれ~、僕の奥さん、今日は違う人なんだけど・・」
<21st Aug Tue>
窓を開けた上に裸でも寝苦しかった不快な夜は土曜と日曜だけで終わり、北国イギリスのひんやりさが戻ってきたばかりではなく、なんだか一気にもう秋の気配。今週末はバンク・ホリデー3連休なんですが、「そういう時に限って肌寒くてグレーなんだよなあ」、とイギリス人が自虐的に言うような雰囲気になるらしいです
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ROHのオペラシーズンが終わった途端にオリンピックがはじまって、急にすっかりスポーツ・モードに切り替わってしまったのですが、最後のほうに観たオペラも写真だけは準備してあったので、無駄にせずに記録しておくことにします。どうでもいいことを色々書いてますが、オペラの備忘録が一応メイン・テーマですので。
とは言ったものの、果たして7月24の日オテロ最終回(私は3回目)のことを書き残す価値があるのかしら? だって、できれば忘れてしまいたいパフォーマンスだし、第一、あなた半分寝てたでしょ?
はい、たしかに沢山眠りましたが、それは嫌な部分を聴きたくないがための自己防衛が成功したってことです。
えーっ、今回のオテロ、7月12日と18日のパフォーマンスは興奮して褒めちぎってたのに(こちら
→こちら
と)、一体どうしたの? ほら、思い出し泣きしてないで、何があったかちゃんと説明して。
はい、一番怖れていたことが起こったんです、シクシク。考えてみれば、起こるべくして起こったことなんですが、私はともかく、お誘いした友人二人に申し訳なくて・・・。
オテロ夫人のデステモーナ役のアーニャ・ハルテロスは、ROHが余程嫌いなのか、今シーズンは2度もキャンセルしたんですが(プッチーニの三部作とラ・ボエーム)、いつも「個人的な理由で」。それって、ただ嫌だわってことじゃないですか? なので、果たしてオテロには出てくれるのか直前までハラハラしてたんですが、幸い出てくれて、素晴らしいオテロ夫人だったので、2回観られた私はラッキーでした。
でも、もうあと一回で皆勤賞というところまで来て、なんと又「個人的な理由で」ドタキャン。せめて嘘でも良いから「体調崩しました」とか言わなきゃ。しょっちゅう「食中毒です」と謝るゲオルギュー姐さんを見習って欲しいです。ほんと、これじゃあもう信頼感ゼロですよね。ROHも堪忍袋の緒が切れたんではないでしょうか。今シーズンは特にキャンセルが多くて、先日も又ROHから謝罪のメールが来たんですが、病気でもないのに平気で降りちゃうハルテロスは責任大だぞ
いえ、歌手のドタキャンには悲しいかな慣れっこだし、何度も観にいく私にとっては違う歌手を聴く良い機会で、実際福に転じることもたまにはあるので悪いばかりではないのですが、今回最悪だったのはもちろん代役が大嫌いな歌手だったからです。
Timothy O’Brien – Set designs
Peter J. Hall – Costume designs
Robert Bryan – Lighting designs
Michael Popper – Movement Director
Desdemona – Marina Poplavskaya
Iago – Lucio Gallo
Cassio – Antonio Poli
Emilia – Hanna Hipp
Rodrigo – Ji Hyun Kim
Montano – Jihoon Kim
Lodovico – Brindley Sherratt
A Herald – Bryan Secombe
くぐもった声とえらの張った真四角な顔に異常なおちょぼ口、と歌もルックスもハンデの大きいマリーナ・ポプラフスカヤは、一年前に日本でドン・カルロスの代役をやったのでご存知の方も多いでしょうが、ロンドンのオペラ仲間は彼女のことを高く評価してる人は一人もいなくて、皆で「なぜ彼女がこんなに売れっ子なのか理解できない。ロシアン・マネーの大金持ちの情婦か?」とか言い合ってるんです(長い金髪は美しいし、横か後ろから見ると美人だから)。
彼女が色んな新しい役に挑戦したり、あちこちで代役やってありがたがられる存在であることは尊敬しますが、ロンドンの聴衆は十分苦しんだので、お願いだからどこか他所で活躍して下さい。
まあ、彼女を少し弁護すれば、私は彼女が歌う場面は幸いほとんど寝てたので意見を言える立場ではないですが、彼女のデスデモーナは、実は去年ドミンゴ先生のガラ公演でひと幕だけ観てるので(→こちら )、彼女がここでやったものの中では一番ましなんだろうと思うし、真実味溢れる演技はハルテロスよりも上手。少なくとも、この直前に聴いたROH若手アーチスト10周年記念コンサートのロッシーニよりは百倍ベター。軽く転がさなきゃいけないのに勿論できなくて呆れるほどひどかったから(→こちら )。なんて書いてたら、また不快なことを思い出してしまったじゃないの・・
今からロンドンのオペラ仲間がもっとも怖れているのが来年5月のドン・カルロスで、ハルテロス出演予定なんですが、この調子では又キャンセルしそうじゃないですか? そうすると、代役がポプラフスカヤになる可能性極めて大。 だって、2008年も2009年も彼女だったから、きっとROHのことだ、お手軽に又彼女にしようって思うに決まってる。どんな上手な歌手だって同じ役で何度も聴いたら飽きるのに、すでに何度も味わった苦痛をまた繰り返すのかと想像するだけでヘドが出そう・・・
そう、横向いてりゃそう悪くないのよ、貴女は。 あ、でも、こっち向いちゃあお終いよ・・
アントネンコ様が今日も好調だったのは大きな救いだったけど、相手が悪いと足引っ張られるちゃうよね。
私が3度目で多少飽きたということはあるにせよ、他の皆さんもなんだかぱっとしないような気がして、やっぱり上手な歌手が揃うと相乗効果で素晴らしさが何倍にもなるという当たり前のことを再認識。
古めかしいプロダクションなのに、そんなこをは気にならず、オペラはやっぱり歌唱力が最重要とばかりに盛り上がった今シーズン最後のオペラが最後の最後にこんなことになって残念無念
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問題児ハリー王子がまた・・・
遊び好きの問題児ハリー王子がまたアホやらかして世間を騒がせ(またかと言うだけで、誰も驚いてないですけど)、英国王室が世界中の笑いものになってるんですが(ロイヤルウエディングとダイアモンド・ジュビリーで折角人気上昇したのに・・)、馬鹿は死ななきゃ治らないってこのことですね。オリンピック閉会式に女王様の名代として「一人前の重要な王室メンバー」としてデビューさせてもらったばかりなのに、期待を裏切って女王様もさぞご立腹でしょうし、病人の年寄り(最近また膀胱の感染症で入院してたフィリップ殿下じいちゃん)を悲しませるんじゃない
生来の享楽的な性格を押し殺してウィリアムお兄ちゃんみたいにまじめに振舞おうと努力するのは大変でしょうからハリー王子には同情するし、実際、普段は軍隊で厳しい訓練してる若者が休暇中に多少羽目を外して何が悪いんだ、独身なんだし犯罪を犯したわけじゃあるまいし、人間らしくていいじゃないか、という好意的な意見も多いのですが、ちょっとやり過ぎましたね
今回はラスベガスのホテルで素性の知れない見知らぬ女性たちとストリップ・ビリヤードに興じて破廉恥な写真を撮られたのが問題になってるわけですが、それ以前に、見知らぬ人たちを部屋に招くという行為はありまじきことでしょう。これでは、007映画に出てくるような金髪美人スパイ(ハリーは金髪女性好み)に簡単にたらしこまれて殺されてしまいそうです。殺してくれるのならいいんですが、もし誘拐でもされて、それでもお金で片付けばOKですが、テロ囚人の解放とか条件にされたらどうするわけ?
責任感とリスク認識が欠如した出来の悪い放蕩息子である次男坊ハリーですが、、長男で跡取りのウィリアム王子がこんな風でなくて良かった、と(これまで何度も思った通り)またあらためて思ったことでした。私が7年前にブログで書いたように(→こちら
)、お兄ちゃんの引き立て役という大事な役割だけは裏切らずに十分果たしてるのは立派だわ
などと暢気なこと言ってられないので、ウィリアム兄ちゃん、一日も早く子供作ってね もし貴方に万一のことがあったら、馬鹿たれハリーが王様になっちゃうよ~
問題の写真は(ピンボケで残念?)、イギリスでは王室のお達しでメディアには出せないので(今日、大衆紙サンが逆らって一面トップに掲載したそうですが)、ここでも差し控えますが、皆さん当然ネットでご覧になりましたよね? グーグル検索で、一日で1億5千万の人(私も含め)がグーグル検索したそうですよ。世界中の人に注目して頂いて、ありがとうございます!
写真は、まずいことになった直後に真っ青のハリーです。
そう言えば、
まじめで滅私奉公に徹する尊敬すべき女王様にも、正反対な性格で問題ばかり起こしてた妹のマーガレット王女がいましたね。生まれる順番が逆だったらえらいことになってた筈。実際、その前の代は二人の王子の生まれた順番が狂ったばかりに例のシンプソン夫人とのごたごたでもめましたもんね。結局、ふまじめな兄君が退位して誠実な弟君に王座を譲りことなきを得ましたが、下手したら今頃イギリスは共和国だったかもしれません。(王室存続の危機はその前の代に大きかったですが、ジョージ5世夫妻がうまく立ち回って、王政廃止は避けられました)。
ところで、
親戚同士であるヨーロッパの王室には、ちょっと前まで近親結婚を繰り返してたせいもあるのかどうか時々変な人が登場しますが、実は最近テレビ番組で特集された英国王室に関係深いさる高貴な女性の存在と数奇な人生がとても興味深かったので、近いうちにご紹介しますね。
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女王陛下のお姑さんの波乱万丈な人生
<26th Aug Sun>
最近、新しいカメラを買いました。5年以上こき使ったパナソニックLumix TZ3はかなりガタが来たので、同じシリーズのLumix TZ30に乗り換えます。で、設定はもちろんトーチャンに全てやってもらい、使い方も説明してもらったのですが、極端なメカ音痴で、どのカメラも「易しく教えてあげるから、折角ある機能をもう少し使ったら?」、と言われ続けてきた私のこと、今度のもきっと同じ運命を辿るに違いないですが、明日は高級ホテルのアフタヌーンティーに行くので、試してみよう
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ハリーが問題児と言っても単に責任を自覚してないやんちゃ坊主なだけで大したことはしてないわけですが、王室を困らせる存在という意味ではもっとスケールの大きな人がいたことがわかり、最近テレビの特集番組を観た人は皆「へえーっ!」、興味津々
その人は、女王陛下の夫君エジンバラ公フィリップ殿下の母親で、もちろん故人なんですが(1969年没)、彼女のことはできれば内緒にしておきたかったに違いなくて、だから今回もBBCではなく民間のチャネル4だったんでしょう。
ヴィクトリア女王の曾孫として1885年にウィンザー城で生まれ、エリザベス女王の姑として1969年にバッキンガム宮殿で亡くなったイギリスの王女様は、高貴な生まれで長身の美女だったけれど、自ら選んだ結婚相手の環境と彼女自身の生まれつきの素質の両方に問題があったために数奇な人生を送ることになり、時代に翻弄されながらも信念を貫き懸命に生きた見事な人生だったと言えなくもないけれど、
元々親戚とは云えこんな母親を持つフィリップ殿下がよくエリザベス女王のお婿になれたものだと驚くと同時に、それが理由で反対する人も多かっただろうに、国への奉仕を最優先するあの女王陛下がそれを押し切ってまで彼との結婚を貫いたということにあらためて感動しました。最近また膀胱の感染症で入院したフィリップ殿下ですが、健康で長生きしていつまでも女王陛下の支えとなって頂きたいものです
プリンセス・アリスの波乱万丈の人生の詳細は日本語ウィキ(→こちら )ご覧頂くとして、ざっとまとめるとこうなります↓
聴覚障害で耳が聞こえないプリンセス・アリスは読唇技術を学んで3ケ国語を喋れるようになり、英エドワード7世の戴冠式で会ったギリシャの四男坊王子と十代で恋愛結婚して5人の子供を産むが、ギリシャで王政廃止となり、イギリスの圧力で死刑を免れた夫君と共に一家で1920年代にパリに亡命。
財産は失ったけどしばらくは平和に暮らしていたが、宗教面で狂信的であり色情狂でもあったらしい彼女は「イエス・キリストと肉体関係を持った」などと言って精神分裂症患者として精神病院に入院、フロイト博士から治療も受ける。夫は呆れて愛人と逃亡し、見捨てられた幼い末っ子フィリップ王子は親戚をたらい回しに。娘4人は皆ドイツの王子と結婚するが、家族から見捨てられて別のサナトリウムに閉じ込められたアリスは結婚式にも参列できず(後にフィリップと女王の結婚式には列席)。
王政復活して一人アテネに戻ったアリスはチャリティ活動に没頭し、第二次世界大戦ではユダヤ人の友人一家をナチスの迫害から守るために自宅に一年以上かくまう。以前から野戦病院で看病するなど慈善活動には熱心なアリスは、キリスト教に基づく振興宗教を設立し、自らは貧しい暮らしをしながら(弟であるマウントバッテン卿がイギリスから物資を送っても貧しい人のために使ってすぐなくなったそうです)チャリティ活動をしていたところ、1967年に再びギリシャ王室は廃止となり二度目の亡命。亡くなるまでの2年間をバッキンガム宮殿で過ごす。
幼い頃から母親とはほとんど一緒に過ごさずイギリスで過ごしたフィリップ殿下ですが、ユダヤ人をかくまった業績でイスラエルから勲章を受けたアリスの「エルサレムに埋葬して欲しい」という願いを叶えるべく奔走して20年後に実現したこともなかなかの美談じゃないですか?
身体障害はともかく精神障害はたしかに問題でしたが、贅沢はできなくてもお姫様としてひっそりと暮らすこともできたのに、恵まれない人たちのために捧げた人生は感動的だし、話題豊富なヨーロッパの王室の中でも特に興味深い人物で、この人の血が流れてる英国王室はますます面白いでしょ?
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