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ホテルでアフタヌーン・ティー
今日は嬉しいサマー・バンク・ホリデー
祭日の少ないイギリスでは貴重な日です これでもうクリスマスまでないですが・・・
美容仲間と6人で、アフタヌーン・ティーをしてきました。美容レッスンはサボる私が参加するのは主にこういう課外活動なんですが、テムズ河沿いでランチかアフタヌーン・ティーをしましょうということで皆であれこれ案を出し合った結果、私が提案したホテルのティー・ルーム/バーになりました。
私は2、3度行ったことがあるのですが、チェルシー・ハーバーにあるこのWyndham Hotel(→こちら )は、知名度ゼロですが、なかなかお勧めです。「わあ、ここで穴場ですね」、と皆さんにも喜んで頂きましたが、ロンドンにいながらちょっとしたリゾート気分も味わえます。河は見えませんが、6月のダイアモンド・ジュビリーの船パレードの出発点だった所です。
今日は、「きゃーっ、素敵~、リッチ、リッチ」、と叫びたくなるようなゴージャスなヨットは停泊してなくて、なんだかしょぼくてちっこいのばかりだったのが残念ですが、外のテラス席もあるので、お天気の良い夕暮れとか夜はロマンチックですよ、きっと
今日は、ロマンチックとは正反対に女6人できゃあきゃあ4時間喋りまくり、しょっちゅう大声でドッと笑ったりしたうるさいグループだったのですが、なんせ他のお客はほとんどいなかったので気が楽。
一年半前は15ポンドだったアフタヌーン・ティーが25ポンドに値上がってましたが、閑古鳥が鳴いてるお店にしては美味しいし、一見行き難いロケーションなんですが、実はとても便利なovergroundを使えばImperial Wharf駅からすぐです。
私は着物で行こうかしらとも思って、実はコーディネートも考えて準備してあったんですが、明日から一泊で田舎のマナーハウスのディナーで着物を着るため、今日も着ると着付けの道具とか明朝荷物に入れ忘れてしまいそうなので、結局洋服にしました。
では、明日はバースの近くのマナーハウスのプールで泳いだり、洒落たダイニングルームで優雅に食事してお泊りもしてきます。トーチャンとじゃなくて、友達と二人なんですが、日本で女同士で温泉旅行するみたいな感覚ですね、いわば
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マナーハウスホテル その1 到着早々サプライズ!
<29th August Wed>
マナーハウス滞在から帰ってきました。一泊だけですが、豪華のように豪華で、ガールズトークも楽しい旅でした。
素敵なマナーハウスやミシュラン星付きレストランのディナー、着物党等を追々レポートしていきますが、今夜はパラリンピック開会式を観ながら滞在中のサプライズについてだけ取り急ぎアップします。
昨日はロンドンから2時間半ほどのラックナム・パーク・ホテルLucknam Parkに到着してまもなく新館の明るいカフェでランチをした時のこと。
私は、(おそらく)iPhoneを触ってて気付かなかったのですが、いつのまにか赤ん坊連れの若い大男が隣のテーブルについてました。
(正面から歩いてる姿を見たらすぐ誰だかわかった筈なんだけど)、
ん~~? このポニーテールの金髪男って、もしかして・・・?
まちがいない、きっとそうだわ!
最近赤ん坊生まれたってどこかで読んだし、彼がイギリスにいる理由も知ってるもん。一緒にいるのはお母さんか義理のお母さんでしょう、きっと。(後で奥さんも来ました)。
じゃじゃーん!
スーパーヒーロー映画Thor(放題はマイティー・ソー(→こちら )の主役のクリス・ヘムズワースChris Hemsworthは29歳のオーストラリア人俳優で191センチの金髪碧眼の長身ハンサム君。ばっちり好みのタイプなので、映画を観た時は彼か目が離せなかった私 こんな所で会えるなんて、なんて幸せ
こないだのストックホルムで出っくわしたホセ・クーラと云い、旅に出ると幸運に恵まれる私。
生まれて3ケ月半のお嬢ちゃんがもう可愛くて溜まらないって感じで抱きしめたりあやしたりしてる家族のプライベートタイムを邪魔しちゃ悪いかな、とも思ったけれど、折角だから声掛けちゃおうかな。実は彼とはちょっとしたつながりもあるし。
その前に素早く彼の正確な名前をネットで確認(胸はときめいても年は取りたくないもので、名前はうろ覚え。たしかクリス・ヘミなんとかだったけど・・。
つながりと言うのは、実はムスメが彼が主演でもうすぐ撮影がはじまるThor続編The Dark Worldの鎧(ヨロイ)作りを今必死でやってるんです。週末も返上して。
そのことをクリスに伝えたら、深い声で愛想良く、「ムスメさんによろしく。来週から撮影が始まるんだよ」と言ってくれました。
ここまで運転してして下ったPrimroseさんともツーショット。この夜のディナーには彼女も着物をお召しになったので、美しい着物姿の写真、期待して下さいね。
で、
偶然はまだあって、ランチの後、部屋にいたら、なんと隣の部屋にクリス夫婦が入って行くのが聞こえたんです。部屋まで隣なんて、最高!
その後、私たちはプールに行ったのですが、クリスも来るかしら、来てくれるといいなあムキムキ筋肉マンと、ずっとワクワクしながら待ったのですが、残念ながら来てくれませんでした。代わりにジムにでも行ったのかしら?
おまけに、隣の部屋はその後もぬけの殻になったようでずっと物音ひとつ聞こえてこず。きっと、ランチの後で遅いチャックアウトしちゃったんでしょうね がっかり・・
でも、もちろん、綺麗な青い眼とたくましい腕をまじかに見られただけでも幸せです
まだそんなに有名じゃないけど、ハンサムな顔と逞しいカラダな上に演技力もある彼はすでにオーラも放ってて、最近のコミック本を元にしたスーパーヒーローの中ではぴか一だと私は思います、絶対
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マナーハウスホテル(その2)美しいカントリーサイドに到着
<31st August Fri>
全く話題になりませんでしたが、今日でダイアナ妃の事故死からちょうど15年。早いものです。小さかった息子たちも順調(?)に成長したしね。
優雅なマナーハウス滞在から帰ってすぐに又慌しい現実に戻りましたが、しばらくは写真の整理しながらゴージャスな思い出に浸れそうです。
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写真はクリックで拡大しますので、是非いくつかでっかくしてご覧下さい。
ラックナム・パーク・ホテルLucknam Park Hotel & Spaの一泊旅行をどういう形でまとめるか決めてないのですが、とりあえず、到着してからランチまでの短い間に撮った写真をあげます。大体どんな感じがわかって頂けると思いますが、夏の終わりの優しい日差しの中、心洗われるイギリスの緑の美しさが更に際立って素敵でした
8月28日火曜日の朝、ロンドンの中心からPrimroseさんの運転で2時間半足らず、古代ローマ時代のお風呂で有名なバース近くのホテルに交通渋滞もなくスムーズに着きました。
門を入ってから広大な敷地を車でしばらく走ると(約1キロ)、木立のプロムナードの向こうにマナーハウスが少しづつ現れます。
実は(帰りにわかったのですが)すぐ横の門からもあっさり入れるのですが、ここはやっぱりこうしてドラマチックに到着するのが正解でしょう
権威あるルレ・エ・シャトー(→こちら (日本語サイト)にも加盟してる5ツ星ホテルですが(→こちら とこちら (ホテルの紹介ビデオもあり)、広大な敷地を生かした馬術レッスンがここのスペシャリティ。かつては種馬農場だったそうです。今回はお庭を愛でる余裕がありませんでしたが、又来る機会があったら、馬か貸自転車で回ってみたいものです
威嚇的な感じはしなくて、あたたかく迎えてくれるこじんまりとした玄関ホール。
手前の青いスーツケースは私のですが、たった一泊なのにこんな荷物になったのは、ディナーに着る二人分の着物を持参したからです(えっちらおっちら運んだ甲斐は十分ありました)。
玄関ホールを抜けると渋いライブラリー。マナーハウス中全てが素敵な中で唯一残念だったのは壁に掛かるたくさんの絵画の質がいまいちだったことですが、どの絵も各部屋の雰囲気には合ってて遠くから眺める分にはOKなので、まあ良いことにしましょう。
広くて明るいdrawing room(客間)はこの屋敷のの中心とも云える部屋で、ディナー前にここでドリンクしたのですが、夜になると又違う雰囲気で素敵でしたよ。
大きな中庭がまた素敵なのよね~
時計台のある建物もゲストルームとして使われてますが、実はその向こうにある超モダンなジムとプールを隠す役目も果たしてます。
きゃーきゃー言いながら写真撮ってたら予約してたランチの時間
(前の記事でレポートしましたが、レストランでハンサムな映画スターとの遭遇があってますます興奮状態(→こちら )
その後、屋敷の外側をぐるっと回ったら、また次から次へと洒落た所があって写真撮りまくりましたが、それは次回に。ちょうど音楽鑑賞がオフシーズンなので、しばらくはこのネタでもちそうです。私なんぞには滅多にできない贅沢ですから、稀な体験を一緒に楽しんで下さいね。
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マナーハウスホテル(その3)ランチとお庭
<2nd Sept Sun>
お琴関係の用事で週末はほとんどつぶれてしまいました。ムスメが今夜夕食に来る予定だったんですが、ほら例のクリス・ヘムズワースの次の映画の撮影が明日からはじまるのにまだヨロイの製作が完成してなくて、今日も日曜だというのに、必死でやっているようです。
急に時間が空いたので、わくわくマナーハウス滞在記を続けましょう。貧乏人には滅多にできないゴージャスな経験で舞い上がってますね~、
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クリックで写真は拡大します
時系列で書いていくことにしましたので、お次はランチ。
このLucknam Park Hotel & Spaは、ルレ・エ・シャトー加盟、馬術レッスンやゴージャスなスパの他にもミシュランの星付きというセールスポイントがあり、Primroseさんが行き先を決めて下さった際もこれが決め手になったようです。
ランチは本館マナーハウスの中でもできるのですが、そこで今夜のディナーと明日の朝食を頂くわけですから、今日は新しい建物の中にあるモダンなブラッサリーにしましょう。
隣のジムとプールからバスローブとスリッパ姿で食べに来てる客もいてうんとカジュアルな雰囲気なんですが、3コースで21ポンドというとてもリーズナブルなお値段の割には味は本格的で、全て期待通りの美味しさでした。
トマト味のシーフード・シチューは魚や貝で具沢山。Primroseさんはポークでした。
そして、カスタードとフルーツのデザートが到着する頃にはレストランはかなり混んできて、そして隣に席に座ったのが、なんとハリウッドのアクションヒーロー役で大躍進中のクリス・ヘムズワースのファミリー。その時の様子は→こちら
をご覧下さい(同じ写真をもう一度貼っちゃうけど)
あ~、お腹一杯胸一杯
プールに行く前の腹ごなしに、ホテルのアウトドアを歩いてみましょう。
(上) フランスの田舎風の家とお庭があるかと思えば、
(下) その隣にはいきなりイタリア風ガーデンが。芝生が終わったところに置いてある古風な石のベンチで読書なんぞしたらどんなに気分良いことか。
(下)上の細長いイタリアン・ガーデンに平行するお庭には彫刻が2像。
蔦(つた)の絡まる本館の裏側と側面は、秋に紅葉する時が一番美しいんでしょうが(イギリスでは芝生が一年中緑ですから、赤と緑のコントラストがビューティフル)、
こんな爽やかな夏の午後は外のベンチで、緑一色のだだっ広い芝生を眺めながらお茶するのがイイネ!
ラベンダーの群生は、私たちのお部屋からも見えました。
さあ、ではそろそろお部屋にチェックインしましょう。 一番わくわくする瞬間ですよね~?
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マナーハウスホテル(その4)お部屋
<5th Sept Wed>
秋晴れのすんばらしいお天気が続いてるロンドン。スキン写真はセント・ポール寺院ですが、今日のランチタイムに行ったレストランのあるショッピングセンターの屋上から撮ったものです。日向ぼっこしながらランチ食べてるシティ勤務の人たちもたくさんいて、心和む光景でした。私は仕事が忙しくて連日残業してるのでパラリンピックはあまり観られませんが、ピカピカのお天気の中で盛り上げっているようです。イギリスはパラリンピックの発祥地ですから、これは嬉しいことです。
一週間経ってしまったマナーハウス滞在記はまだまだ続きますが、今日はお部屋とプールについて書くつもりで写真を用意してあったんですが、テレビで懐かしいDallasの続編も始まったし、大好きなジェームス・マカヴォイ主演映画Wantedをやっていたので観てたら時間がなくなって、手短にお部屋についてだけになりました。
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クリックで写真は拡大します
12時半からゆっくりランチして、その後お庭を散歩してたら、すでに3時。
そろそろお部屋にチェックインしましょう。お泊りで一番わくわくする瞬間ですよね。特に今回は大奮発したわけだし
Primroseさんがこのホテルを予約して下さったのですが、ゆったりとしたベッドでちょっと贅沢しましょうということで、二番目に安い部屋にしました。Primroseさんとシェアで半分で済むわけですから、大したことなく済むのはありがたいです。
内装し直したばかりにちがいなくて、クラシックなスタイルでありながら全てが気持ち良くおニューなお部屋なんですが、壁紙もベッドも椅子もグレー掛かったブルーがシックでとっても素敵。
外はさわやかな芝生が延々と広がり、窓の下はラベンダーの群生。
おまけに、ランチで出会った映画スター(クリス・ヘムズワース)が喋りながら隣の部屋に入っていくのが聞こえたりして、なんだか、今思い出しても贅沢な空間の中で夢のよう、と云うかシュールで贅沢な午後の一時だったわ~
お次は、打って変わってモダンスパ・エリアに行きま~す
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日中オぺラアリアの夕べ(びわ湖ホール)のご案内
連日マナーハウスのことばかりではうんざりでしょうから、今日は、知り合いが企画した日中国交正常化40周年記念のオペラ・アリアのコンサートをご紹介させて下さい。
゚・*:.。..。.:*・゚゚・*:.。..。.:*・゚ ゚・*:.。..。.:*・゚゚・*:.。..。.:*・゚ ゚・*:.。..。.:*・゚゚・*:.。..。.:*・゚
日時:10月6日(土) 6時半開演
会場: びわ湖ホール
チケット:全席4千円 (自由席) 高校生以下2千円
出演者、曲目などは→こちら をご覧下さいですが、
2012「日中国民交流友好年」認定行事として、95歳になられる上海音楽学院教授の周小燕先生をお迎えして、日本と中国のオペラ歌手たちがお馴染みのアリアや歌曲を歌って下さるというイベントです。
尖閣諸島問題で日中関係が危なくなってる今こそ、友好を強調したこのコンサートの意義はとても大きいし、
その上、素晴らしいびわ湖ホールにリーズナブルなお値段で座れる絶好のチャンスではないでしょうか?
オペラファンの間でも評判がよく、私も是非一度行ってみたいと思っているのですが、この立派なホールの良い席に(自由席ですから早く着けば)、4千円で座れるなんて、またとないチャンスですよ。ラッキー、ラッキー。だって、海外からのオペラ引越公演なんてウン万円するんでしょ?
「オペラって、敷居が高そうだし、事前の知識も必要みたい・・・でも、実は興味あるの」、と思ってらっしゃる方、まずはこういうガラ公演で色んな作曲家の有名アリアをちょこちょこ聴くのは、全オペラを観るよりも気楽だし、初心者にとっては理想的かもしれません。オペラが総合芸術だと言っても、結は一番肝心なのは歌ですから、まずそれを味わって頂きたいです。
色んな歌手を聴けるのは興味深いし、女性歌手たちのドレス姿もきっと素敵ですよ
出演歌手の中にはアジア唯一のドミンゴ・コンクール優勝者もいらっしゃるので、きっと水準も高いコンサートに違いありません。
というわけで、近郊にお住まいでご都合つく方は是非どうぞ!
切符を10枚以上まとめて買うと団体割引で3千円と更にお得ですから半分居眠りしても(それもまた極楽)元は取れるし、東北震災チャリティにも貢献できてしまいます。
あ、そう言えば、似たようなイベントで思い出したけど、ちょっと前にROHのドミンゴ・コンクールの優勝者たちのガラ・コンサートに行かなかったっけ?
はい、行きました。それからすぐにオリンピックが始まったりしてオペラのことなんかぶっ飛んでしまったのですが、折角盛り上がったコンサートですから、近いうちに自分の記録としてだけでもアップするつもりです。
秋になってそろそろ又オペラが恋しくなってきたし、実は明日はROHのサポートフレンズ予約開始なので、また音楽のことを考える生活に戻りそうです。
その前に、マナーハウスについてスピードアップして書かなくっちゃ。おそらくあと3回(プール編、着物でディナー編、翌日編)です。
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マナーハウスホテル(その5) プール
<8th Sept Sat>
パラリンピックをテレビでご覧の日本の方はご存知でしょうが、この数日のロンドンは信じられないくらいの良いお天気。こんな日はさすがに家に閉じこもっていては勿体ないので、今日はトーチャンとたっぷりお散歩して来ました。家から歩ける所でしたが、長い間住んでるのに行ったことのない広い緑の野原、こんな晴れた日には最高(スキン写真でご覧下さいね)。
で、,なんで、ここにお墓の写真が?!
昨日、会社の帰りに友人の家に遊びに行く途中にあった墓場なんですが、夕方の日差しの元でとても美しかったので写真撮ったんです。明るい雰囲気で素敵でしょ?本文に写真が少ないのでオマケです。
帰ってきてから10日近く経ってしまったマナーハウスについてまだボチボチ書いてるんですが、これが終わるまではまだゴージャス気分でいられるわけで、もうちょっと長く楽しみます。
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マナーハウスホテルは、贅沢気分が味わえるだけではお客を呼べないのでSpaを売り物にしてるところが多いのですが、8月28日から1泊したラックナム・パーク・ホテル&スパLucknam Park Hotel & Spa(→こちら )にも立派な施設が併設されてます。
マッサージやエステのトリートメントも勿論あるのですが、私とPrimroseさんは泳ぐのが好きだしディナーまでの間に着物に着替える二人分の時間も必要なので、トリートメントは申し込まず、プール周辺でのんびりすることにしました。
20メートルプールの向こう側の壁の四角い溝はなんだろうと思っていたら、後でわかったのですが、これがなんと暖炉
プールに暖炉ってへんちくり~ん、ミスマッチ~、と最初は思ったのですが、こちら側のプールサイドには寝そべるチェアがずらっと置かれてて、なるほどここに座って、家でソファに座って壁の暖炉を見つめるのが伝統的な北国の居間での過ごし方ですから、それと同じ感覚と思えばなかなか良いアイデアかもしれません。
日の短い冬、外が真っ暗な時、この洒落た横長の暖炉の炎でほっこり暖かい気分になれそうです。私たちが行った時は夏らしい日差しだったのでスイッチオフになってたのが残念。
プールサイドのチェアでもしばらく寝そべってたのですが、こんな素晴らしいお天気の日は、外でリラックスしましょう。
このスパ・ホテル滞在はいわば女同士の温泉旅行みたいなものですが、それなら屋外ジャクチはさしずめ露天風呂ってとこでしょうか
私は週2、3回はジムでジャクチに入っているのですが、時間がないのいつもでせいぜい2、3分間。今日は体がふやけるまで浸かったるで~
ジャクチって、泡立ってる間は足踏ん張ってないといけないし結構疲れるんですが、ここはずっとブクブクしてるわけではなくて一定の時間で自動的にオンになったりするので、長い間入ってても大丈夫。
Primroseさんとお喋りしながら適度な熱さで、ああ良い湯だわ、極楽、極楽
左:後ろがジャクチ。スカートを合わせれば洋服としても着られるので旅行には重宝な水着です。今回は服としては使いませんが。
右:デッキチェアを越した芝生で寝っころがるのも気分いいかも。
若いPrimroseさんはビキニ姿。
結局、二人ともプールでは泳がずに、ジャクチと籐のデッキチェアでリラックスだけにしました。
プールで泳いじゃうと、髪を洗ったり乾かしたり化粧直ししたりと後が大変だし、この後着物を着るのに余裕をもって臨みたいのでそんなに時間ないですもんね。(翌日はしっかり泳ぎましたので)
さっきランチで出くわしたハリウッドのアクションヒーローのクリス・ヘムズワースがプールに来るかもしれないから入り口を見張らなくちゃならないし、それでもし本当に来てくれたら、ランチで声掛けて一緒に写真撮った私たちのことを覚えてるかもしれないので(しつこく→こちら )、ビショビショのみっともない姿で再会したくないでしょ?
でも、Primroseさんと二人でどきどきわくわくしながら待ってたのに、結局、まるでギリシャ彫刻のよう筋肉マンは来てくれなくて大失望の巻でした。
← だって、見逃したのは、これよ・・・
主演映画の撮影がはじまる(ロンドンのシェパトン・スタジオ)で直前だから、シェイプアップされて更に磨きがかかったカラダだったにちがいない・・・。
(因みに、そのSFアクション映画(Thor 2 The Dark World)のために今うちのムスメは大忙し。数週間は土日も働かなきゃならないみたいで、うちに遊びに来ることもできなくて、淋しいトーチャンとカーチャンです)
さ、
待ちくたびれ疲れの後は、気を取り直し、プールは早めに切り上げてお部屋に戻って着物着ましょう。まだ、ここでクリスに会えるチャンスがあるかもしれないじゃん。
それも駄目だったけど、美しいPrimroseさんのイギリス着物デビューは盛り上がりました
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ロンドンのキャピタル・リングをお散歩
<9th Sept Sun>
先週に引き続いてピッカピカのお天気の週末。夏は終わったと誰しもが思ったところに又突然カムバックしてきてくれた夏も、パラリンピック閉会式と共に去ってしまいそうですが、ロンドンが世界の注目を浴びた6月からの一連のイベントも大成功を収め、もうこれですぐに冬が来てもいいかって気分。
マナーハウス記事がなかなか進まないのは困りものですが、このあまりにも素晴らしい夏の終わりの昨日のお散歩の写真をアップしないでいられよか
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昨日の土曜日、気温はロンドンでは猛暑の一歩手前とも言うべき26、7度だったでしょうか。
午後にトーチャンと二人で、私の新しいカメラの練習も兼ねて、1時間半ほどお散歩しました(なので、写真は全て私が撮りました)。
行き先は、30年住んでるけどまともに行ったことがなかった近所の緑地帯。
公園parkではなく野原fieldですが、地下鉄の窓から一部毎日眺めてるし、家から歩いて15分で行けるのに、いつでも行けると思うとなかなか行かない典型ですね。犬を飼ってれば毎日でも行くんでしょうけど。
面積は1平方キロくらいで、歩き易いように草が踏み倒されて、地図もあり、平坦ではなく少し丘なので一目で見渡すことができないのですが、そのおかげでちょっと歩くと違う景色が現れて飽きません。
小さな池があったり、遥か彼方にウェンブリー・スタジアム(オリンピックでなでしこ決勝戦がサッカー場)の有名なアーチが見えます。
馬が6頭いました。乗馬スクールとかあるのであれば、こないだ行ったマナーハウスみたいに遠くの田舎まで行かなくても、こんな近場でカントリーサイドらしい楽しみ方ができるわけだ。歩くだけでも田園気分が味わえるので、次は近いうちに(30年も待たないでね)お弁当持参でゆっくり来てみましょう
私たちが歩いたのはほんの一部で、こんな快晴の週末でも人はほとんどいなくて、ぱらぱら会った人は20人くらい。日本の感覚でいけば、ロンドン都心まで簡単に地下鉄で行ける所にこんなだだっ広い芝生が延々と無駄に広がってるって、信じられないでしょうね。
ロンドンでも住宅不足が問題になってるんですが、ここは開発されてしまう心配はありません。なぜならば、ここはキャピタル・リングThe Capital Ringの一部だからです。
キャピタル・リングというのは、詳しくは英語ウィキ(→こちら )をご覧下さいですが、ロンドン郊外に点在する公園や野原を結ぶ環状線ウォーキング・ルートです。
提唱されたのは1990年で、完成(選定がでしょうね)したのが2005年と比較的新しいアイデアで、全長約120km。
指定ルートを歩くと、ロンドン郊外の一番緑が多くて景色の良い所を回れようです(イーリング、ウィンブルドン、リッチモンド、ハイゲイト、クリスタル・パレス等)。知名度は低くて、私も知りませんでしたが、自分で案を作らなくても済むだけでも楽ちんですから、お天気良さそうな日に、ぼちぼち歩いてみましょうかね。120キロなら何回かで踏破できそうだ。
尚、中心から更に遠い所にはロンドン・ループLondon LOOP(The London Outer Orbital Path)という環状ルートもあるそうです。こちらは240kmと倍の長さなので、全部じゃなくて抜粋でしょうか。
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マナーハウス(その6) 二人で着物
<10th Sept Mon>
オリンピック及びパラリンピックのメダル選手たちによる祝賀パレードが盛大に行われ、スタート地点はランチタイムで会社の近くだったので野次馬しに行こうかなとも思ったのですが、案の定もの凄い人出で、行っても何も見えなかったでしょう。
夏のスポーツ夢物語が全て終わったら、急に空もグレーになって、明日からは現実に引き戻されます。
私のゴージャスな夢物語はまだ続きます。マナーハウスで着物、お待たせしました。
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マナーハウスにご一緒したPrimroseさんは、私がオペラやコンサートで着物を着てるのを何十回とご覧になって、いつも褒めて下さっていたのですが、絶対着物がお似合いになりますから是非どうぞとず~っと長い間お薦めしてたところ、今回やっとその気になって下さいました
そうとなれば、ピンクがお好きなPrimroseさんの夏の着物はこれに決まりでしょう。
小さな花柄の紗は夏には涼しげで、しかも、安心の洗える素材ですから、ディナーで気楽のお召しになって頂けます。
半幅帯に帯締めは不要ですが、帯留で飾って華やかに。
お花も付けて、後ろ姿も素敵にできました。
薄いグレーの半幅帯は着物と似た花柄で、成人式のお振袖以来はじめてということで心配なさってたので、着付けはゆったり目に。
やはり、期待通り、お美しいですね~
着物の楽しみのひとつは変身なのですが、Primroseさんも髪をアップにしたら雰囲気がガラっと変わり、ご自身も「まあ、これが私!?」、と驚いてらっしゃいました。
Primroseさんがピンクなら、私は水色でどうかしら? 帯は対照的な黒地にして、二人のバランスを重視。
着物は仲間がいると楽しみ倍増なんですが、特にこんな着物美人が目の前にしたら目の保養になるし、ムードのあるダイニングルームもますます良いムード。
もちろん皆さんにも大いに注目されて、ビューティフルを連発され、私もついでに褒めて頂けたみたいな気もして気分良し。
あちこちで記念撮影してたら、ホテルのスタッフたちが喜んでツーショット撮ってくれました。実はちょっと気が引けたニセモノの着物でも、回りの皆さんを幸せにする着物ってやっぱり良いですね。
今度は是非オペラハウスに着物でご一緒しましょうという提案に大いに乗り気になって下さってるようですので、この秋に再びPrimroseさんのエレガントな着物姿が実現しますよ、きっと
ライブラリー x 2。 ちょうど、ここでメニュを選んで注文してるカップルが。
私たちは広い応接間drawing roomでドリンクをしながらゆっくりとメニュを吟味して、ここで注文します。私はマティーニ。
お昼は明るい雰囲気の応接間も、しっとりとロマンチックなムードが漂います。二人の着物姿もしっくり良い感じですね。
だんだん黄昏ていく広いお庭を眺めながら洒落たおつまみを頂いているうちに、ディナーの用意ができましが。では、いざダイニング・ルームにしゃなりしゃなりと案内して頂きましょう。
メニュは拡大すると読めますが、このミシュラン星付きレストランで、迷いに迷って私たちは何を頂いたのでしょう? しっかり写真も撮りましたので、それは明日。
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マナーハウス(その7) ディナー
<11th Sept Tue>
昨夜、ニューヨークでアンディ・マレー選手が全米オープンテニスで初優勝。グランドスラムの男子シングルスで勝ったのはなんと76年ぶりですから、まさに国民の悲願達成。これで、いつかお膝元ウィンブルドンで勝ってくれたら万々歳だわ。しかし、最初はラジオで生中継聴いてましたが(地上テレビでは放映しないので)、5時間近く掛かった試合の後半は英国では真夜中になってしまったので、それまでの経過から「きっと負けてるだろうな」と思いながら寝ました。勝った瞬間を生で聴けなかったのは残念だったけど、接戦でハラハラせずに済んでよかったような気もします。昨日はオリンピック&パラリンピックの祝賀パレードも盛り上がったし、英国スポーツ界にとっては最高の日でした。
のろのろマナーハウス宿泊記、あとちょっとですから、我慢してお付き合い下さいね。
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8月28日のラックナム・パーク・ホテル&スパ滞在のハイライトは、ミシュラン星付きレストランでのディナー。
程よい大きさのダイニング・ルームは天井に描かれた青空とシャンデリア、テーブルのキャンドルライトがとてもロマンチック。
いかにもロンドンから不倫カップルがおしのびで来そうな雰囲気ですが、平日だったせいか、上司が秘書に「君、カントリーサイドのマナーハウスで二人だけで過ごさないか?妻は実家に帰ってて留守だから」、という風情の二人連れはいなくて、堂々とした家族連れと老夫婦ばかり。
応接間でドリンクした後、私たちがダイニング・ルームに通されたのは8時半だったので、すでにほとんどのテーブルは埋まってて、入り口からテーブルまではほぼ隅から隅まで横切る着物姿の二人連れは当然とても注目を浴びて、ビューティフルと声掛けられたり微笑んで頂いたりして、すっかりシンデレラ気分
日本女性の名誉のためにも上品に振舞わなくてはいけないのでしょうが、ブログのためにはおすまししてるわけにもいかず、必死で写真撮っちゃいました
普段はレストランで食べ物の写真を撮るのが恥ずかしいのでこのブログには食べ物のことがほとんど出てきませんが、今回は特別ですもんね。ちょっと暗かったけど、さすがにフラッシュ炊くわけにはいかないので写真の出来はナンですが。
食べ物の描写は苦手で上手く言えませんが、これみよがしに派手な盛り付けしてあるわけではないのも好感持てましたが、素材を生かした品の良い味はさすがで、全てとても美味しかったです。お野菜はおそらく敷地内の菜園で採れたものでしょうし。
← 私が頂いた前菜とメインはこちらですので、拡大してご覧下さい。
温かい手つくりパンと、付き出し(キュウリだったかしら?)
カスタードの上に特大サイズのラズベリーが山と積まれた迫力のデザートも凄く美味しかった~
3コースで70ポンドというのは、雰囲気と味を考えたらとてもリーズナブルなんですが、
実は私たちは平日宿泊客のための特別価格で30ポンドという超破格のvalue for money。Primroseさんが上手に見つけて下さったおかげです。感謝
食後のコーヒー或いは紅茶は、場所を変えて、応接間やライブラリーのソファでゆったり頂きます。
私たちは食事前にドリンクした広い応接間に戻り、夜の照明でまた違うムードの中でティーとチョコレートを楽しみました。
あ~、夢のようなゴージャスな一日だったわ~、と満足して、廊下や階段で迷いながらお部屋に戻りました。
翌日も夕方までしっかり楽しみましょう
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シェイクスピアで有名なグローブ座のレストラン
<13th Sept Thus>
爽やかな秋晴れが続くロンドン、今日は友人とレストランに行きました。
シェークスピア時代の劇場を復元した有名なテムズ河畔のグローブ座のSwan at the Globeというレストランで(→こちら
)、食べ物は特にどうってことなかったですが、ロケーションと窓からの眺めが抜群だったので、写真貼っときます。
左:ミレニアム・ブリッジから眺める話題の新高層ビルthe Shard。拡大すると、逆の隅っこに小さなグローブ座が見えます
右: ミレニアム・ブリッジから眺めるセント・ポール寺院
時間が早かったのでプレ・シアター・メニュしかなく、料理の種類も少なく、写真と撮ったのはメインだけですが、全て「なんかなあ・・」、とちょっとがっかりでした。3コースで約27ポンドは特にお得でもないし
評判はなかなか良いお店なので、きっと7時半過ぎからはじまるアラカルト・メニュにすれば良いのでしょう。
客筋は良く、知的な雰囲気漂うイギリス人がほとんどでした。
でも、セント・ポール寺院が徐々に日暮れているのを窓越しに眺めながら食事するのは最高の気分でした
今夜はシェークスピアの「じゃじゃ馬ならし」をやってたようです。真ん中のアリーナ立見席は屋根がないので雨の日は大変ですが、今日のような日には雰囲気いいでしょうね。私はお芝居には興味ないのでほとんど行きませんが、芝居好きにはロンドンは最高ですよj。
芝居に縁のない私でもグローブ座には3度行ったことがあるのですが、最後にグローブ座で芝居を観たのはいつだったかしら、と思い出してみたら、6年前(→こちら )。
そう言えば、着物姿で俳優さんたちの唾や汗を浴びてヒヤッとしたんだったわ
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ハイゲート墓地
<15th Sept Sat>
ケイト妃のトップレス写真で話題騒然。「無用心だったね。今後は気をつけようね」、としか言いようがないのですが、折りしもウィリアムと二人で女王様のジュビリー祝いの代理で東南アジアとパジフィック諸国を訪問中で逃げも隠れもできないのは可哀相。だけど、一人でめそめそしてるよりずっとましだろうし、余計注目を浴びる今、笑顔で公務を果たせば「ケイト、偉い!」と評価がぐーんとアップするわけだから、ここは正念場と覚悟して頑張れ~
それにしても、ダイアナ妃がパパラッチに殺されたのもフランスだったし、もう英国王室は誰もフランスに行かなくてもいいよ。王室の存在が羨ましいんだろうけど、王様の首ちょん切っちゃったから仕方ないよね
マナーハウス記事はあと一回残ってるんですが、今日は快晴でお散歩に行ったので、それを先にします。
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朝晩は冷えるけど日中はかろうじて夏の名残の土曜日、こんなお天気が良い日はもうそんなにないでしょうから、トーチャンとどっかにお散歩に行きましょう。
家の近所じゃつまらないから、こんな明るい日はちょっと遠出して、一度行ってみたいと思ってたハイゲート墓地Highgate Cemeteryなんかどうかしら。
ランチ後にバス2本で1時間掛かって、高級住宅地ハイゲートに到着。チューダー風のパブGatehouseは2階で時々オペラやるので何度来たことがあります。お花が素敵な違うパブを足早に通り過ぎるトーチャンの後姿。
お墓の入り口はハイゲートのメイン通りからちょっと歩くので、Archway駅の方が近いです。
しかし、死者を敬う荘厳であるべきこの場所で、縁もゆかりもない人が観光気分で写真撮ったりするのはちょっと気が引ける・・・、
と思っていたら、よかった~、入場料3ポンド払えですって。これで堂々と笑顔でポーズ取ったりできるってものです。実際、来てる人のほとんどは観光客のようで、1ポンドで売ってる地図を片手に物見遊山。
拝観料まで取るロンドンで一番有名な墓場である所以は、有名人が埋葬されてるからですが、一番のスーパースターはなんと言っても資本論のカール・マルクス。
カール・マルクス(1818-1883、日本語ウィキは→こちら )はドイツ人ですが、1849年にロンドンに亡命。30年間毎日大英博物館の図書館に通って研究と資料収集したのは有名です。
巨頭の墓は一番目立つ場所にあるのですぐ見つかりますが、写真から想像してたより小さかいと言うのが私の感想(どんなでっかいのを想像してたんだか・・・)。サイズがわかり易いように私が前に立ってみました。右下の写真で周辺の感じもわかって頂けるでしょうか(左隅っこにマルクス翁の墓)。
観光客が押し寄せるのはカール・マルクスがお目当てですが、他にもイギリス人ならよく知ってる有名人がたくさん埋葬されてます。
ペンがたくさん祀られてるのはきっと物書きの墓だと思って近寄ったら、The Hitchhiker's Guide to the Galaxcy(銀河ヒッチハイク・ガイド)のダグラス・アダムス。宇宙SFが大好きなトーチャンにとってはお馴染みの作家。
顔を覆う女性像墓碑は彫刻家アンナ・マーラーAnna Mahlerのお墓。作曲家グスタフ・マーラーの次女で、第二次世界大戦中にイギリスに亡命した彼女自身の作品でしょうか、これは。
左:イギリスでは有名なペンギン・ブックの形の墓碑が目を引いたのですが、その隣にひっそりあった小さなお墓は俳優のコリン・レッドグレーヴ(ヴァネッサ・レッドグレーヴの弟)。
右:雰囲気をぶち壊すようなモダンさはアーチストだから許されるデザインだと思ったら、60年代のポップ画家パトリック・コールフィールド。
キリスト教の墓地は美しいから大好きで、世界中で最もロマンチックは場所はどこ?と聞かれたら「パリのペール・ラシェーズ墓地」と答えます。美しい彫刻がたくさんあってショパンのお墓もあるんですが、そんな所で「僕と永遠の愛を誓って、将来は一緒にお墓に入らないかい?」ってプロポーズされたらころっと受けちゃいそうでしょ? パリはモンマルトル墓地も素敵だし。
パリの墓地には華麗さでは負けるけど、このハイゲート墓地で私が惹かれたのは、舗装された大通りに面する有名人のお墓ではなく、ツタに覆われたヴィクトリア朝時代の墓石が並ぶひっそりとした迷路のエリアで、長い間訪れる親族もなく忘れられてる静寂さと美しい永遠の世界。この世のものとも思われぬ、まさにあの世だけど、こんな青空の下ではシュールだわ。
私たちは死んだら、トーチャンの両親がしたように、お墓には入らず灰をどっかにばら撒いて済ませるつもりなので、「あら、ああいう墓石がいいかしら」、なんてことは全然考えないんですが、墓碑を読みながら広大な敷地を歩くのを楽しんですっかり長居してしまい、この後、近くのキャピタル・リング(→こちら )散策を2時間くらいする予定だったんですが、それは又の機会にすることにして、バスでスイス・コテッジまで行って地下鉄に乗り換えて帰宅。
尚、今日見学したのは東側のみで、西側はツアーに参加しないと入れません。今日は時間もなかったし十分お墓は堪能したので見送りましたが、西側の方がもっと見所があるらしいので、いつか行ってみなくっちゃ。
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マナーハウス(その8) 朝食etc. & まとめ
<16th Sept Sun>
マナーハウス記事もやっと最終回。だらだらと楽しみながら続けてしまいましたが、お付き合い頂いて感謝です。夏の素敵な思い出を書き終わったら、来週から冷え込んですっかり秋になるらしいです。私はこの時期は仕事が忙しいので感慨に耽る余裕はないですけど。
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Lucknam Park Hotel & SpaにPrimroseさんと1泊したのは8月28日と29日。かなり時間が経っているんですが、私にとっては稀なゴージャスな旅行ですから、思い出に残しておこうと数回に分けてレポートしてきました。オペラのシーズンオフによるネタ不足も補えたのですが、それも今回で最終回。
クリックで写真は拡大しますので、熱々のイングリッシュ・ブレックファストとか、しっかりご覧下さいね。
29日の朝食は、昨晩二人で着物でディナーをしたダイニング・ルームで頂きます。外は大雨なのでそんなに明るくないですが、それでもキャンドルライトでロマンチックに薄暗かった前夜に比べると爽やかな印象で、青空と白い雲がが描かれた天井も本来のカラーが映えます。
きちんとしたたスーツ姿の男性にお給仕して頂く朝食は、それだけでフォーマルな気分。
かりかりベーコンが硬くて苦労したので、もっとシャープでギザギザのナイフをお願いしました。
お部屋の鍵も古風でずっしり。Tea Rose Leafという8号室でした。
暖炉のあって落ち着いた色調のライブラリーで名残を惜しんで写真撮りましょう。
マナーハウスの雰囲気には合わないアニマル柄ワンピース姿の私ですが、最近体重が増えてしまって体型を気にしなくてもいいワンピースばかり。反省しなくちゃ・・
お部屋に戻る階段もしっとりして良い感じ。
荷造りしてチェックアウトした後は、さあ、又プールに行きましょ。
昨日見掛けた筋肉マンのアクション映画ヒーロー(クリス・ヘムズワース)はもういないみたいだし、昨日たっぷり写真撮ったので今日はプールでの写真はないですが、ちゃんと泳いだし、雨に濡れながらジャクチに浸かるのもなんだかとても嬉しい経験でした。
プールから出て3時過ぎにプールと同じ建物にあるブラッサリーに行きました。
もうランチの時間は終わっていたのでスナックですが、さすがミシュラン星付きリレストランもあるホテルですから、シンプルなリゾットのフライもとても美味しかったです。うーん、でも、ナイフで切って中身が見える写真にすればよかった・・・。
雨はほぼ止んでたのですが、ここにきて又降り出して、物凄い土砂降りに
まあ、急いでロンドンに帰る必要はないし、ラッシュアワーは避けたいですから、ここでゆっくりして、デザートも頂きましょう。
Primroseさんと半分個した4つの手作りミニ・スイーツは可愛くて美味しくて、まるでこのホテルをケーキで表現したみたいだわ
ブラッサリーで雨宿りしてるうちに雨が止んで日が差してきたので、最後にぐるっともう一度見て回りましょう。雨上がりのイタリアン・ガーデンは、お別れが迫ってるせいかもしれないけど、ますます美しい・・
↓ あら、ツタの絡まる塔の前にもお庭があったのね。お馬さんにもグッドバイ。
車で少し走ったところにFordというヴィレッジがあり、絵に描いたような可愛いパブがありました。ベッド&ブレックファストもやってるので、ここに安く泊まって、ランチかディナーだけマナーハウスで頂くという手もあります。マナーハウスホテルのはしりとも言える有名なカッスル・クームも近いですし。
ガソリンスタンドで給油してる時に羊がいたので目一杯拡大して写真撮ってみました。新しいカメラは拡大率も大きくて良いわ。実は使い方がほとんどわからないので旅行中ほとんど「自動」にしてありましたが、これからもこれだけでなんとかなるかな?
さっきまでの大雨が嘘のほうに晴れた帰り道、渋滞もなくすいすいと、満足じゃーっ!とお喋りしながらロンドンに帰れました。
庶民の私がちょっと背伸びして緊張したマナーハウス滞在でしたが、ゴージャス気分が味わえてとても楽しかったので、また時々行きたいで~す 毎日働いてるんだから、たまには贅沢してもいいですよね?
さて、
後で自分でもわかり易いように、マナーハウス記事のまとめをしておきます(タイトルをクリックすると記事に飛びます)。
ランチでハリウッド・スターに遭遇
到着
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母娘浴衣
<18th Sept Tue>
久し振りにROHへ。まだシーズンは始まらないので、貸切パーティ会場になってて正装した人たちでごった返してましたが、バレエのリハーサルの切符を持ってる私たちがパーティに紛れ込めないようにしっかりガードされました。
ドレスリハーサルではなく、ダンサーが稽古をつけてもらうのですが、この手のリハーサル見学は実は初めて。白鳥の湖の主役二人(キッシュとヤノウフキー)がレオタード姿で目の前で踊ってくれるのでなかなか面白かったですが、色々説明もつくのに、「アラベスクは足をまっすぐにしなさい」とかダンサーが先生に言われても「なんのこっちゃ?」、という無知な私には猫に小判だったかも。このコンビで23日に映画館で生中継するそうです。でも、大柄で立っているだけなら絵になる美男美女なんですが、キッシュは魅力ないし、3年くらい前に観たヤノウスキーのオデット姫なんて信じられないくらいひどくて、見せ場の32回転なんては最初からやろうともしなかったもんね。もっと上手なコンビは何組もいるのに、新シーズン早々、恥さらししなくてもよかろうに・・・
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随分時間が経ってしまったことですが、着物記録は全部残しておくことにしてるので、今更ですが、9月2日の仲間内のお琴のおさらい会のことを超簡単に。
演奏した6人は全員浴衣姿。私は紺地に大きな蝶々柄。
これが今年32回目。 まとめは→こちら 。
・・・・・・・あら、・・・・・・そう言えば、この浴衣は・・・・・・・・・
そう、去年ムスメがインドで着た浴衣です。
幼馴染の結婚式だったのですが、小さい時は超シャイで泣き虫だった彼女がよく一人でインド(それも片田舎)に行けたものだと感心したことでした。
その時のことは→こちら でどうぞ。
その結婚式は、インドにしては短めに3日間だけでしたが、一応着物3枚持っていったムスメ。結局浴衣を一度着ただけであとはインドの民族衣装を貸してもらったそうですが、行く前に着付けの特訓したっけね~
あらためておわかりでしょうが、身長が10センチ近く違う母娘でも共有できるのが着物の良さで~す
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ROH新シーズン開幕直前、グリゴーロとフリットリが(別々に)キャンセル
<21st Sept Fri>
昨日は、日本からいらしてる吉地恵さん(→こちら )という指ヨガの先生に手をマッサージして頂いて気持ち良かったです。しかし、もちろん大いに効果はあるのでしょうが、指を丹念に揉むだけで、腰痛、肩こり、冷え性、便秘からイライラまで治ってしまうというのはあまりに虫が良すぎるではなかろうかと思うので、地道にジムで泳いだり走ったりは続けますが、自分で指をモミモミするのは痛気持ち良いので、これからは文字通り手が空いてる時はいそいそ励みましょう。
久し振りのオペラ記事ですが、暗いニュースですみません。
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2ケ月近いROH閉鎖期も終わり、やっと来週月曜日から新シーズンがリングサイクルでパーッと華やかに始まります
私は仕事が忙しくて最初のサイクルは無理なので、切符が買ってあるのは10月中旬からスタートするサイクル3なんですが、それでもなんとなくワクワクして、やっとオペラ気分になりそうな気がしてた矢先、
なんと、
のっけから、というか、まだ始まってもいないのに、すでに大物歌手のキャンセルが相次ぎ、先が思いやられるスタートとなりました。先シーズンの呪いがまだ解けてないのか、はたまた、なにかROHに根本的な問題でもあるのでしょうか?
まず、来年7月のプッチーニの「つばめLa Rondine」からヴィットリオ・グリゴーロが降板(→こちら )。
どうもグリゴーロはこの時期ダブルブッキングをしていたとかいう話をだいぶ前に聞いた記憶があるので実は驚いてはいないのですが、代役があのぱっとしないチャールズ・カステルノーヴォと発表されてはガックリです
聴いたことがなくて「もしかしたら素晴らしいかもしれないテノール」という希望が少しでも持てるのであればまだしも、カステルノーヴォじゃねえ、駄目だこりゃ・・・ 彼は、コジ・ファン・トゥッテではそんな悪くなかったし、テクニックはなかなかなんですが、声自体に魅力が全くないの。
で、
このグリゴーロ降板は切符発売前だし、まだ許してあげようかという気にもなるけど、
もっと失望したのは、3月のラ・ボエームのバーバラ・フリットリがキャンセルしたことで(→こちら )、
フリットリは、今年6月の例のゲオルギュー&アラーニャのいちゃいちゃボエーム(→こちら )に最初に出る予定だったのに、ヨリを戻したお騒がせ夫婦が「僕たちの出会いの20年祝いだよ~」とか言って二人揃って出ることになった結果追い出された形になったんだろうと想像しますが、来年3月に同じ役で出てくれるということで、「よかった~、怒ってなくて」と私は胸をなでおろしたものです。
そして、なんせ彼女がROHに出るのは、4年前のフィガロの結婚以来、実に5年ぶりなので、それはそれは楽しみにしてたんです。嗚呼、それなのに、それなのに・・・
代役は、ミミを歌える若いソプラノはたくさんいるだろうに、お手軽に他の日に出てるヒルダ・ゲルツマーヴァで、彼女は下手じゃないけど、すでにこの役で聴いてるし、他のキャストの日にも聴く予定なので、「ちぇっ、又か、つまんねえの」って感じです。数年前のオネーギンは素晴らしかったけど、ミミは不向き。
(この3月のラ・ボエームにグリゴーロはちゃんと出るんでしょうね!)
じゃあ、
代役が全く未知の歌手なら楽しみにできていいかと言うと、そうは思えない場合もあるわけで、
Robert le diableから出産のためにかなり前に降りたディアナ・ダムラウの代役がいつのまにか発表になってて(→こちら )、それが全く聴いたこともない人なので、これはこれで不安が募ります。ダムラウに比べたら誰だって下手だけど、Jennifer Rowleyって一体誰?
このオペラは聴いたことがないので楽しみだけど、あのベース顔が見苦しいマリーナ・ポプラフスカヤはいつものように皆勤賞だろうし、うまくいかないものです。
ったく、オペラって、生モノである歌手に振り回されてヒヤヒヤしっぱなしだから嫌だわ
しかも、直前の体調不良は仕方ないけど、こういう降り方された怒りはどこにもっていけばいいのだ
仕事で疲れてる上に、連続キャンセルでがっくりして、歌手の写真を見繕ってアップする元気すらないので写真なしで失礼します(明日になれば回復して貼れるるかもしれませんけど)。
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