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Channel: 着物でオペラ in ロンドン
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着物でコンサートに

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<5th Feb Tue>


駐車場から昨年8月に発掘された骨が、シェークスピアの戯曲で有名なイングランド王、リチャード3世(1452~1485年)王冠2の遺骨であることがDNA鑑定で確定したという素晴らしい歴史ロマンが昨日確認されましたが、忙しくてテレビのドキュメンタリー番組を観る時間がないのが残念。


昨日はオペラ、今日はコンサート、明日も又コンサートと3連ちゃんの上、仕事が忙しく、その上また寒さがぶり返したロンドンで、おまけに今日は雨模様・・あせる


でも、その程度の悪条件にめげていては着物お出掛けなどする機会がないですから、今日はちょいと無理して着物でコンサートに行ってきましたDASH!


ウィグモア・ホールは落ち着いた色調だし、爺さん婆さんが多いので、私としてはやや地味なコーディネートにしてみたつもりで、薄い黄緑地にうっすらピンクのぼかしの付け下げに、丸帯をリメイクしたアンチックの帯。帯揚げと帯締めもくすんだ色合いで。


London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン) 入り口ホールと客席で証拠撮影しましたが、茶色のインテリアに黄緑は相性良いでしょ。


     London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)     


イタリア人バリトンAlex Espositoのリサイタルで、コンサートのことは余裕があればあらためて書きますが、終了後に裏のグリーンルームに行寄って、エスポジット君とツーショット。


London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)     London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)


地紋は小さなバラの花で、着物には珍しいでしょ。


London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)    London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)

明日はバービカンでジョイス・ディドナートですが、着物の準備してるヒマはないので、洋服で。


取り急ぎ着物姿アップして、おやすみなさ~いぐぅぐぅ




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再び舞台からの頂き物

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<6th Feb Wed>        カメラ写真はクリックで拡大します


1月11日にロイヤル・フェスティバル・ホールで舞台のジョセフ・カレヤ(テノール)からシャンペンもらった幸せな事件(→こちら )からまだ1ケ月も経ってないというのに、なんと、今夜、また同じようなことが起こりました!!


London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)      London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)


花形メゾソプラノのジョイス・ディドナートのバロック・コンサートがバービカンであったのですが、アンコールを歌うのに花束が邪魔になったディドナートが、私に手渡しでプレゼントしてくれたんです叫びブーケ1


最前列でしたがど真ん中ではなく、彼女から最も近い席から2、3人目だったのですが、真ん中あたりは6、7人男性ばかりだったので、一番近い女性ということで、ヴィヴィアン・ウエストウッドのゴージャスなドレスの彼女が私のところまで来てくれました。


London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)     London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)


しかし、この席にはしょっちゅう着物で座るのに、今日会社帰りの洋服だったのが残念。昨夜ウィグモア・ホールに着物で行ったばかりで支度できなかったし、たとえ週末から準備できたとしても今日は仕事がめちゃくちゃ忙しいのはわかっていたのでとても無理でした。


でも、もし着物だったら、「あ、あいつはきっとカレヤからシャンペンもらったのと同じキモノ女だ。ったく、図々しいむかっ」、ってやっかむ人もいるかもしれないので、洋服でよかったかも・・・


London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)
しかし、一生懸命働いた今日の私に、これ以上のご褒美はなかったでしょう。

今日は昼休みも取らず7時ちょい前まで必死で働いて、歩いて10分ちょっとのバービカンまで歩き、何も食べる時間もなかったので空腹と疲労でへろへろだったんですショック!

それが、素晴らしい音楽を聴けて、「そう、こういう時こそこういう楽しみが必要だわ」、と救われたところに、更にこの幸運!


ディドナートがアンコール2、3曲(興奮して覚えてない)歌っている間、バラと百合の香りで更に幸せな気分になれましたニコニコ


実はこのコンサート、最初に切符を買いそびれてしまい、一年間ずっと「良い席がリターンされたら行こう」と思って時々チェックしていたのですが、諦めてオペラ(オネーギン2回目)に行くことにしてたところ、3日前に行けなくなった友人から降ってきたもので、そこからしてすでにラッキーチョキ



London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)
おまけに、今夜は、寒かったけど空気が澄み切って美しい星空星空

ブーケ1かぐわしい花の香りと満天の星を見上げながら、しみじみと幸せに浸ったことでした。



ロボットしばらく大変だった仕事も今日で一段落してやれやれだし、明日からはムスメがまた泊りがけで遊びに来てくれて、金曜は休暇取って二人で遊びに行くのも楽しみ音譜

まだ蕾の百合の花も、もうすぐ美しく開いてくれるでしょうしね。


ほんとに今年はラッキーかも。還暦万歳クラッカー


(コンサートのことは又あらためて)





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ジョイス・ディドナート @バービカン

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<9th Feb Sat>

NYメトの愛の妙薬のライブ中継を「いいなあ、ニューヨークは。ネトレプコ、ポレンザーニ、キフィエチェン、シュロットという豪華顔ぶれなんて」、とジェラシーを感じながらも楽しんでいたら、なぜか後半になったら説明もなく歌手が皆ちがう人になってしまい、レレレのレ~ショック!  パヴァロッティが出てきてやっとどの録音なのがわかりましたが、かなり経ってから説明が入り、おそらくニューヨークの大雪が原因でしょう、とのこと。特にポレンザーニのネモリーノに聴き惚れていたのにガッカリガックリ  愛の妙薬は何度聴いても飽きないオペラで、こないだROHで何度も観たけど、来月はベルリンでまた観るのが楽しみ。ネモリーノはこないだROHのオテロのカッシオ役で気に入ったアントニオ・ポリ君。

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London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)


2月6日のジョイス・ディドナートのコンサートで、なんと彼女から花束をプレゼントしてもらったことはその日のうちに書きましたが(→こちら )、肝心のコンサートについても書いておきましょう。


ワンピースまずは、女性歌手の場合は気になる衣装ですが、ディドナートのドレスセンスを私は高く評価しているのでこの日も楽しみでした。今回は、CDのカバー写真にもなってて言わばプロジェクトの一部であるコスチュームだったのですが、期待を裏切らず、印象に残るどころか、度肝を抜かれた楽しいドレス演出でした。


ヴィヴィアン・ウエストウッドのデザインなのですが、なんと一着のドレスで4通りの着こなしをご披露してくれて、サービス満点。引っ込む度に少しづつ変わり、残念ながら途中で写真に撮ることはさすがにできなかったので前半の終わりと後半の終わりの着姿だけですが、クリックで拡大しますので、細かいところもご覧頂けます。


London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)      London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)

London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)
まずは、玉葱柄(だと思います)の光沢のある細いシルエットのドレスには共布のショールが肩から背中にかけて縫い付けてあり、「へえ、ちょっとバロック風だしスカートのドレープがウエストウッドらしいドレープのボリュームのあるデザインだわ」、とうっとりラブラブ(これは写真がありません)。


次に出てきた時にはショールが取り外されて、胸の部分の立体感が際立ちました。


そして、おお~っ叫びというどよめきが起こったのは、インターバルの後に再登場した時。

なんと、さっきの一応現代風のドレスの下にマリーアントワネット風の横に広がる型を着込んで、コンサートのテーマであるバロック音楽の女王様然としたシルエットに様変わり。なるほど、だからこういうヘアスタイルだったのね。


London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)      London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)


実は後半の最初は、CDジャケットの写真(下をご覧下さい)にも出てる長手袋風の袖も付いてたんですが、これも写真がありません。CDジャケットと同じドレスだとすると、色がかなり違ってて、ジャケット写真では真紅に見えますが、実際は濃い朱色です。


コンサートが盛り上がったのは、衣装によるところも大きいと思うのですが、ちょっと残念だったのは、靴とイヤリング。こんなゴージャスなドレスにはそれに見合う派手な靴であるべきなのに、ベージュ色のシンプルで普通の形ってのはナンですよね。(と思ったら、これはやっぱりあり合わせで、ニューヨークでご覧になった方のレポートで、本来は赤い靴だったことがわかりました。歩きにくいのでギブアップしたようです)


London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)
イヤリングも、後半は18世紀風にするとか、ドレスの拡大に伴って大きいのに変えるとかした方が良かったではないかしらね?


London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)


でも、美人じゃないけど、最大限に綺麗に見せようとする姿勢は尊敬で、ちゃんとマニキュアもしてるし(してない人多いです)、お顔もばっちりメークして、目の周りはラメでかすかにキラキラキラキラ


London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)       London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)


王冠1Drama Queens

London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)
Cesti
‘Intorno all'idol mio’ from Orontea
Scarlatti Sinfonia from Tolomeo ed Alessandro
Monteverdi ‘Disprezzata regina’ from L’Incoronazione di Poppea
Giacomelli ‘Sposa, son disprezzata’ from Merope
Vivaldi Concerto for violin and strings RV 242 “per Pisendel”
Orlandini ‘Da torbida procella’ from Berenice
Hasse ‘Morte col fiero aspetto’ from Antonio e Cleopatra
Handel ‘Piangerò la sorte mia’ from Giulio Cesare
Handel Passacaglia from Radamisto
Porta ‘Madre diletta, abbracciami’ from Ifigenia in Aulide
Gluck Ballet music from Armide
Handel ‘Brilla nell'alma’ from Alessandro

Joyce DiDonato mezzo-soprano
Il Complesso Barocco
Dmitry Sinkovsky
violin/director
Alan Curtis
artistic consultant


ディドナートは生でかなりの回数聴いたことがあり、実力があるのは充分承知してますが、見るたび聴くたびに貫禄も出て、絶好調のこの日は、オペラに登場する女王様たちをを時には気高く時には哀しく、静かに激しく感情豊かに歌い上げて、コロラチューラも上出来。

こういう演目だと、どうしてもチェチリア・バルトリと比べてしまうわけですが、コロラチューラはバルトリの人間離れした軽やかさには適わないものの、声量はディドナートの方が優れてるし、声がはっきりしてるので、遠くの席の観客の軍配はディドナートに上がるでしょうね。私はバルトリの声の方が好きですが、これはもう好みの問題ですから。


アンコールは3曲だったかしら、しっとりと声だけで聴かせる曲と、めくるめくコロラチューラ転がしの曲と両方やってくれて、バルトリにも劣らないヤンヤの喝采クラッカー


ともあれ、カーテンコールでは気さくにお喋りもしてくれて、「埋もれた曲を掘り出すこのプロジェクトは2年掛かったけど、バロック音楽にとって重要なロンドンで歌えて光栄です。」、と嬉しいことを言ってくれました。5月にROHの湖上の美人でフローレスと共演してくれるのが楽しみです。


London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)     London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)


水増しとして、彼女が歌わない曲も何曲かあり、その中でヴァイオリンの超技巧を要するヴィヴァルディの華やかなコンチェルトがあったのですが、この古曲オケのリーダーでまだ若いドドミトリ・シンコフスキーのテクニックはかなりのもので、これならソロのヴァイロリニストにもなれるだろう彼はなんとカウンターテナーでもあるんですって。多彩な才能の彼は要注目かも。


London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)     London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)

ブーケ2この花束、私が家に持ち帰ったときには百合は全部まだつぼみでしたが、あれから半分近くの花が開いて更にゴージャスになり、殺風景な我が家に彩りを添えてます。香りもむせかえる程。



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ROHのプロダクション・ワークショップ見学

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<10th Feb Sun>

バービカンからの帰り道、予報通り、雪がちらつきはじめ、あっという間に辺り一帯真っ白雪の結晶

明日になったらどうなってるんだろ? 来週は2、3回着物を着るつもりだったのに無理かしら?

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木曜から土曜までムスメが泊りがけで遊びに来てくれて、一緒に楽しい週末を過ごせましたが、金曜日に休暇を取って出掛けた時のことです。
London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)
トーチャンは珍しく他に用事があったのでムスメと二人で朝家を出て、まず私の会社のすぐ近くにあるスピタルフィールド・マーケットへ。昼休みはなるべくジムに行くのでほとんど来ませんが、手作りのものも売っていて、なかなか楽しいマーケットです。


電車結局何も買わず、歩いて10フ分のフェンチャーチ・ストリート駅に着いたら、私たちが乗る筈だった電車がキャンセルされててがっくり。仕方なく予定を変えてそこでハンバーガー・ランチになってしまいましたが、30分に一本しかないのに、ひどい話。おまけにその次の電車は運転手がまだ到着しないという理由で15分遅れ。ったく、イギリスの電車といったら・・・パンチ!


こういうことはよくあるだろうと思うので、これから行く所もそれがネックなんですが、ようやく乗れた電車で東に向かい、30分掛かってPurfleet駅に着き、そこから15分歩くとやっと目的地に。車がないととても不便なロケーションなので、果たして2、3ケ月前にはじまったこの見学ツアーは成功するのかしらん?

London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)

     London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)


そのツアーというのは、Thurrockというロイヤルオペラハウスのセットを作る巨大なスタジオで、以前はもっと近くにあったのに、オリンピックの邪魔になるからと遠くに追いやられたんですね。でも、そのおかげで超ハイテクでエコ・フレンドリーな新しい建物を作ってもらえてラッキーと思っているようです。


詳しくはROHのサイトでご覧下さい(→こちら )。


金曜日だけのツアーで一度の定員はおそらく20人ですが、私たちのグループの参加は僅か6人。そのおかげか、普段は入れてもらえない所にも入れてもらえました。音楽にも詳しいガイド嬢の他にボランティアで年配女性二人も付いてきましたが、その二人はおそらくここのコミュニティの人たちで、オペラやバレエとは無縁みたい。ROHはあまりに遠いから仕方ないですが。


London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)
16世紀から裕福な農家があったところで、住居部分を復元作業中、馬屋はカフェに利用し、巨大な納屋は立派に復活して今ではきれいなコミュニティ・センターになっていて、何もないこの辺りにとっては救世主のようなプロジェクトのようです。

右は後の時代のものですが、この中にすっぽりオリジナルの部屋が残ってます。


六角形のレンガ造りは鳩小屋。黒い納屋は、昔のを9割そのまま使って再現されたそうです。


London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)     London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)

巨大なワークショップの中は当然写真撮影禁止ですが、5月のフローレスとディドナート主演の湖上の美人のセット作りが始まっていて、私には興味深いことでした。まだ、先日のライブ中継でちょっとご披露されたらせん階段(→こちら )もまだフレームの段階ですが、モデルや完成予定図で見るとえらくまともなスコットランド風。で、装だけでなく、壁一面が大きな赤いタータンチェックの場面もあるらしいですよ。私が座る舞台横の席から果たしてどれだけ見えるか心配ですが。


くつバーミンガム・ロイヤル・バレエのセットもここでやっていて、アラジンを作ってました。


尚、ここでは作るだけで収納スペースはなくウェールズの倉庫まで運ばなければならず、巨大な地下で製作と格納と全て賄うことができるパリのバスチーユのオペラハウスに負けてますねむっ


一時間ちょっとのツアーの参加料は7ポンドで、カフェでコーヒーかお茶が無料で頂けます。もっと近かったら「面白いですから是非どうぞ」、と言いたいところですが、こんな辺鄙なところまでわざわざ行く価値があるかどうか・・・。ムスメは商売柄興味があり、とても喜んだので私たちは行ってよかったと思ってますけど。


London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)    London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)



London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)
帰りは途中のウエスト・ハム駅で地下鉄に乗り換えてウエストエンドに行き、リバティ(左の写真)とスワロフスキーのクリスタル店に寄ってから、ムスメがよく利用するビーズ専門店宝石ブルー


ムスメはおそらくもうすぐ仕事でまたずっと忙しくなるので、その前に私のバースデー・プレゼント用のネックレスを作ってくれるということで、二人で材料選び。結構手間の掛かるデザインですが、その夜と翌日で完成したので、近いうちにお見せしますね宝石赤


ラーメン夕食は、オープンしたばかりの三越レストランのラーメン・バー

まあ美味しかったですが、味噌ラーメンと豚骨ラーメンしかなくて、あっさり好みの私は不満。その後えらく喉が渇いたので、オペラの前に食べるのも考えものだし・・・。


というわけで、先週末に続き、楽しい3日間でした。


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ちょっと早いけど、ムスメからの手作りバースデー・プレゼント

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London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)
<11th Feb Mon>

結局、雪はちょっとだけで、銀世界にはならず。

6日のコンサートでディドナート姐さんから頂いた花束、バラはかなり枯れてしまいましたが、次から次へと百合の花が開いて華やか。写真は昨日のですが、今はもっと咲いてます。それにしても、百合は香りってすごくきついんですね。食卓の近くに置いてあるのですが、食事の時は花瓶を遠のけたりしてます。

さて、そろそろ怒涛の2月の始まり爆弾  でも、ご心配なく、仕事ではなく今度は遊びの強行スケジュールですからDASH!

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               カメラクリックで写真は拡大します



私の誕生日は4月で、まだ2ケ月以上あるのですが、この週末に早くもムスメがネックレスを作ってプレゼントしてくれましたプレゼント


実際に身に付けるのは出来れば当日まで待つつもりですが、嬉しいカーチャンはここで早々とご披露させて頂いちゃいますニコニコ
London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)
還暦と言えば赤ですから、赤くてジャラジャラ重いネックレスがいいわあ、というのが私の希望宝石赤



でも、金曜日に二人で高級なスワロフスキー店とうんと庶民的なビーズ屋さんで見ても残念ながら私の希望する赤いドロップ形はどちらにもなかったので、結局は妥協案になってしまいましたが、お安い店で色だけはイメージ通りのを購入。ビーズは安いのですがチェーンは純銀なので、材料費は45ポンドくらいだそうです。


道具類を持参してくれたので、その日のうちに夜なべ仕事もしてくれて、翌日土曜日、フラットに帰る前に完成。今まで作った中で一番手間の掛かるデザインで、5時間半掛かかりましたが、作る過程も見学できて更にありがたみが増しました。シルバーの破片が部屋中に飛び散りましたが。
London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)
本当はもっと高級な材料のどっしりしたネックレスが希望でしたが、この形のビーズではこれで精一杯かでしょうし、もうすぐムスメは仕事で忙しくなる筈なので、今やっておかないそんな余裕がなくなってしまうわけで、これ以上贅沢は言えませんよね。


    London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)
    



London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)
    London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)     

宝石白ついでに、今回持って来てくれた他の作品も載せておきましょう。



左のシルバーっぽいのは、先週二人であれこれ相談したデザイン。

右は、デパートに一緒に行った時にセットになって売ってたビーズを買って、ちょっとだけ付け加えてチェーンと留め具を付けただけのもの。ジャラジャラしたビーズだけの3セットは5ポンドづつですから、お店で完成品を買うよりうんと安上がりですよね。



というわけで、一気にネックレスが増えてしまったので、これからはそれが引き立つようなシンプルな服を着ましょうかね。




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初回 Opera Awards (4月22日 in ロンドン)

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<13th Feb Wed>

ブーケ1毎日通り掛る駅のお花屋さんのスタンドで夕方 、ヴァレンタイン・デー用の花束をどっさり準備中でした。1週間近く前にコンサートで頂いた花束の百合もそろそろ萎れはじめてきたのですが、やはり家の中にお花が飾ってあるのはいいわ~と思い、今日はまっすぐ帰宅するので買って帰ろうかなと思って値段を見たら、やっぱりすごいボッタクリで、赤いバラ5、6本と水増しフラワーでなんと45ポンド!(いつも倍くらい?) 私ら結婚30年以上の初老夫婦にとっては愚かなお金の使い方なので即諦めましたが、明日は背広姿の金融マンがずらっと列をなして買っていくのでしょう。日本とは逆で、男性から女性にプレゼントする日ですから、女性下着売り場とかきっと慣れない男性客で混んでますよ。もちろん、うちのトーチャンには無縁ですけど。

メモ鑑賞記録が溜まってるオペラやコンサート、どれから書こうかしらと迷っていたら、今日、オペラのオスカーを狙ってるらしい授賞式がロンドンであるという記事を新聞で読んだので、まずそれにしましょう。

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初めて知ったのですが、4月22日にロンドンのヒルトン・ホテルで、Opera Awards初回セレモニーが行われるそうですベル


最近は映画の英国アカデミー賞だってロイヤルオペラハウスでやるくらいですから(こないだの日曜日にありました)、これもそうすりゃいいのに、なぜかホテルで(きっと)大きな丸テーブルでドリンクしながらアナウンスを待つというスタイルにするんでしょうカクテルグラス

まあ、ROHは彼らにとっては職場であって、特別な気分がしないでしょうから、たまには映画スターのような華やかな気分を味わって下さいませクラッカー


新聞記事は→こちら でご覧下さいですが、ノミネートがカテゴリー別アルファベット順になっててわかりにくいので、以下、私が勝手に並べ替えてみました手裏剣


しかし!?一体どういう基準で選んでいるのか全く理解できない候補も多く、特に女性歌手部門では名前すら聞いたことのない人が2人いて、ロンドンに来ない歌手についての知識不足に我ながら愕然ショック!


世界のオペラファンの間でこれがどれくらいニュースになるのか、今後果たして価値ある賞として発展していくのか、会場は持ち回りか、等々この先どうなるのか興味深いところですが、初回をロンドンでやってくれるのは嬉しいです。テレビで生中継してくれるといいけど、超マイナーなオペラのイベントなんて視聴率取れませんよね?しょぼん


歌手

Female Singer (やっぱりディドナートかしら?)
Sarah Connolly
Joyce DiDonato
Evelyn Herlitzius  (誰?)
Catherine Nagelstad
Nina Stemme
Béatrice Uria-Monzon (誰?)

Male Singer (アントネンコは大好きだけど、知名度からすると、カウフマン、カレヤ、ブリンの順か?)
Aleksandrs Antonenko
Piotr Beczała
Joseph Calleja
Jonas Kaufmann
Luca Pisaroni
Bryn Terfel

Young Singer (これは絶対レジネヴァ嬢に決まり)
Sophie Bevan
Andrei Bondarenko
Allan Clayton
Julia Lezhneva
Duncan Rock
Tamara Wilson


指揮者、オーケストラ、コーラス

Conductor (身内びいきでパッパーノ大将に軍配が上がると嬉しいけど、)
Richard Farnes
Ingo Metzmacher
Nicola Luisotti
Antonio Pappano
Christian Thielemann
Opera Orchestra (これはいくら身内びいきしても、ROHは無理だ)
Maryinsky Theatre
Metropolitan Opera
Royal Opera House
Vienna Staatsoper/Philharmonic
Chorus
Bayreuth Festival
Cape Town Opera
Helikon Opera, Moscow
Netherlands Opera

Newcomer (conductor or director)
Leo Hussain
Oliver Mears
Evan Rogister
Daniele Rustioni
Robert Sandoz
Ryan Wigglesworth

作品、プロダクション
New Production
Die Frau ohne Schatten, La Scala, p. Claus Guth, d. Christian Schmidt
The Legend of the Invisible City of Kitezh, Netherlands Opera, p. and d. Dmitri Tcherniakov
Lulu, La Monnaie, p. Krzystof Warlikowski, d. Malgorzata Szczesniak
Norma, Opera North, p. Christopher Alden, d. Charlie Edwards
Peter Grimes, La Scala, p. Richard Jones, d. Stewart Laing
La Sonnambula, Staatstheater Stuttgart, p. Jossi Wieler and Sergio Morabito, d. Anna Viebrock

World Premiere
Babylon (Widmann), Bayerische Staatsoper
Mittwoch aus Licht (Stockhausen), Birmingham Opera Company
Silent Night (Putz), Minnesota Opera
Solaris (Glanert), Bregenz Festival
Written on Skin (Benjamin), Aix-en-Provence
Rediscovered Work (CTファンの間で話題沸騰のアルタセルセ! ベリサリオは生で聴きましたよ)
Artaserse (Vinci), Opéra National de Lorraine
Les Aventures du Roi Pausole (Honegger), Opéra de Genève
Belisario (Donizetti), Opera Rara
David et Jonathas (M.-A. Charpentier), Les Arts Florissants

演出・デザイン
Director
Claus Guth
Stefan Herheim
Richard Jones
Dmitri Tcherniakov

Set Designer
Paul Atkinson
Christof Hetzer
Simon Holdsworth
Antony McDonald
Dmitri Tcherniakov
Costume Designer
Simon Higlett
Christian Lacroix
Olga Polikarpova
Buki Shiff

Lighting Designer
Paule Constable
Jean Kalman
Duane Schuler
Adam Silverman
Jennifer Tipton


オペラカンパニー、フェスティバル
Opera Company
Oper Frankfurt
Opéra National de Lyon
Staatsoper Stuttgart
Stanislavsky Music Theatre Moscow
Theater an der Wien

Festival Opera
Aix-en-Provence
Garsington
Salzburg
Santa Fe
Wexford

Accessibility
Metropolitan Opera
Streetwise Opera
Teatro Sociale di Como
Welsh National Opera

録音/録画
DVD
Lohengrin, Bayreuth Festival, p. Hans Neuenfels, c. Andris Nelsons (Opus Arte)
Le nozze di Figaro, Opéra National de Paris, p. Giorgio Strehler, c. Philippe Jordan (Bel Air Classiques)
Tosca, Royal Opera, p. Jonathan Kent, c. Antonio Pappano (EMI)
Il trittico, Royal Opera, p. Richard Jones, c. Antonio Pappano (Opus Arte)
The Turn of the Screw, Glyndebourne Festival Opera, p. Jonathan Kent, c. Jakub Hruša (FRA Musica)

CD (Complete Opera)
Alessandro (Handel), c. George Petrou (Decca)
Artaserse (Vinci) c. Diego Fasolis (Virgin)
The Bartered Bride, c. Jiří Bělohlávek (HM)
La finta giardiniera, c. René Jacobs (HM)
Suor Angelica, c. Andris Nelsons (Orfeo)

CD (Operatic Recital)
Joyce DiDonato: Drama Queens (Virgin)
Elīna Garanča: Romantique (DG)
Christian Gerhaher: Romantic Arias (Sony)
Mariusz Kwiecień: Slavic Heroes (HM)

その他
Philanthropist/Sponsor (大口寄付者やスポンサーに賞を差し上げるって稀ですよね?でも大切お金
Audi
Investec Wealth and Investment
Sir Peter Moores
Rolex



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やっと

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やっとと言っても、電話線が復活されたわけではなく、iPhoneで記事投稿ができるようになっただけですが(British Telecomが週末に修理してくれるわけないもんね)、それがわかったのが日曜日の深夜。

充実してたけど、あれこれ忙しい週末でした。

で、怒濤の2月はまだ続き、明日からも引き続き連チャンお出掛け。

ってことは、インターネットが使えても使えなくても、ブログ書いてるヒマはないってことじゃん。

まあ、そうなんですが、写真載せられないのでオペラ記事とかはアップできないけど、気が向いたらあーだこーだブツクサ言うかも。





iPhoneからの投稿

ロッホとポルーニンがロイヤルバレエに戻ってきてくれました 

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<20th Feb Wed>                      カメラ写真はクリックで拡大します


先週の金曜日に故障した電話線が今日めでたく復活クラッカー


1週間以内に修理すると言ったBritish Telecomは約束を守ったわけで、実はおそらく駄目だろうと思っていたのですが、見直しましたわアップ (←どんだけこの国のサービスへの期待が低いんだか・・)


インターネットが使えなかった5日間は毎日出掛けてて、そんな時は「一体、ブログの更新はいつできるんだろ?」という切迫状況になって気が重いのですが、不可抗力でブログ更新できなくなって一気に気楽になり、心おきなくオペラやバレエ、コンサート、飲み会を楽しめました。絶妙のタイミングで壊れた電話線に感謝したいくらい。


でも、もちろんインターネットなしでは生活が成り立たないほど不便なわけですから、思ったより早く復活してとてもハッピー。


今夜はバービカンのヴェンゲロフのリサイタルに行ってたのですが、せっかく写真のアップもできるようになったわけで、準備してあった2月15日のバレエの写真をアップしておきましょう。


5つの演目のミックスビルですが、話題は当然Marguerite and Armandマルグリットとアルマンに集中合格


なんせ、先シーズンでロイヤルバレエを退団し、ライバルのイングリッシュ・ナショナル・バレエのダンサー兼芸術監督に就任したタマラ・ロッホと、若気の至りでロイヤルバレエを飛び出した問題児セルゲイ・ポルーニンの二人がROHに戻ってきてくれたわけですから。


London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)     London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)


London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)
オペラの椿姫と同じストーリーで、今回この二人では3回だけの共演。


以前この二人のこのバレエを観たことがあるのですが、その時ロールデューで緊張してたポルーニンが今回は余裕の熱い演技を見せ、この若い天才ダンサーがちゃんと成長しているのを見て安心しました。一時はもうバレエも止めてしまうのかしらと心配でしたから。


喧嘩別れした刺青不良青年ですが、やっぱり上手だし華のある素晴らしいダンサーですから、これからはゲストという形で時々ここで踊ってくれたらいいなと誰でも思っていることでしょう。




London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)      London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)

London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)
実は明日(21日)が最終パフォーマンスで、これがタマラのお別れ公演ですから、きっと上からお花がいっぱい降ってきたりして大いに盛り上がるに違いありません。私はまた行きますので、舞台横の席からまじかに歴史的な感動シーンを目撃できるのが楽しみ。

     London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)      


London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)     London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)

ついでに、他の写真も載せておきましょう。

5つの演目のうち、平野亮一さんや小林ひかるさんが出てるのがLa Valse、モダンな衣装なのがMonotones



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一段落しました 

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<21st Feb Thus>

この2週間近く、ほぼ毎晩出掛けていたのですが、今日のバレエで殺人的スケジュールは無事終了


明日の金曜日はムスメが遊びに来るので、カーチャンは午後休暇を取って久し振りに家でのんびりする予定。


5日間使えなかったインターネットも復旧したので、これから、あれこれ、ぼちぼち、今度はパソコンにかじりついて頑張ります。


フラワーシャワーで盛り上がった今夜のさようなら、タマラ・ロッホの写真を少しだけアップしますが、すっごくたくさん撮ったので、続きはまた明日にでも。



London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)


London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)

London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)


London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)

特別な日ですから、敬意を表するために着物で行きましたよ。





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タマラ・ロッホ退団記念バレエ公演

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<23rd February Sat>

昨日の金曜日はムスメが遊びに来てくれたので、カーチャンは午後会社を休み、3人でのんびりDVD観たりしてました。自宅で3D映画まで観られるなんて良い時代になりましたよね。観たのはマダガスカル3でしたが、カラフルで楽しめました。

これから手短にどんどん書いていこうとは思うものの、一体何から手を付ければいいのか迷いますが、まずはまだホットな話題からはじめましょうかね。

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2月21日のタマラ・ロッホの退団公演の写真はその日のうちにちょっと載せましたが(→こちら )、たくさん撮った中から追加でご披露しますので、クリックで拡大してご覧下さい。


アリーナ・コジョカルと並ぶロイヤルバレエの花形バレリーナだったロッホの記念すべきさよならパフォーマンスが、白鳥の湖とかぱーっと派手なフルバレエではなく、こんなミックスビルの一部でしかも彼女のテクニックを堪能できるものではなかったのは残念ですが、時間を掛けて準備できる引退公演ではなく先シーズン終わりに彼女が急に退団表明した経緯を考えれば仕方ないですね。


でも、今回は違う理由でこのバレエ団を飛び出した問題児セルゲイ・ポルーニンが出たことも話題になり、最後は予想通り大いに盛り上がりましたクラッカー

バレエに詳しい友人によると、客席に過去のダンサーがたくさんお祝いに駆けつけてたようです。


London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)     London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)


Marguerite and Armandのパフォーマンスは、私は16日にもほぼ同じ角度から観ているので新鮮味が薄れてさほど感動はしませんでしたが、演技力抜群のタマラの役になりきった熱演は文句なく素晴らしかったですキラキラ 


London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)    London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)

総立ちの客席の写真を撮ってて舞台から数秒間目を離した隙に、


London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)     London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)


一緒によく踊ったカルロス・アコスタが大きな白い花束を持って登場したのを見逃してしまい、あとで写真を見てはじめて彼だと気付きました目

でも、私はなぜかカルロスには惹かれなくて、そのせいで実はタマラの踊りもそんなに多くは観ていないのが今になって悔やまれますむっ


移籍したイングリッシュ・ナショナル・バレエで踊ってくれるので、機会があればそちらにも行ってみましょう。
London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)       London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)



London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン) London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)

London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン) London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)


London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)
ブーケ2バルコニーから投げられたお花の量は驚くほと多くて、長い間、これでもかこれでもか、とドサッドサッ流れ星と音を立てて降り続いたのでした。


長いカーテンコールが終わった後、着物姿の写真撮ったり帰り支度に手間取っているうちにほとんど誰も残ってな状態になったら、カーテンの向こうから拍手が聞えてきて、仲間うちでさらに盛り上がっている様子が想像できて、余韻に浸るこちらもなんだかさらに感動ドキドキ


滅多にない感動シーンにまじかに接することができのはラッキーで、幸いトーチャンも初体験できて喜んでましたニコニコ


London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)
London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)    


ミックスビルだと色んなダンサーが観られてお得感あるのですが、この特別な夜に他の演目で活躍した日本人ダンサーの写真を貼っておきますね。


La Valseの小林ひかるさんと平野亮一さん、Voices of Springの崔由姫さん、Monotonesの高田茜さん(茜ちゃんはこの日も出てましたが、写真は16日のものです)

London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)     London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)



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着物お出掛け3回分(オペラで出待ちもしました)

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<24th Feb Sun>

先週5日間インターネットが使えなくてブログの更新ができなかったのですが、そういう時はアクセス数が当然うんと減るだろうと思うじゃないですか?でも、不思議なことになぜかすごく増えて、今までで最高の日までありましたよ叫び  私のことを心配して下さったばかりでなく、はたまた「よっしゃ、イギリスのサービスがどれほど悪いかウォッチしてやろうかないか」、という野次馬さんがたくさんいたってことでしょうか? それなら、私が病気になってブログ更新できなかったらアクセス数増えるかも? 「健康だけが取り柄の椿姫さんがどれくらい長くへこたれるんだろう」ってね。 仮病になるしかないですが、それは又のお楽しみにして頂いて、今は溜まっていることをどんどん片付けないと。

オペラやコンサートは省くことも多いですが、着物は自分の記録として残すためにパスせずに全て写真アップしてますので、今日は横着に3回分まとめて。

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先日までの強行スケジュール中、頑張って3回着物を着ました。

全てロイヤルオペラハウスでしたが、まとめて写真をアップしておきます。クリックで拡大します。


1 2月14日 オペラのオネーギンへ。


日本からサイモン・キーンリーサイドを追っかけていらしたSardanapalusさん母娘さんも着物でいらっしゃるということで私も便乗。


同じくオペラ&ブログ仲間のStarboardさんから頂いたコーヒー染めの梅の帯が主役ですが、今回は着物と同系色にしてみました。それだけだとちょっと色目が少なくて淋しいかなと思い、帯締めはグリーンに。飛び絞りの帯揚げの柄が上手く出なかった上に、ちょっと赤い桜部分が出過ぎかな・・。


London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)    London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)
  
London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)      London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)

London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)      London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)


2 2月16日もオペラのオネーギン。


とても暖かくて春の気配を感じるこんな日は、お花がいっぱいのこの可愛い小紋が着たくなりますコスモス


週末でしたが早く到着したので、まだガラーンとした2階のロビーでも写真撮りましょう。


London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)
     London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)

London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)


着物に親しむきっかけを作って下さった着物師匠の春さんからお預りしているブルーグレーの着物を今日は白い帯ですっきりと。初登場の水色とピンクの帯締めも頂き物。日本からの訪問者のご厚意で成り立っている私のロンドン着物生活でございます。


仲間と一緒に皆でステージドアで出待ちしたのですが、暖かいので羽織ものなしでも平気。多過ぎず少な過ぎずちょうど良い人数で、楽しい出待ち風景になりました。
タイトルロールのバリトン、サイモン・キーンリーサイドがお目当ての人が多かったのですが、テノール好きの私はなんといってもレンスキー役のブレスリク君ラブラブ 


誰にでも極上の笑顔のサービス満点のブレスリク君、上機嫌で抱き寄せてくれましたラブラブ! 
London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)

    London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)

コーヒーこの後、仲間たちと6人で近くのカフェでオネーギン談義しながらお茶して帰宅したら午前1時過ぎ。着物だと駅まで迎えに来てくれるトーチャンはもう寝てるので、興奮しながら歩いて帰りましたとさ。



London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)
3 2月21日のバレエは、トーチャンも一緒だったし、厳しい寒さがぶり返したので、着物で行くのはよそうとも思ったのですが、この日は退団した花形バレリーナのお別れ公演という特別イベントだし、頑張ってお目出度い色目のコーディネートにしたら、いつもより褒めて下さる方が多かったです。


総絞りの羽織は母親のうんと昔のお古で、日本では流行遅れで着られないほど丈が短いですが、折角実家から遠くまで運んできたわけですか、お許し下さい。


    London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)


あ、着物も草履も頂き物です。サイズがおおらかだからこそ譲り合いができる着物の利点の一つです。


London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)     London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)

寒いけど、たまにはバルコニーに出て写真撮ってみましょう。折角上からコベントガーデンのマーケットを見下ろす角度で撮れる背丈のトーチャンと一緒ですからこき使う活用しましょう。遠くにロンドンアイも。


London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)      London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)

今月はこれですでに5回。来週のイエスティン君のリサイタル(ウィグモアホール)にも着物で行けるかもしれません。



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エフゲニー・オネーギン by Tchaikovsky 懲りすぎた新プロダクション 

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<25th Feb Mon>

毎年、オスカー授賞式になると、イギリスでは真夜中から明け方になってしまうテレビ生中継を見られる身分に早くなりたいものだと思うのですが、今年もやっぱり駄目でした。でも、そろそろ、なんとかしたいものです。実は来年こそはと目論んでいますが、番組をより楽しむためにもまず候補作品を観に行く時間を作りないと・・・、と考えると焦ります汗

オペラやコンサート、ムスメの作品等、書きたいことが山ほど溜まっている中から、これだけは外せないオネーギンを週末に準備しときました。

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London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)


London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)

London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)


2月4日(初日)、14日、16日と3回、新プロダクションのオネーギンを観ました。


まず、オネーギンってどんな話なの?という方は、以前の記事でご覧下さいですが(→こちら )、要するに、


本本ばかり読んで恋に恋する田舎娘タチアナが、目の前に現れた伊達男オネーギンを「彼こそ私がずっと待ってた男性」と思い込んで熱烈なラブレターを送るがラブレター、ニヒルなオネーギンは「俺は結婚するタイプじゃないし、第一、そんなに素直に吐露するもんじゃないよ」、とお説教する始末。数年後、洗練された上流階級夫人となったタチアナに再会したオネーギンは、今度は彼がお熱になって言い寄るが、一時はぐらついたタチアナもは結局はオネーギンを退けるガックリ


という、タイミングが合わなくて一緒に幸せになれなかったすれ違いカップルのお話。



London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)     London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)


家プロダクションワンピース

ROHのオペラ監督カスパー・ホルテンが就任以来はじめて演出するオペラですが、前プロダクションもまだ充分新しいのに、この作品に大いに思い入れがあるらしいホルテンのごり押しで新プロダクションを作ったに違いないですね。彼のROHの地位を考えたら、失敗したら笑いものになって立場も悪くなるでしょうからプレッシャーだったと思いますが、結局、批評は散々しょぼん

でも、失敗を怖れずに新コンセプトを貫いたホルテンの勇気は褒めてあげたいし、私は3回観たのですが、その度に違う印象を持ったという珍しい体験もして、それなりに色々考えさせられて興味深いプロダクションです。


一番の特徴は、オネーギンとタチアナの二人には歌手とは別にそれぞれ若いバージョンの分身ダブルという設定の俳優が登場し、歌ってる自分たちは結末を知りつつ、「ああ、あの時にああすれば、結ばれたかもしれなかったのに・・・」という後悔と回想の形を取っていること。

London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)      London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)

まず、初日に観たときは白紙状態だったので、「なんなのよ、これ! 4人も出てきて混乱するじゃないの。懲り過ぎだわ。それに、若い二人が出てきたら、余計に中年主役歌手が老けてみえるわ」、と怒りすら感じましたむかっ


でも、批評とか読んでコンセプトを理解してから観た2度目は、「そうよね、すれ違ってしまったけど、二人が幸せになれたという仮定場面を実際に見せてもらえると、二人に対して共感感じるわ。これまでと違う見方をさせてもらって感謝かも」、と思いましたラブラブ


そして3回目は、「やっぱりこれはひねくれ過ぎで、チャイコの美しい音楽を堪能するには素直な演出がベストだし、理想的な舞台を想像するのはオペラの観客にとって楽しみでもあるわけだから(そうしないとわけのわからないヘンテコな演出が多いので)、その余地を与えないこの演出は観客の知性と想像力を侮辱してるのではないか」、と再び批判的になりましたむっ


そして、3回とも許せなかったのは、レンスキーの聴かせどころのアリア「クーダ、クーダ」で、これは決闘にオネーギンがなかなか来ないので待ってる場面なんですが、決闘の結果を知ってて後悔してる未来の中年オネーギンがうろうろしてたこと。レンスキーが主役なんだから素直に一人だけで思う存分注目浴びさせるべきなのに、憂い顔で後ろから「ごめんな」、と言わんばかりに抱きついたりして、邪魔くさいったらパンチ!  手紙を書くのはヤング版タチアナ、決闘するのもヤング版オネーギンというのはまだ我慢できるけど、この場面だけは嫌だ。
London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)
尚、ビジュアル面では、場面に相応しい映像がプロジェクトされたようですが、私の安い横の席からはアーチが邪魔になって後ろがほとんど見えなかったのでその点はコメントできません。農民の集まりや上流階級の舞踏会という場面はほとんど後ろばかりでやってたので、私には変化のないつまらない舞台にしか見えなかったけど、全体が見えればまた違う印象なんでしょう。


ちょっと前にENOでやったオネーギンは当たり前過ぎて面白みに欠けたけど美しい音楽を引き立てて気に入りましたが(→こちら )、これはやっぱりひねくり回し過ぎた失敗作でしょう。私の席からはそんなに聞えませんでしたが、プロダクションチームはカーテンコールで当然ブーイングようです。来月ベルリンに観るローエングリンもたしかホルテン演出なので、今から不安・・・ガーン
London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)
Director Kasper Holten

Composer Pyotr Il'yich Tchaikovsky
Set designs Mia Stensgaard
Costume designs Katrina Lindsay
Lighting design Wolfgang Göbbel
Video design Leo Warner
Animation Lawrence Watson

Conductor Robin Ticciati
Tatyana Krassimira Stoyanova
Eugene Onegin Simon Keenlyside
Olga Elena Maximova
Lensky Pavol Breslik
Prince Gremin Peter Rose
Madame Larina Diana Montague
Filipyevna Kathleen Wilkinson
Captain Michel de Souza
Monsieur Triquet Christophe Mortagne
Choreography Signe Fabricius

カラオケパフォーマンス音譜

ほとんどの批評で、プロダクションはペケ、パフォーマンスは二重丸と書かれたように、歌のレベルはとても高くて、特筆すべきは、主役準主役だけでなく脇役に至るまで皆さん上手で足を引っ張る人が一人もいなかったこと。滅多にないですよ、そんなことクラッカー

London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)    London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)

オネーギンのサイモン・キーンリーサイドは他の役で嫌と言うほど聴いてるので私にとっては新鮮味はないですが、そりゃ上手です。特に演技力は抜群で、いわゆる大袈裟なオペラ歌手風ではなく細やかで複雑で、演技だけでも食っていけます、彼なら。なので、彼の良さを理解するために、なるべく近くで見ましょうね。年齢的にはオネーギンはちょっと苦しいですが、若く見えるしギリギリOKでしょうか?

でも、のっけから登場して、しかもすでにその時から、レンスキーは決闘で殺してしまったしタチアナには振られるしという設定でずっと憂いばっかりだったのが(演出のせいですが)単調過ぎて残念。観客とタチアナが最初に出会うオネーギンは「お、また俺に惚れてる女が現れたぜ」、というモテ男の傲慢さを出してくれなければオネーギンとは言えないでしょ。

オネーギンが登場する筈ではない場面でも彼がうろうろしてたので、サイモンのファンは喜ぶでしょうが、やっぱり変です。

London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)
   London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)    

ビジュアル的に全くOKではないのがタチアナ役のクラシミラ・ストヤノーヴァで、どう見てもタチアナのお母さん役が相応しいルックスだけど、このプロダクションでは若くて美しいタチアナがもう一人いて補ってくれてるので、まあ良いことにしましょう。

俳優並みのサイモンと比べては可哀相なものの、演技面で一番メリハリがないのが彼女なんですが、肝心な歌唱面では深味のある美声が素晴らしく、私ははじめてだったので新鮮でずっと聴き惚れました。でも、タチアナが彼女の良さを最も出せる役とは思えないので、他のしっとりした大人の役で是非聴いてみたいです。
London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)

      London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)      
テノール好きの私にとってはレンスキーは大切ですが、今回のパヴォル・ブレスリクはビジュアル的にも申し分のない若いレンスキーで、特徴はないけれど素直な声質は大好きだし、圧倒的な声量の持ち主ではないけれど好感の持てるご贔屓のテノールの一人ですドキドキ  彼会いたさに出待ちもしたし(素顔のほうが素敵ですラブラブ!)。

London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)
1回目を右から、2回目は左から、そして切符を両側持ってた3回目をどちらから見るか迷った時(セットは左右対称で同じなので)、レンスキーがよく見える左側にしました。

しかし、レンスキーは歌う場面あまりにも少ないので、もっとちゃんとした主役でブレスリク君を堪能したいです。
生で聴いた中ではROHのコジ・ファン・トゥッテが素晴らしかったですが(ドン・ジョヴァンニは別キャストのポレンザーニに負けてたけど)、あまりにも衣装がひどいプロダクションなので、いつかハンサムな彼がさらに引き立つようなプロダクションで愛でたいものです。
     


  
  
London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)    London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)

London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)    London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)

妹オルガ役のエレーナ・カムシモヴァは初めて聴くメゾソプラノですが、愛らしい容貌に似つかわしくない深い立派な声が印象的なので、覚えにくい名前だけど必死で覚える価値あり。
お母さんのダイアナ・モンタギューが上手なのは充分承知ですが、乳母役のキャスリン・ウィルキンソンの凄い声量にはびっくり。
タチアナの亭主役のピーター・ローズ、ちょい役でも良いアリアのある得な役ですが、今まで脇役で巨漢でも目立たなかった彼がついに陽の目を見たわけで、これだけ歌えれば海坊主のような異様なルックスも生かして飛躍できるのでは? ロシア語のオペラの中で唯一フランス語で歌うムッシューも良かった。

指揮者のロビン・ティチアーチ君は、ROHで観るのははじめてだと思うのですが、グラインドボーンの次期音楽監督ですから、若くても実力はあるのでしょう、きっと(チリチリ頭で可愛い顔だし)。先日のバービカンでの女王様ご臨席のコンサートのエニグマ(エルガー)は上出来でしたが、今回のオネーギンの批評は様々。私は特に上手とも下手とも思いませんでしたが、楽しそうにロシア語で一緒に口ずさんでいる様子はよく見えました。

 London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)       London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)

というわけで、プロダクションは★、パフォーマンスは★★★★でしたが、歌重視の私としては充分楽しめて満足ニコニコ


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マキシム・ヴェンゲロフ(ヴァイオリン) リサイタルに復帰

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<26th Feb Tue>

アーニャ・ハルテロスは5月のROHのドンカルロにはどうせ出ないんだろうなあ、でも、そうなったら代役は当然マリーナ・ポプラフスカヤかしら・・ぞ~っ汗・・・と心配していたら、ああ良かった、代役は違う人ですって。なんだやっぱりキャンセルするわけ? はい、でも、全部降りるんじゃなくて最初3回は(今のところ)出てくれるとのことなので、今日の代役発表(→こちら )にはがっかりするどころか、一安心でした。「3月のラ・ボエームを降りたお詫びに私が歌うわ」とフリットリが名乗り出てくれる筈もないですしね。この難しい大役の代役はLianna Haroutounianという聞いたこともないソプラノですが、箱ふぐポポでなかっただけでもよかった、よかった。

というわけで、予想してたキャンセルが現実となりましたが、気を取り直して、溜まってる記事をどんどん片付けましょう。

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2月20日、マキシム・ヴェンゲロフのリサイタルに行きました。


肩を痛めていた彼がかつてはよく出ていたバービカンでリサイタルを開くのは久し振りで、彼自身「またここで演奏できてとても嬉しい」と挨拶。


去年12月にここでエリザベス女王陛下ご臨席のコンサートがあった時にチャイコフスキーのヴァイオリン協奏曲を弾いてくれたのが私にとっては久し振りのヴェンゲロフだったのですが(→こちら )、もちろん相変わらず素晴らしいテクニックで世界のトップクラスには違いないのですが、「へ~え、超有名なチャイコのこの曲って、こんなに難しかったっけ?」と思ってしまうくらい苦労してる彼を見ながら複雑な気持ちでした。


私はかなり何度も生で聴いているのですが、私にとっては彼が他のヴァイオリニストを引き離して世界一だった理由である始終一環した音色の美しさが感じられなかったからです。


やっぱり、まだ本調子ではないのかもと心配しながら臨んだ今回のリサイタル、さてどうだったのでしょうか?


London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)

Beethoven Violin Sonata No 10
Schubert Grand Duo
Franck Violin Sonata
Saint-Saens Havanaise Op 83
Saint-Saens Introduction
Saint-Saens Rondo Capriccioso

アンコールはガブリエル・フォーレのしっとり曲

Maxim Vengerov
violin
Itamar Golan piano


まずは渋いベートーベンでしたが、なんと譜面を見ながら弾いたんです叫び


葉加瀬太郎じゃあるまいし、よほどの前衛的な新曲とか以外で譜面を見ながら弾く一流のヴァイオリニストなんてほとんどいないですよ。それなのに、まさか、あのヴェンゲロフが・・・


しかも、葉加瀬太郎さんもそうでしたが、精神安定剤として譜面は置いてあるだけで実際には見ないというのではなく、かなりしっかりフォローして・・・


音色もかなり失望。彼にしてはやけに渇いた音で時にはかすれたりもして・・。彼が誰だか知らないではじめて聴いたら、特に上手だと思わないでしょう。彼をはじめて聴くトーチャンは「nothing special」とバッサリ。世界一のヴァイオリン弾きだからと期待させて、高い切符を無理して2枚買ったのに(二人で100ポンド)・・。


私はベートーベンがなぜか好きではないこともあり、一曲目は全く楽しめませんでした。


2曲目のシューベルトはぐっと華やかで軽やかな曲だったのでちょっと幸せな気分になりましたが、でもまだ譜面を見たまましょぼん  最近、ロンドンでも音楽大学ロイヤル・アカデニー・オブ・ミュージックの教授になったりして忙しいのはわかりますが、本末転倒ではないですか、教授~っ?

  
London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)


幸い、後半は有名な曲ばかりだったせいもあり、全て暗譜で弾いてくれて、目を閉じておなじみの恍惚の表情を見せてくれて安心しました。


叙情的なフランクのソナタもメリハリつけて弾いてくれてなかなか良かったし、なんと言っても圧巻はサンサーンスで、これでもかと超技巧をご披露してくれて盛り上がり、トーチャンも「後半はずっと良くなったね」、と褒めてくれました。たしかに。

でも、私に言わせりゃ、「これだけ弾ければ勿論誰でも超一流と思うけど、でも違うのよ、彼は以前はもっと上手だったのよ、本当はもっと弾ける人なのよ~。いつも最初から最後までこよなく美しい音色でうっとりさせてくれたあのヴェンゲロフは一体どこに行ってしまったの?これくらい弾ける人は他にもいるでしょ?」、なんですけどねむっ


London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)

数年間淋しい思いで待ったのに、これでは不満の残るコンサートでしたが、観客は暖かく彼の復帰にヤンヤの拍手クラッカー


まあ、最前列かぶりつきでこれだけの演奏を聴けたことに感謝しつつ、まだ38歳の彼の完全な復調を気長に待ちましょう。来シーズンはバービカンに4回も出てくれるのですが、最近あそこは値段が高いので一枚だけ買ってあります。

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Iestyn Davies @Wigmore Hall (着物で)

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<28th Feb Thus>

「うわ~ッ、スケジュール表真っ黒!ガーン」、とずっと心配してた2月ですが、全て無事にこなせました。仕事も忙しかったので直前になってさすがに怖気づいて2つキャンセルしましたが、それでもオペラとコンサートに12回(ROH7回、バービカン3回、Wigmore Hall2回)行き、他にもあれこれ用事があったし、着物お出掛けも5回。いつも順不同のブログ記事ですが、溜まっているものを全てすっ飛ばし、愛しいイエスティン君の昨日のコンサートを優先ドキドキ

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カメラPhotos will be larger by clicking


London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)     London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)


2月27日、Wigmore Hallにご贔屓カウンターテナーのイエスティン・デーヴィスを聴きに行きました。


今シーズンはレジデントと称して4回も出てくれるイエスティン君、これがその3つ目ですが、人気上昇に乗じて切符のゲットがどんどん難しくなってます。年寄り客の多いウィグモア・ホールのフレンズ予約はいまだにオンラインではなく郵送或いはネットで申し込むんですが、イエスティン君のために年間100ポンドのサポートフレンズになった私は毎回「かぶりつき席を頂戴!」、とデカデカと書いてるのに、買う度に舞台から遠のき、こないだ7月のコンサートを買った際はH列しか取れませんでした。ちょっと前まで割りと簡単に最前列が買えたし直前でも残ってたのにこの頃は早々と売り切れてしまう程で、嬉しいけど悲しいファン心。


London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)    London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)


幸いまだ4列目が買えた昨日のコンサート、理想的ではないけれど、しっとりとふくよかなイエスティン君の美声にうっとりして、仕事でバタバタした醜い一日の終わりに美しい夢の世界に連れてってもらえましたラブラブ

一緒に行ったトーチャンがイエスティン君を聴くのはこれが3回目ですが、すっかり気に入ったようで、「こないだのバービカンのCT(ラダミストのDavid Danielsのこと)よりずっと良い声だね」、と当たり前のことをぬかしてました。


仕事疲れの私は実に器用に演奏だけの曲の時はずっと居眠りしてたのでコンサート全体については感想言えませんが、イエスティン君が歌ってくれたのはパーセルを中心とする17世紀のイギリスの英語の歌で、典雅で美しい小品を味わうにはクラシックでこじんまりとしたウィグモアホールは雰囲気も最高。


ウィグモアラベルのCDにもなるようですから、CTファンの方には特に私が惹かれるイエスティン君の中音の美しさを是非聴いて頂きたいです。


Iestyn Davies countertenor

Richard Egarr harpsichord

musicians from the Academy of Ancient Music

Henry Purcell (1659-1695) Arise, my muse/Strike the viol/Here the Deities approve/The pale and the purple rose

Giovanni Gabrieli(1554/7-1612) Sonata XXI for 3 violins

Johann Pachebel (1653-1706) Canon

Henry Purcell Three Parts upon a Ground/'Tis Nature's Voice/Crown the altar/If music be the food of love

interval

Jeremiah Clarke(1674-1707) The Glory of the Arcadian Groves

John Blow(1648/9-1708) Poor Celadon, he sighs in vain

William Croft(1678-1727) Ye Tuneful Numbers

John Blow Suite from Venus and Adonis

Pelham Hamfrey(1647/8-1674) A hymne to God the Father

Henry Purcell O solitude, my sweetest choice

アンコールは、パーセルのFairest Isle


イエスティン君の顔に見惚れててプログラムは全く見てないのでどの曲かわからないのですが、今日は普通に紙の音符を使ってた彼が途中で出だしを間違えた曲があり、CD録のためにももう一回やり直したり、少しお喋りもしてくれて、今やこのホールのお馴染みさんでもあり、和気藹々の雰囲気でした。


ジーンズイエスティン君はノーネクタイに綿パンというクラシックコンサートにしてはえらくカジュアルないでたちで、12月のバービカンのバルタザールの窮屈な燕尾服も素敵だったけど(→こちら) 、今日はずっとリラックスして洒落た感じ。もしかしたら、イギリス人男性には珍しく、案外お洒落なのかも。


                London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)


London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)    London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)

寒かったけど、頑張って着物で行きましたよ。最前列ではないけど通路側の席なので、舞台のイエスティン君からよく見えるかもと期待して。ブルーグレーに可愛らしい小花が散った小紋と黒いなつめ柄の黒い帯で、適度に華やかでかつ落ち着いたコーディネートにしたつもり。


終了後は舞台裏のグリーンルームに行ってみましょうDASH!


一番乗りの私を、部屋で待ってたイエスティン君が「ハロ~~ッ」と大袈裟に迎えてくれました。

僕のファンのこの着物女性がいつものように他人を押しのけてまっさきに駆け付けるだろうと予想してたのもしれません。


London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)    London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)


ブログ用の写真が目的ということも知っているので、すぐに肩を抱いてくれてポーズ! もたつくトーチャンに早く早くとせっついたりしてみっともない夫婦ぶりを見せてしまいましたが、私の後ろに長蛇の列ができていたので、焦ったわけです。


チャイナ風シャツのハープシコード&指揮のリチャード・エガー氏ともツーショット。彼はハープシコードの腕前も超一流だし、the Academy of Ancient Musicを率いるだけでなく、今やイギリスのバロック音楽にとっては最も大切な音楽家の一人で、もうすぐ世界に大きく羽ばたきます、絶対に。




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ムスメの手作りネコちゃんとネックレス

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<2nd Mar Sat>

久し振りに何も予定のない週末を楽しみにしてました。たまにはゴロゴロゆっくりしましょうとばかり、どこにも行かずにテレビ(主に観逃した番組のキャッチアップ)とラジオ(NYメトの同時生中継パルジファル)。6時間近い長い長いワーグナーをラジオで聴きながらパソコンで写真の整理や次の記事の写真選びがはかどりましたが、根つめてやってたら肩こってしまったので、今日はあっさりムスメの作品の写真をご覧頂くことにしましょ。

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London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)
映画の小物作りの仕事の合間でしばらくのんびりしてるフリーランスのムスメは、時々遊びに来てくれて、「こんなモノ作ったのよ」、と見せてくれます。


このネコの編みぐるみは、色違いでクリスマスにボーイフレンド君の2歳の姪っ子ちゃんにプレゼントしたもの(こちら )と同じデザインで、今度は一回り大きなのを自分用に編みました。 支え無しで座れるように、中に小石とか入ってるので、結構重いです。


ヌーボーとした表情がなんとも味のある怠け者らしいネコちゃんですが、ムスメのオリジナルではなく、日本では「あみねこ」と呼ばれて結構人気のあるようです。

日本語の本は→こちら 、ムスメが参考にした英語翻訳版は→こちら ですが、色んな人が編んだあみねこ君の写真が→こちら でたくさん見られます。


ブーケ1ゴージャスなお花は2月6日にバービカンのコンサートで人気メゾソプラノのジョイス・ディドナートからの思い掛けなくプレゼントされたものですが(→こちら )、バラはすぐ枯れてしまったけれど、この写真ではほとんど蕾の百合の花はこの後長持ちして、華やかな大輪のお花を10日間ほど愛でることができました。香りがあまりにも強くてむせましたが・・・ 

  

London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)     London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)



London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)
     London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)


モノ作りが仕事のムスメとしては、いつまでも見本通りに編んでいては面白くないですから、「そのうち自分で何か考えて作ってみるね」、と言った通り、次に来た時にはちっちゃなカモノハシを連れてきました。


これはほんの試作品で、「もっとちゃんとした大きいのを作るから」と言っていたのですが、ずっと待ってた映画の仕事が来週からやっと始まることになり、しばらくは忙しくてそんな余裕はないでしょう。


London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)
自分で作ったネックレスも3本持参宝石ブルー

全てあっさりしたデザインですが、左下(上の写真で彼女がつけてます)のスワロフスキーは自分用だからと又持って帰ってしまいました。飽きたらカーチャンに貸してね。


来週の日曜日(3月10日)はイギリスでは母の日なので、又来てくれるそうです。手描きのカードがもらえたら嬉しいけど、久し振りの仕事で疲れてるでしょうから、無理しないでね。



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