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ムスメの手描きのバースデーカード

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<23rd Apr Tue>


ベル今日は私の60歳の誕生日。


特に体力に衰えを感じるわけでもなく、皆さんは「そんな年には見えない」と仰って下さるので、60代になったという実感はないですが、この年まで大した病気や怪我をせずに無事に生きてこられたことをあらためて感謝する次第です。


London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)  

ブーケ1ムスメからのカードは→こちら にまとめてありますが、今回はお馴染みのカエル君が久し振りにぬいぐるみバージョンではなくフルに登場してくれて、赤いドレスとネックレスのカエル女性に花束捧げてます。


ワンピースあれ、どっかで見たドレスだわ!と気付いて下さる方もいらっしゃるでしょうが、はい、これは2月にバービカンでジョイス・ディドナートが着てたヴィヴィアン・ウエストウッドのバロック風ドレスにヒントを得てます(→こちら )。


タネを明かすと、還暦に因んで赤いドレスを描いてねと私がリクエストしたわけですが、赤いドレスですぐに思い浮かんだこのドレスの写真を見せて、これくらいゴージャスなのがいいわ、と伝えておいたのです。


London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)  

この日は舞台の彼女から大きな花束を頂いちゃったラッキーな私ですが、カエル君が抱えてるバラと百合の花束もそれとそっくり(→こちら )。


カードの中にもその時のバラと百合が描かれてます。


そして、ドレスの背景の赤い十字はイングランドの国旗でしょうね、きっと。今日はイングランドの守護神である聖ジョージの日でもあるので。 


祝日の少ないイギリスでは、もう少し増やそうという案が出る度にまず候補に上がるのが、シェークスピアの誕生日でもある4月23日なんですよ。いつかそうなってくれると嬉しいけど。



さて、節目の誕生日ですから、今日は会社を休んでお祝いしてもらいます。


例年の桜並木での記念撮影は桜の開花が遅れてるのでギブアップしてこうして家でのんびりしてますが、午後はまず、トーチャンとレストランで遅めのランチしてから、2月にオープンしたシャードという高層ビルの展望台へ上りますアップ


夜のムスメたちとのディナーは、仕事から帰るのが結構遅い彼女のためにフラットの近くのレストランへ。


カクテルグラスナイフとフォークレストランのはしごで今夜は酔っ払ってバタンキューかもしれませんが、明日は午前中会社を休むので、今日の様子を出社前にアップできるように頑張ります。


そして、誕生日イベントはこれで終わりではなく、5月になってからちょっとしたバースデー・ドリンクを計画してて、皆様がお祝いにいらして下さるのも嬉しいです。これも還暦に因んでをテーマにする予定。


London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)  


今日は着物を着ないのですが、代わりに、一昨日の日曜日にカードに渡しに来てくれたムスメとカウフマンのコンサートに行く前に撮った写真を載せておきましょう。

London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)     London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)

London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)

1週間前の乙女風ピンク着物(→こちら )よりも更に年齢無視でヒンシュク買いそうな派手な花柄ですが、こんな春らしい日にぴったりだし、さすがにこの着物はこれが最後かなということだけでなく、


この着物は、34年前に渡英する時に一枚だけ持参した着物で、一番長い間手元にあってなにかとお世話になったので、この記念すべき時にもう一度身に纏ってお別れと感謝を、というわけです。


せめて帯はもっと地味なのにすべきかしら、とも当然思ったのですが、ムスメに相談したら、このカラフルな組み合わせの方が良いと薦められました。


60歳になっても若い格好しててね、というメッセージというよりは日本の常識が理解できないムスメにとってはこれが当たり前ってことでしょうけど、すみません、日本の方にはお目汚しで。





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誕生日(前半) ランチと公園散歩

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<24th Apr Wed>


晴れ急に夏になったようなポカポカ陽気のロンドン。


昨日の60歳の誕生日は会社を休んであちこち行きましたが、特に高層ビルの展望台からたくさん写真を撮り、どれをアップするか選ぶのに時間が掛かりそうなので、今日はとりあえず前半として、その前までの行動を記録しておきましょう。


今日はこれから午後だけ仕事に行くのですが、続きを今夜更新できるかどうかは、バービカンで歌のリサイタルをしてくれるフローレス王子のアンコールの長さ次第かも。


London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)       London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)


London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)
ナイフとフォーク2時半スタートの遅めのランチは、リッツホテルから道を隔てたお隣にあるThe Wolseley(→こちら )で。


オンラインで予約を取るのが難しいお店のようで、3月初旬に予約しようとしたら、ランチは2時以降しか空いてませんでした。ディナーであれば、もっとうんと早くから予約しないと駄目みたいですよ。


有名人もよく来るお店のようで、ちょっと前に亡くなった画家のルシアン・フロイトは毎日来てたとたしかどこかで読んだ覚えもあります。


今日は、背広姿のテニスのティム・ヘンマン選手テニスを見掛けました。


昔はおそらく銀行だったんじゃないかしらと思われる造りの建物で、渋くて落ち着いてるけど明るくて、とても心地よい空間です。ウエイターさんたちもよく気がついてサービス満点。老舗らしい良さがあって、気に入りました。


London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)     London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)


雰囲気で選んだので食べ物はあまり期待してませんでしたが、チマチマ飾ったりせず、盛り付けも味も素朴で正攻法。8時にディナーなので軽く済ませようとしたのですが、全て量も結構あり、充分美味しかったので全部たいらけて、お腹が一杯になってしまいました。


選んだのは、私は、グリーンピースとレタスのスープ、lemon sole(カレイ)のフライ(パセリがどっさり付いてます)、マッシュルームのソテー、ヴァニラのミルフィーユ、

トーチャンは、フィッシュスープ、ウィーン風シュニッチェルとブロッコリー、コーヒーエクレア。


London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)      London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)


3時半とか過ぎてランチ客が去りはじめると結構空いてきましたから、このお店に行きたい方は3時からのアフタヌーンティーだとすんなり入れるかもしれません。でも、他のお客さんが食べてるのを見たのですが、他のホテルとかでよくある「きゃーっ、ちっちゃいケーキやサンドイッチ、スコーンがたくさんあって可愛い~っ」、という感じではなく、ダサい盛り付けで量たっぷりでした。

朝7時から朝食もやってるようなので、観光客の方はそちらの方がいいかも。


London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)     London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)


シャンペンは夜頂くことにして、お水だけにしておきましたが、最後にお誕生日おめでとうございます、ということでプレゼントを頂きました。予約する際に図々しく私がそう書いておいたからですが、箱の中はマカロンが3つ。ささやかでも嬉しいですニコニコ

London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)     London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)


4時近くにランチが終わり、高層ビルThe Shard展望台が予約してある5時まではまだ時間があるので、すぐ近くのグリーンパークへお散歩。


晴れ晴天で20度くらいはあったでしょうか、日向ぼっこしてる人がたくさんいて、ロンドンとしては夏の風情。


London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)     London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)


今年は例年より1ケ月は遅れてて水仙が盛りなので、実際には春がやっと来たということですがに拘って冬のコート姿の私の場違いなこと。でも、この時はちょっと暑かったけど、夜になったらきっと冷えるしね。

遠くに見える白い建物はバッキンガム宮殿。記念すべき日に計らずも来られて幸せ。

London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)      London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)


折角だから、宮殿近くまで行ってみましょう。今日の私たちはロンドンの観光客なんだから。


この後、The Shard、ムスメとのディナーと続きますが、私の大切な日がこんなピッカピカの快晴だななんで、気分最高。


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誕生日(後半) 高層ビルThe Shardからの景観と家族ディナー

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<25th Apr Thus>

私の誕生祝いに友人たちと4人でセレブ御用達レストランThe Ivyに行きました。早い時間だったせいか有名人は見掛けませんでしたが、意外に堅実なお料理で美味しかったです。


London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)    London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)

London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)
花束も頂きましたブーケ1



   London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)


← しつこく赤で迫りますが、レストランのトイレで撮った写真で失礼しますトイレ

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一昨日の誕生日お出掛けの続きを写真中心に駆け足でアップします。(前半は→こちら

カメラ写真はクリックで拡大。


London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)      London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)


London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)
今年2月に展望台がオープンになったThe Shard(「破片」という意味)に5時でオンライン予約しておきました(24.95ポンド)。


高さ300メートルちょっとで、72階建て。東京のスカオツリーの半分以下ですが、西ヨーロッパでは一番高いそうです。


左の図でおわかりのように、展望台の下は超高級フラット、ホテル、レストラン、オフィスなのですが、まだ出来てないので、今はまだ展望台だけ。


展望台は69階と72階で、前者は屋内、後者は屋外。

屋外と言っても、直接外を見られるわけではなく、ガラス越しなんですが、こんなお天気の良い日は爽やかなそよ風を感じることができて、気分爽快。


入場料が高いせいか、平日であれば予約は簡単で、こんなお天気良くても、結構ガラーンとしてました。




London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)     London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)



London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)     London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)


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London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)
てっぺんフロアーに小時間はいたでしょうか、写真撮ったり、双眼鏡であちこち眺めたりしてると飽きません。


地上は結構暑かったですが、ここはコート着てても快適。


建物に統一感がないので、全体としてのロンドンの景観は決して美しくないのですが、人生の節目の特別な日に、しかもこんな青空の下で長年住んでて愛着のある街をこうして上から眺めることができたのは良い記念になりましたラブラブ



London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)      London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)


London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)      London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)


距離や日差しの関係で、一番よく見えたのはタワーブリッジ、ロンドン塔、市庁舎なので、その方面の写真が多いのですが、遠くにドックランドも見えるし、シャードが影を落としてるのがなんだか楽しいです。

London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)    London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)


London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)    London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)    

私が30年以上も働いてる金融街シティも、高層ビルが増えて様変わり。残念ながら私のオフィスは見えず。オフィスからシャードが見えないんだから、当たり前か・・。


London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)     London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)
ラッシュアワーのロンドンブリッジ

London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)     London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)
        ロンドン塔                    セント・ポール寺院


London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)  オリンピック・スタジアム  

London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)   London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)  


ナイフとフォークランチを遅めにしこたま食べたので全然お腹は空いてないけど、ムスメの住むイーリングで8時からディナー。


Coteというカジュアル・フレンチのチェーン店で、午後に行った有名店The Wolsleyと比べたら全ての面で劣りますが、その分お値段はリーズナブルだし、雰囲気はとても良かったです。


London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)    London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)

私はツナのカルパッチョとリゾット、アイスクリームを注文。リゾットがぐにょーんべちょーとして美味しくなかったので、お腹が空いてないこともあり、ほとんど食べなかったら、一応聞かれたから理由は言ったけど、こんな不味いものを出して申し訳ないと思ったか、無料にしてくれました。ラッキー!


London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)    London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)


London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)    London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)


うんと美味しいわけではなかったけど、そんなことはどうでもよくて、この大切な日に、私の人生で一番大切な我が子と一緒に過ごせるだけで幸せというものです。


ボーイフレンド君は仕事が忙しくて来られなかったので、親子3人水入らず、外がだんだん黄昏ていくのを眺めながら大好物のシャンペン頂きながらゆっくり食事できて、本当に嬉しい時間でした。


お天気にも恵まれた記念すべき60歳のバースデー日記をここでシェアして頂いて、ありがとうございます。


これからは体力も知力も衰える一方でしょうけど、今の幸せを当たり前とは思わず、感謝しながら毎日を精一杯楽しみながら、もうしばらく元気に過ごせれば、としみじみ思った60代最初の日でした。




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ハンブルグに行ってきます

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<26th Apr Fri>


明日から2泊でハンブルグに行ってきますカバン
London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)
先月のベルリンに続くクラウス君(クラウス・フロリアン・フォークト)の追っかけですが、カウフマンやフローレスと違って、このドイツ人テノールはロンドンには来てくれないので(日本には最近よく行くくせに・・むっ)、こちらからドイツまで出向かなきゃならんのよ。飛行機代、ホテル代、もろもろ掛かるけど、愛しい人のためなら財布の紐がついゆるんじゃいますしねがま口財布ラブラブ!


今回観るのは、ワーグナーのマイスタージンガーですが、これまたロンドンには来ないボー・スコウフスも出るので、それも楽しみ音譜


クラウス君と言えば、先週末にミュンヘンのさまよえるオランダ人の同時生中継をテレビで観たのですが、つまらないちょい役だと思ってたエリックも、クラウス君が歌うと立派に聴こえるから不思議。

そのオランダ人のセットはスポーツジム走る人で白いバスローブにスリッパといういでたちのクラウス君温泉、万が一はだけたら、下はもしかしたら裸?、とかつい想像してしちゃいましたがべーっだ!、この観に行くマイスタージンガーはどんな衣装なのかしら? プロダクションについてなんの予備知識もないですが、できればクラシックな騎士姿で見たいわと思っても、ドイツだし、きっとヘンテコな読み替えかな~?


まあ、衣装はなんでも我慢するけど、クラウス君にカツラだけは被せないでね。あの金髪がなびかなくっちゃ彼の魅力が半減しちゃうから。 


ホテル

で、今回はトーチャンとはなく、クラウス君ファン仲間の友人と一緒で、風情ある港町と聞くハンブルグの中心にあるちょっと贅沢な4ツ星のルネッサンス・ホテル(→こちら )に泊ってゆったり優雅な気分も味わえそうなのが楽しみ夜の街   レストランにも行けそうで~すカクテルグラス


結構寒そうだし(予報は、最高11度、最低3度とか)、荷物にもなるので、着物は着ませんが、お誕生日のお祝い気分のまま旅行するのもワクワクします。


一昨日のフローレスのリサイタル記事を片付けて、気持ちをフローレス王子からクラウス君にきっぱり切り替えてからハンブルグに旅立ちたかったのですが、昨夜はレストランに行ってたし、結局完成出来ずじまい。


それ以外にも、帰ったら色々あって忙しいわあ。すぐにカウフマンのドンカルロも始まるし、おっと、その前にポール・グラヴスのファウストの懲罰もあるし、魔笛Bチームにも行くんだわ。


旅行中はあまりネットにアクセスできないと思いますが、月曜の午後に戻ります。



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フローレスのリサイタル @バービカン

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<29th Apr Mon>

カバン無事にハンブルグから帰りました。 短い旅でしたが、お天気にも恵まれ、オペラも面白くて、楽しく充実した時を過ごすことができました。旅行のことは追々書くとして、その前にフローレスのリサイタルを片付けてすっきりしましょう。

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London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)

4月24日、バービカンでのホァン・ディエゴ・フローレスのリサイタルに行きました。


なんとフローレス王子はマスタークラスも含め今月3度も出てくれるんですが、私が行けるのはこれ一回のみ。あとの2回は他のオトコに走った私が悪いのですが(21日はカウフマン、27日はハンブルグのクラウス君)、3つの中では一番行きたかったのがこのリサイタルだったので、これと重ならないだめでも救いと思わねば。もし、これがカウフマンと同じ日だったら、こちらを選んだ筈だけど。


Juan Diego Flórez tenor
Vincenzo Scalera piano


Donaudy O del mio amato ben
Donaudy Quand'il tuo diavolo nacque
Donaudy Vaghissima Sembianza
Handel 'Where'er you Walk' from
Semele
Handel 'I must with speed amuse her' from
Semele
Meyerbeer 'Plus blanche que la blanche hermine' from
Les Huguenots
Verdi 'Je Veux Encore Entendre Ta Voix' from Jérusalem
Tosti Ideale
Tosti Vorrei morire
Tosti
Parted
Tosti L'alba separa dalla luce l'ombra
Luna 'Pajarin tù que vuelas' from
La picara molinera
Guerrero 'Flor roja' from Los gavilanes
Simeón 'Jota' from El trust de los tenorios
Donizetti 'Come uno spirto angelico' from
Roberto Devereux
アンコール(4曲)

フロトーのオペラ「マルタ」Marthaより「愛のように」M'appari連帯の娘/セヴィリアの理髪師/グノーのロメジュリ


カメラ以下の写真はクリックで拡大します)

London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)   London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)


フローレスは、オペラ歌手のコンサートとしては誰よりも回数多く行ってて(約10回)、初回の2001年1月からロンドンでは皆勤賞と思うのですが、その中でもこの日はベストとも言えるくらい絶好調。 プログラムも、オペラの本格アリアからカンツォーネ風の軽いのまで、イタリア語、フランス語、英語、スペイン語でたくさん歌ってくれました。オケで水増しされないだけでも、私はピアノ伴奏だけの形式が好きです。


最前列ほぼ真正面という至近距離だったので、細くても芯のある声でフルボリュームでハイCされるとビンビン響いて凄い迫力爆弾。耳がおかしくなりそうだったけど、そういう華やかなアリアに一番惹かれました。ヘンデルのセメレとかは他にもと上手な人がいるでしょうけど。


ピアノ伴奏者がもうちょっと上手であればいいのに、と思ったりもしましたが、あまり上手いと「俺様にもソロで弾かせろ」とかしゃしゃり出るかもしれないし(そういうピアニストもいるんです)、あの場末のSt. John's Smith Squire以来、名声を得ても捨てないで同じ人と組んでるというのも美談かも。カウフマンよりもうんとたくさん歌ったのに一切音符を置かなかったフローレスに時折小声で出だしの歌詞を囁くタイミングも絶妙だったし、長年の信頼関係とあうんの呼吸はテクニックより大事なのでしょう。


London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)     London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)


カウフマンと違い、ずっと歌い続けて喉を酷使しただろうに、アンコールは4曲も歌ってくれました。それも、軽いのばかりでなく、連帯の娘のメザミとセヴィリアの理髪師の最後のコロコロ・アリアよ。


「2日前のカウフマンはたいそう盛り上がったそうじゃないか。それに奴はOpera Awardsでも賞を二つもかっさらいやがって。だけど、どうだ、こんなコロラチューラは逆立ちしたってできやしないだろうが!メラメラ」、とでも思って対抗意識燃やしたのか、大サービスしてくれて、当然ヤンヤの喝采、スタンディングオベーションでしたクラッカー


連帯の娘の次にアマポーラの前奏をしばらくやってから、フローレスが「いや、それじゃないよ」と言って止めた妙な場面もあり、代わりになにやるんだろと思ったら、それがなんとセヴィリアの理髪師だったわけで、全然ちがうやんビックリマーク、と不思議でしたが、そりゃエネルギーが残ってるんなら、貴方しかできない声転がしの曲芸をご披露して下さいませ。このアリアは何度聴いてもスリルがあって興奮するわ。


カウフマンとフローレス、共にテノールにしては珍しくルックスも良いですが(二人とも先回よりちょっと老けた感じはしたけど)、でも美貌はほんのおまけで、タイプは対照的なれど二人とも歌だけでも本当に今をときめくトップの実力。そんな二人を節目の誕生日の前後に聴けて恵まれてました。


誕生日と言えば、彼の奥様の誕生日は私と二日違いの4月25日。なぜ知ってるかと言うと、舞台で彼がそう言ったからですが、客席にいた彼女の捧げた最後のアンコールの甘く美しいグノーのロメジュリは私も大好き。



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ハンブルグのホテルとその界隈

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<30th Apr Tue>

日本はゴールデンウィークですね。偶然ですが、私もなんだかんだで休んでます。

午後は休暇を取り、Royal Academy of Musicで行われたサイモン・キーンリーサイドのマスタークラスへ。RシュトラウスとBブリテンばかりで渋かったですが、レベルの高い生徒もいたし、サイモンらしい知的で技術的なアドバイス満載でした。折角無料なのに宣伝不足のせいか、空席も目立ち、勿体ないことでした。ホールの写真だけアップしますね。
London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)    London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)
その後、ロイヤル・フェルティバル・ホールのコンサート「ファウストの劫罰」に(デュトワ指揮、Pグラヴス、Rドノセ、Wホワイト)。特にテノールが大変なこのベルリオーズの大作をクラウス君は来年ベルリンでやることになってるんですけど、いつもとタイプの違う歌唱をクラウス君は果たしてできるんでしょうか? 

ハンブルグ記事を少しづつ進めていきますが、まずは、いつものようにホテルから。

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カメラ写真はクリックで拡大

London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)     London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)


帰りの飛行機から撮った写真ですが、まるでヴェニスのようでしょ? 

ハンブルグ空港は明るく広々として清潔で、鈍行電車で30分くらいで中心に着くので便利(約3ユーロ)。


ホテルルネッサンス・ハンブルグ・ホテル(日本語サイト→こちら )という4ツ星ホテルに2泊したのですが、まず最高のロケーションで大満足。


アルスター湖、市庁舎という観光の中心であるだけでなく、オペラハウスにも歩いてせいぜい7、8分だし、ショッピングにも便利。わんさかあるブランド物のお店に囲まれてるんです。その手のお店はトーチャンと一緒だとウィンドーショッピングさえできず(奴がさっさと歩いてってしまうので)無用の長物なんですが、女友達と行くと「わーっ、これ素敵」、と眺めるだけでも楽しくて。


どこにでもあるお店ばかりだけど、ロンドンだと敷居が高くて縁がなくても、旅に出るとそれだけで非日常気分なわけで、ドアマンがいるようなお店にでも平気で入れるから不思議。 今回は主にバッグをあれこれ品定めして目の保養ができました。


London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)      London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)

London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)      London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)

デラックスツインのベッドの大きさに感激チョキ。 大の字で寝るって気持ち良いわあ。 

これで、朝食付いてないけど、一泊一部屋150ユーロは超リーズナブルがま口財布 いつもそうなのかはわかりませんが。


次回もまたこのホテルに泊りたいので、122号室と忘れないように記録しておきましょう。


Wi-fiが一日12.5ユーロってのはちとナンですが、ロビーに無料で使えるパソコンが(一台だけですが)あるので、まあいいことにしましょう。


London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)      London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)


コーヒー部屋で紅茶、コーヒーが頂けるのも、イギリス風でグー。知ってたら、夜食用カップラーメン持っていったのにね。冷蔵庫もあり、ビール冷やしておきましたビール

ロビーでのんびりしてる時間すらなかったけど、サウナもあるし温泉、他のホテルのプールも使えるらしいです。


London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)      London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)

London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)     London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)

夜は冷えるということだったので、私はコート着てますが、日中は暖かくて、外のカフェでも気持ち良いでしょう。

でも、きっと冬は寒いんでしょうから、屋内ショッピングモールもたくさんありました。

London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)     London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)

London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)      London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)

アルスター湖もすぐ近くで、遊覧船もあり。


London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)    London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)

夜の湖畔もロマンチックでしたよ星空

London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)    London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)


ハンブルグは、第二次世界大戦で爆撃されて、この辺りには古い建物はほとんど残ってないようですが、味気ないビルではなく、クラシックに美しく建て直して、洒落た雰囲気になってます。



こことは違う趣の港や古い倉庫街の散策は「観光」編としてレポートしますね。


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ハンブルグのオペラハウス

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<1st May Wed>

あら、やだ、もう5月! 4月は旅行以外にオペラやコンサートにも結構行き、オペラ5回、コンサート4回、バレエ1回でしたが、5月はもっと凄いことになってて、もし持ってる切符で全部行くと、なんとオペラ回11回、コンサート3回、バレエ2回の計17回。最近お天気良いし、日も長いので、そんな暗い所ばかりに座ってるのは勿体ないんですが、なんせ、カウフマンとフローレスが出るので。爽やかな快晴だった昨日は、サイモンのマスタークラスの会場近くのリージェンツ・パークでお花見もできました。

London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)    London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)
ハンブルグでも、ピッカピカの日にオペラハウスに長時間(ワーグナーだもんね)、それもえらく早くから(3時開演)、暗い所にいて勿体無い気がしました。

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ハンブルグのオペラハウスなんて、オペラファンでもあまり行かないでしょうから、「へえ、こういう所なんだ」、と興味を持って見て頂けるかしら? 


4月27日の日曜日、ハンブルグ州立歌劇場Hamburgische Staatsoperでワーグナーのニュールンベルグのマイスタージンガーを観ました。


London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)
オペラハウスは、街の中心であるアルスター湖、市庁舎から歩いてちょっと、私のホテルからだと7、8分の所にあります。


詳しいことはウィキ(英語)→こちら でご覧頂くとして、当初1678年オープン、1943年に爆撃で焼失、1955年に再建された大きなガラス窓が特徴のモダンな建物です。


宮廷所属ではなく、ハンザ同盟で栄えた商人の町らしく、当初から市民のための劇場だったとのことで、18世紀初頭にはヘンデルがヴァイオリンとハープシコード演奏者だったこともあり、ここにいる間にオペラの作曲もはじめた以外にもなかなかの歴史を持つ由緒正しき場のようです。


London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)     London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)


見切れ席もなく適度にこじんまりして、オペラ鑑賞には理想的なサイズではないかしら。客席の感じはベルリンのドイチェ・オーパーに似てますが、こちらの方が安っぽさ度が少ないような気もして、悪くない雰囲気だと思います。
London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)     London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)

前から2列目に座ってる赤い服の女が私ですが、ドレスデンやミュンヘンほど横に長くないので、隅っこから5つ目でもそんなに真ん中から離れてないのが嬉しかったです。これで89ユーロなのもお得感あり。


London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)
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てっぺんからだとどんな感じかしらと思い、駆け上ってみたら、こんな眺め。


ベルリンのシラー劇場よりは大きいですが、ROHの一番後ろと比べたらうんと近いです。


でも、折角切符代がうんと安いのですから、ここに来る時は平土間がお勧めです。



London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)      London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)


ロビーは白くて明るく、充分なスペースもあって、クラシックなムードはないですが、機能的で良い感じ。


ラブラブ!うふっ、私をハンブルグまで引っ張ってきた張本人のクラウス・フロリアン・フォークトのポスターが。後で知ったのですが、終演後のCDサイン会のお知らせのようです。


近隣の出身で、歌手になる前はハンブルグ・フィルハーモニック・オーケストラのホルン奏者でもあったご当地ボーイであるクラウス君は人気者のようで、すでに長蛇の列。空腹でもあり、並びませんでしたが、日曜の夜ってレストランが閉まってる街もよくあるので、まごまごしてて食いっぱくれたら大変でしょ。

London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)       London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)

London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)
   London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)

ワンピースまだ赤の祝祭ムード継続中ですから、今回も又ムスメが誕生日プレゼントに作ってくれた赤いネックレスを付けましょうね。


プリーツのワンピースはノースリーブのホルターネックですが、寒いので上着は脱げません。


しかし、ここのお客さんってば、ドイツの他のオペラハウスと比べるとお洒落度が低くて(時間が早いせいかもしれないけど)、なんだか普通の感じの人が多ったので、こんな格好の私はなんだか浮いてしまったわ。ベルリンやミュンヘンに比べると東洋人がうんと少ないし。 


London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)      London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)


ロビーは各階にあり、こんなお天気の良い日は窓から差し込む陽の光が気持ち良かったです。2回あった休憩の度に徐々に黄昏れていくのも素敵でした。


最上階にはバルコニーもありますが、休憩時間には下の通りに出てた人もたくさんいました。

London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)      London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)

今回は開演が3時ではランチしてから着付けする時間もないでしょうし、洋服にしましたが、これで街の様子もわかったし、又来る機会があったら、着物で乗り込みたいものです。伝統的な色柄より、すっきりとした着物と帯が似合いそうですよね。


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4連休の初日はROHのダブルヘッダー & 街で有名オペラ歌手目撃

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<3rd May Fri>


イギリスでは今度の月曜はバンクホリデーなんですが、私は休暇を取って、今日から4連休にしてしまいました。


初日の今日は信じられないくらい爽やかでピッカピカのお天気でしたが晴れ、昼はバレエ、夜はオペラとROHのダブルヘッダー。


で、その間に、ピカデリーサーカス近くのカフェNeroの窓際席で友人とお茶飲んでたら、なんと、すぐ外にテノールのホセ・クーラが立ってるじゃないですか! 同行の中年女性と若い男性二人はおそらく家族なんでしょうが、この界隈には例えばカフェ・ロイヤルとか洒落た高級カフェもあるのに、この一家はこんな庶民的なカフェに入って来たのでびっくりコーヒー 


プライベートな家族の団欒の写真を撮るのは憚りましたが、私の知る限りこの時期にロンドンで出演予定はないので、ロンドンに遊びに来たのでしょうか?

そう言えば、クーラはしばらくROHに出てませんね。最後に出たのはおそらく2008年秋のプッチーニの西部の女(→こちら )で、ロンドンでは「あの人は今?」的存在なのですが、去年ストックホルムで観たトスカ(→こちら )ではなかなか良くて健在ぶりを示してくれたし、最近はNYメトのオテロで素晴らしかったそうじゃないですか? 

家族連れて遊びに来るくらいロンドンが気に入っているのであれば、近いうちに又ぜひ出て欲しいものです。やっぱりオテロがいいと思うのですが、7月にアントネンコがもしキャンセルしたら代役で出てくれると願ったり叶ったりです。 クーラには一年前にストックホルムでもばったり会ったし(→こちら )、縁があるのかもしれません。それとも、単に見つけやすい容貌ということか?べーっだ!


砂時計$London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)
さて、ハンブルグで観たクラウス君のマイスタージンガーについて途中まで書いたのですが、オペラ記事はどうしても長くなりがちで、今夜は帰宅も遅かったし、完成できそうにないので、今日観たバレエの写真でごまかしておきましょう。クリックで拡大します。


くつトーチャンと一緒に行ったバレエは、オーストリア皇太子ルドルフの情死事件を題材にしたマイヤーリングでしたが(→こちら )、主役のカップル(ルーパート・ペンファーザーとメリッサ・ハミルトン)が美男美女でうっとりキラキララブラブ!

London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)     London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)


私の好みとしてはロイヤルバレエの男性プリンシパルの中ではフェデリコ・ボネリとハンサム度では1、2お争うルーパートは充分踊りも上手なんですが、こういう生々しく苦悩する役より(そういうのはエド・ワトソンに敵わない)、王子様の方が似合うわね。 今日は付けヒゲで老けて見えたし。


$London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)
メリッサは女優のジェニファー・ローレンスに似た容貌で、本当に美人宝石赤



   London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)

London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)     London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)

長身で美貌の二人をまじかに観られて幸せな気分になれました。


夜のオペラは魔笛の第二チームでしたが、それについては又あらためて。


明日はドンカルロの初日ですが、お天気良かったらお花見にも行かなくちゃ。




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ニュールンベルグのマイスタージンガー @ハンブルグ

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London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)    London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)

<5th May Sun>

今日は、ムスメがもうすぐ引っ越すフラットを見に行ったり、近所でお花見したりして過ごしました。近所の公園も八重桜もようやく満開に。こういう写真が2週間前の誕生日に撮りたかったんだよむかっ

昨夜のドンカルロの初日は盛り上がりましたが、はジョイス・ディドナートとトビー・スペンスも来てました。二人とももうすぐROHに出演するのでここにいても不思議はないですね(こないだホセ・クーラをカフェで見掛けた時とは違って)。魔笛やらドンカルロやら書きたいことがどんどん溜まる一方ですが、まずハンブルグ関連を優先することにして、旅行の目的であったオペラ鑑賞について片付けましょう。

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London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)

London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)



4月28日の日曜日、ハンブルグ州立歌劇場でワーグナーのニュールンベルグのマイスタージンガーを観たわけですが、そんなに遠くないとは言え、ハンブルグくんだりまでわざわざお金と時間を使って行ったのは、一にも二にも愛しいクラウス君(クラウス・フロリアン・フォークト)の生声を聴くためだけでした。そういう贅沢をしてみたかったんです。


クリップ私よりもっとご存知ない方のために、どんなオペラなのかざっと説明すると、

ワーグナーでは唯一の明るく楽しい作品で、テーマはマイスタージンガー(英語だとmaster singer)。要するに中世のシンガーソングライターのコンテストカラオケなんですが、今回の一等賞はなんと超美人のお嫁さんクラッカー。通り掛った騎士が彼女に惚れて、コンテストのことはなんにも知らないし歌うのもはじめてだけど、特訓と素質で、ズルしようとしたライバルを蹴落として、見事優勝するというお話。だけどこいつは「僕さ、彼女と結婚するだけで充分。マスターシンガーになんかなりたくないよ」と失礼なことを言い出すもんだから、皆で寄ってたかってマスター歌手がいかに価値あるものかを説得して、最後は「ははーっ、わかりやした。謹んでお受けします」、とめでたしめでたし。

クリップ


最近、東京でクラウス君出演コンサート形式で上演されましたが、これほどコンサート形式に不向きなオペラもないでしょうから、日本の皆さんはお気の毒。でも、クラウス君が来てくれたんだから、ロンドンよりいいですよ。

   

London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)


← クリックで拡大

家プロダクションジーンズ


プロダクションについてはオペラハウスのサイトに写真も載ってないし調べてる余裕もなかったこともあり、一体どんな演出なのか謎でしたが、「まあ、何も知らない白紙の状態で接すると見方もあるわけだし、今回はそれでいこう」、と言い訳しつつ、いきあたりばったりで鑑賞。


で、何も知らずに観て結果的に良かったと口惜しまぎれするしかないのですが、後で色々読んでみたら、結構話題になったコンヴィチニーの演出だったのでした。道理で、面白かったわけだ。(ドレスデンのタンホイザーも面白かったです→こちら


詳しいことは、(今はどうなさってらっしゃるのか、数年間ブログの更新もないのですが)、ハンブルグ在住でらしたフンメルさんのブログ→こちら でお読み下さい。


などと、また人の褌で相撲を取ろうとするこっすい(名古屋弁でずるいという意味)椿姫ですが、要するに、私の感想では、古めかしい色調のセットと、論議を醸し出すことが多いことで有名な演出家コンヴィチュニーらしいひねりが、動きもたくさんあるし、前から2列目で観ていてビジュアル的にとても楽しかったです。


マイスタージンガー達のいでたちが丸っきりワーグナーだったのは(帽子にオカッパ付け毛!)、今年は彼の生誕2百年ということでぴったりだし、歌合戦にはワーグナーのオペラの登場人物にコーラスの人たちが扮して次か次に出てきたのは爆笑でした。そして、これはコンヴィチュニーの指示通りかどうかわかりませんが、人選の基準は「最も役に似つかわしくない人」だったとしか思えないくらい年食ってて醜い人たちばかりだったんですよね、これが。特に白鳥を抱いたローエングリンは、こないだのベルリンのクラウス君扮する美男騎士とのあまりの差にのぞけってしまいましたわ。


ドイツ語が理解できないので細かい歌詞や台詞はもちろん全くわからずなのですが、特にこの演出で話題になったのは、最後近くに演奏を中断して歌手たちがああだこうだと論議をする場面のようです。客席から拍手や野次も飛んだりして盛り上がってましたが(サクラかも)、事前に知ってたら、「キャハハっ、なにこれ?!」、という意外性は半減しちゃったでしょうから、無知のままで良かったと素直に思えます。

音譜パフォーマンスカラオケ


唯一大切だったクラウス君ですが、なんと茶色の長髪巻き毛のカツラに付けヒゲで登場叫び。行く前にブログで「あの長い金髪が彼の魅力なんだから変なカツラだけはやめてね」、と書いたのですが、それがモロに的中してしまい、面食らったのなんのって。 

三銃士のダルタニアンみたいなヘアスタイルと衣装ですが、これはニュールンベルグ出身のデューラーの自画像にも基づいてるらしいです。なんせ大変な美男子の肖像ですから、ヘチャムクレの歌手が演じたらゲロゲロですが、最初は、「やだ~!、素顔のクラウス君をわざわざ観に来たのに、なにこれ~しょぼん」、と泣きたいくらいでしたが、見慣れるととても似合ってて、長身なの重たそうな長いコート姿も立派で見栄えがして、「そうよね、端正な美男子は何を着てもチャーミングだわ~」、と惚れ惚れラブラブ! 初めて見る彼のコメディ演技も新鮮で、私の視線はずっと釘付け目  (カメラ以下の写真はクリックで拡大)


London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)    London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)


歌も絶好調で危ないところは全くなくて(こないだベルリンでは声がひっくり返ったりしたんですが)、前から2列目ですからうんと近くで彼の真っ直ぐに突き抜ける声を思い切り受け止めることができて大満足&メロメロラブラブ。ミュンヘンとベルリンで聴いてローエングリンがワーグナー作品の中ではベストと思っていたのですが、クラウス君の澄んだ声で美しいメロディをたっぷり聴いたらマイスタージンガーの方が好きになりました。


London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)    London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)

London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)    London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)


(尚、イギリスと違い、ドイツではインターバル毎にカーテンコールがあるようで、今回も2回ありました。両方ともクラウス君ばかり狙ったので幸い彼の充分写真があるのですが、終わった後のカーテンコールで撮り始めたら、隅っこから4つめの席の私は劇場の係に「写真は駄目」と言われてしまったので、他の人の写真はほとんどありません。他のところでは他にも写真撮ってる人がいるものですが、ここは誰もいなかったので、特に厳しいんでしょうね、きっと。遠征を考える際にはマイナス点か?むっ)。


London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)
おとめ座歌合戦の賞品にされた美人エヴァは、アメリカ人ソプラノのミーガン・ミラー。歌う場面が少ないので歌唱力は判断できませんが、心地良い声は充分合格。舞台映えする華やかで大柄な金髪美人なので、ちょっと前にROHでやった新作オペラ「アンナ・ニコール」なんて素顔のままでぴったんこだわ。


くつ若いエヴァに密かに想いを寄せるマスターシンガー兼靴職人ハンス・ザックスがこのオペラのタイトルロールなんですが、中年という設定なのに、誰よりも若いイギリス人のジェームス・ラザフォードなのでびっくり。

うちのトーチャンと同郷で、数年前にグラインドボーンのドサ周りでモーツァルトのフィガロを地元ノリッチで歌った時はローカルボーイが故郷に錦を飾ったと盛り上がりましたが、立派なのは体格だけで声量はないしソフトな声なので、とてもワーグナーを歌えるとは思えず心配でした。

案の定、オケにかき消されてしまいハラハラしましたが、太った体と優しい声に接してるうちに役柄に見合う暖かい人柄がにじみ出てきてなかなか良い感じでした。イギリス人なのにドイツ語で喋る場面もあったけど、なんとかうまく言えたようで安心しました。というわけで、若いイギリス人が本国ドイツでワーグナーの主役するなんて凄いことでしょうから、つい応援してしまいました。


クマイギリス人歌手がもう一人いて、エヴァの父親にピーター・ローズ。ROHのちょい役でよく出てましたが、ちょっと前までぱっとしなかったのに、最近とみに上手になった60歳くらいのの縦横でかいおっさんで、こないだのROHのオネーギンですっかり見直されました。この直前にミュンヘンのさまよえるオランダ人にも出てたし、急にどうしちゃったの? でも、たこ坊主のようなユニークな容貌はバリトンには得なこともあるでしょうから、頑張って欲しいものです。それに、オネーギンでは彼だけえらく大きく見えたのに、長身歌手たちの中ではなんだかちっちゃく見えたのも可笑しかった。


London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)
わんわん今回、クラウス君の次に楽しみにしてたのが、生で初めて聴くデンマーク人バリトンのボー・スコウフス


ちょっと前までタフガイ的二枚目だった筈なのに、なんとツルツルに剃りあげた坊主頭になってて、エヴァに横恋慕する三枚目のベックメッサーを大袈裟なコメディ演技で大熱演DASH!

歌も演技も凄く上手な上に、どんなにおどけても坊主頭でもシャープで魅力的な同情集める悪役ぶりで、たとえ彼が誰だか知らなかったとしてもこの人凄い!と思ったに違いありません。もうすぐROHにもカプリッチョで出てくれて別の面を見られるのが楽しみ。


指揮者は女性でこのオペラハウスの音楽監督であるシモーネ・ヤング。私は可もなく不可もなくと思ったのですが、彼女だけブーイングされちゃいました。


がま口財布切符代は89ユーロ(おそらく一番高い席)とリーズナブルだったし、クラウス君を近くでたっぷり聴けたし、面白いプロダクションだったし、(写真撮れなかった以外は)大満足のハンブルグ遠征となりましたアップ。クラウス君のおかげでここに来られたわけだし、ありがとう。


晴れ船お天気にも恵まれたハンブルグはなかなか雰囲気のある港町でしたが、あと観光編とレストラン編が続きます。一番手間の掛かる写真選びは既に済んでますので、まもなくアップの予定。





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ハンブルグ観光 その1 港と倉庫街

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<6th May Mon>

晴れバンクホリデーの今日はピカピカで最高のお天気。軽く20度は越して、夏です。家であれこれすることがあったので出掛けませんでしたが、夕食は五分咲きのリンゴの木の下にむしろを敷いてミニシャンペンとビールでピクニック気分。夜遊びに便利な都心近くに住みたいなと思うことが多いけど、こんな日は郊外の庭付きも捨て難い。外で食事できる日は限られてるけど、ダイニングテーブルから庭を見ながら食事できるのが我が家の一番の長所だし。

London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)    London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)

ハンブルグ観光のまず前半だけを。短い滞在で美術館博物館に行く余裕はなく、ホテルから歩いて行ける範囲を散策しただけでほんの一面を垣間見ただけで、観光編だなんておこがましいけど、港町の雰囲気が味わって頂けるでしょうか?

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船今回は非人間的な発着時間の格安線ではなく、ヒースロー空港からBAにしましたが、往復で113ポンドとリーズナブルだし、行きは午前10時50分発13時25分着、帰りは11時15分発12時着という楽なスケジュールでした。距離が近いので、実際の飛行時間は僅か70分、ハンブルグ空港からは頻繁に出てる各駅電車で30分足らずで2.95ユーロですから、ロンドンからは簡単に行ける街です。


London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)     London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)


ホテルにチェックインして、早速お散歩に出掛けましょう。中心にあるホテルから歩いて行ける倉庫街とハンブルグ港の予定ですが、少し歩いたら、ゆっくりレストランでビール飲ながら食事しましょう。機内食はポテトチップスだけだったのでお腹空いてるし。


日中は暖かいので、コートや帽子は不要なのですが(夜は冷えましたよ)、このグレーと白の毛糸の帽子はムスメが編んでくれたもので、彼女の帽子デビュー帽子

ハンブルグは運河と橋が多いのですが、これが、すごく道がわかりにくい街で、プンプン「地球の歩き方」とホテルでもらった地図は両方とも肝心な箇所が小さくて見難い上に、通りの名前の表示が普通あるべきところに書いてないむかっ 道の角度も複雑だし。


London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)
なので、散々迷って、えらく無駄にたくさん歩く羽目になってしまい、万歩計付けてないけど、半日できっとトーチャンとの街歩きと変わらないくらい歩いたに違いない。


まあ、そのおかげで、なんの変哲もない街角等、素顔のハンブルグが見られて興味深かったけど、


← ダイヒ通りDeichstr.でやっと写真でサマになるような可愛い石畳の一画に辿り着きました。


ここでレストランに入ろうかとも思ったのですが、まあもうちょっと歩いてみましょう。

London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)     London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)


運河沿いにある倉庫街に着きました。百年以上前に建てられた倉庫が立ち並ぶ一画は、ホテル界隈とは雰囲気ががらっと変わって、イギリスのビクトリア朝のムード。


観光スポットのようで、鉄道模型のミニチュアワンダーランドとかダンジョンとかのアトラクションもあるらしいですが、今回は時間がないのでパス。



London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)     London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)

London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)     London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)

   

London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)
船ここまで来れば港は見えてますから、いくらひどい方向音痴でも迷いません。


ハンブルグ港は海ではなくエルベ河の河口から100kmに位置するのですが、可愛い帆船も停泊してるし、観光クルーズもあるけど、今回は眺めるだけ。



お天気の良い土曜日、こんな日は水辺に行きたくなるでしょうから、港の桟橋はブラブラ散歩する人で賑やかでした。


あちこち工事中だったので、きっと次に行く時には整備されて美しくなっているのでしょう。



London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)      London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)


London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)      London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)


 倉庫街の近く、港からも見える所にエルプ・フィルハーモニアという全面ガラス張りの新しいコンサートホールも建設中。

50年前の赤レンガの倉庫の上に建てられる全面ガラス張りのモダンなホールは角度によっては帆船のように見えるデザインだそうです。


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London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)
家港の近くにあるこのグレーの巨大な船の艦隊ような住居(だと思うけど)が結構気に入りました。

石畳の古い街並はもちろん素敵だけど、こういうユニークな新しい建物は印象に残ります。


この後、ガイドブックに載ってるレストランを目指して、また迷いまくりながらやっと辿り着いたお店については別にレストラン編としてご紹介しますね。特定のレストランを探して歩き回るなんて、トーチャンと一緒だとあり得ないですから、新鮮な旅の経験でした。


London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)
日が長いのでディナーが終わってホテルに戻ってもまだほのかに明かるくて、ベニスのような運河がロマンチックでしょ。


ホテルで一休みしてからアルスター湖の夜景を見にいった時の写真はホテル編(→こちら )でご覧下さい。


湖はホテルからすぐ近くだし、遊覧船もあるのですが、時間がなくてこれも見送り。ま、今回はハンブルグの単なる下見と思わないと。


長くなりそうなので、この翌日の市庁舎見学については次回にしますね。週末に書き溜めたので出来てるんですけどね、美しい建物でしたよ。


さて、これで楽しい4連休(世間では3連休)も終わり。明日からは会社帰りに強行スケジュールで、コンサートとオペラの3連ちゃんだDASH! あ、でも、観光編後半は出来てますので、明日にでもアップします。



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ハンブルグ観光 その2 市庁舎

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London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)
<7th May Tue>

ドンカルロのアーニャ・ハルテロス、初日は素晴らしかったのに、なんと2回目を扁桃腺炎という理由でキャンセル。もう一回くらい出てくれると思ったのに、初日だけなのかな・・。土曜日に出なかったら、もう二度と呼んでもらえないでしょうね。明日は代役でどうなることやらですが、しっかり目撃してきます!

今日はロイヤル・フェスティバル・ホールのピアノ・リサイタルに行ったのですが、アンジェラ・ヒューイットがiPadの音符を使用。全く触らなくても、音に反応するのか、ちゃんとページが動くんですね。便利な時代になったものです。

ハンブルグの観光の二日目です。

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<4月28日(日)>


オペラ開演が午後3時なので、午前中しか観光できませんが、ハンブルグ観光で市庁舎Rathausは外せません。

4ユーロでガイドツアーがあるので、11時15分の英語ツアーに参加。


London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)      London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)   


London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)
1896年~97年に建てられたネオ・ルネッサンスの壮麗な建物はまるで宮殿。

市庁舎はいくつか見学しましたが、ここが一番立派で美しいです。

ハンブルグには宮殿はなさそうで、ハンザ同盟で栄えて商人が勢力を握ってたハンブルグですから、ハンブルグ州の議事堂でもあるここが実質的な街の中心です。


ガイドの説明でも嫌という程聞かされたのは、貴族に統治されていたのではなく自由市民であることのハンブルグの誇りで、古代ローマ市民を表すSQVRを真似して自称SQVHとまで言うのは大した自信だこと。


London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)
   London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)


部屋数は約650もあり、案内してもらえるのはほんの一部ですが、細かいところまできっちり出来てて美しい現役のお役所です。


中は撮影自由ですから写真たくさん撮りました。 



London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)    London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)   


London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)    London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)


London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)
爆弾この辺りは第二次世界大戦で激しく爆撃され、この建物

はもちろん標的になって爆弾がすぐ前に落とされました。

しかし、幸い不発に終わって被害を免れ、その不発弾は陳列されてます。


他にも、孤児院の子供たちに職業訓練のために作らせた美しい部屋もあり、一味違う歴史を持つ市民の街です。


     London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)

London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)     London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)

London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)     London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)

これで残るハンブルグ記事はレストラン編ナイフとフォークのみとなりました。トーチャンとの旅行では食べ物記事は出てこないですから(ろくに食べないので)、珍しいでしょ? 明日はドンカルロで帰宅が遅くなるのでアップできないかもしれませんけど。



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ドンカルロの代役ソプラノ速報

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London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)

扁桃腺炎という理由で2回目の今日キャンセルしたハルテロスの代役を聴いて来たので、大急ぎで彼女についてだけ感想を書いておきます。


London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)   
    London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)

Lianna Haroutounianという、たいした経歴もないアルメニア人ソプラノですが(結構おばさんなので、以下リアンナおばさんと呼びます)、


まず、見かけは、ハルテロスが長身ですらっとして首が長いので衣装が全てとても素敵に見え、さらに身のこなしも品があって貴婦人然としているのに比べると、リリアンナおばさんはハルテロスより頭一つ背が低くてずんぐりむっくり、首がないので衣装がまるで違って見え、顔立ちは愛らしいけど、振る舞いが女中さん風。


緊張していたせいか、演技はほとんどせず、表情も乏しいし、突っ立って歌うだけ。


というわけで、ルックスと演技は負けっぱなしでしたが、肝心の歌はなかなか良かったです。


声量ではハルテロスには勝てないし、歌に変化がなくて一本調子だったけど、濁りのない高音がとても美しく伸びたのが素晴らしくて聴き惚れるました。無名のソプラノにしては上出来。


「良かった~、下手くそじゃなくて。それどころか、なかなか良いじゃないか」、という観客の安堵の大拍手でカーテンコールは盛り上がり、感激のROHデビューとなりました。


他の歌手からも「良かったよ」と祝福され、オケピットで指揮者のパッパーノ大将もすごく嬉しそうな笑顔でした。


11日はまだハルテロスはキャンセルしてないのでもしかしたら出るのかもしれませんが、まあおそらく歌わないでしょうから、今日の出来で自信をつけたリアンナおばさんにリラックスして更に美しく高らかに歌い上げてもらいたいものです。私はその日も行きますので。




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ハンブルグのレストランとまとめ

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<10th May Fri>

昨日までの3連ちゃん(コンサートとオペラふたつ)が済み、今日は一休みの金曜日。今週末はまた忙しくて、明日は親子3人でROHのバックステージツアーに参加した後に私だけ夜はオペラ(ドンカルロ3回目ですが、今日になってキャンセル女王のハルテロス嬢の降板が発表されました)、日曜日は私のバースデードリンク。ちょっと間が空いてしまいましたが、ハンブルグ旅行記録の仕上げです。

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ナイフとフォーク2泊3日の短い旅でしたが、友人と二人でちゃんとレストランにも行きました。

ビールビールばっかり飲みながら、ゆっくりと食事できたのは満足で、トーチャンとの旅行とはえらい違い。


London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)
1 土曜日の夕食は、散々迷って歩き回ってやっと見つけたドイツ料理のお店Old Commercial Room。地球の歩き方に載ってたので、日本人サラリーマンの大グループもいました。


下積み時代のビートルズも食べに来たという1795年創業の老舗で向いは有名な聖ミヒャエル教会。


   London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)

London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)    London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)

壁にはハンブルグの古い写真や訪れた有名人の写真が飾られて、なかなか良い雰囲気。

London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)     London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)

London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)
友人は、ハンブルグならではのお魚で、港町ですから魚料理店も多いです。


   London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)


私はこのお店の名物らしいラプスカウスLabskausというジャガイモとコーンビーフを混ぜた船乗りの素朴な料理。目玉焼きでよく見えないかもしれませんが、これなら自分でもできそうじゃん、と思ったりしました。マッシュポテトよりうんと水気が多かったので、量が多くみえる割にはたくさん食べられました。


他の人を見ても、このお店は量がやたら多くて、値段も観光客向けでしょうから、他よりはちょっとお高め。と言っても、ラプスカウスが14.9ユーロでしたけど。


2 日曜日のランチは、市庁舎見学終了後、ホテルの隣のショッピングモールのカフェで頂きました。


3時からオペラがはじまるので、レストランを選んでる余裕がなく、とりあえずホテルに一番近い所にしたわけですが、日曜なのでモノを売るお店は全部閉まっててしーん。このお店もガラガラでしたが、その割にはサービスがえらくのろくて、デザートを食べる時間がなかったのが残念。

London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)      London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)


前菜はありふれたグリーンサラダをシェア。

友人のメインはピザでしたが、ベースは極端に薄くて、丸めないと食べにくいほどでした。


London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)      London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)


London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)
私は、ハンブルグにいるのなら、食べにゃならんのは当然ハンバーガーだがね(いえ、ハンブルグは名古屋の姉妹都市ではございません)、という拘りというかこじつけと言うか・・


ハンバーガーハンバーガーの歴史は日本ハンバーグ・ハンバーガー協会のサイト(→こちら )でご覧下さいですが、そんな協会があるってだけでも、ハンバーガーって凄い、ハンブルグも凄いクラッカー


18世紀にハンブルグの労働者の間で人気があり、ハンブルグ港からアメリカに移住した人たちによって広まったそうですよ。

一回しか食べてないので一般化するわけにはいきませんが、まるで豆腐でも混ぜたように柔らかかったので、でっかいサイズでしたけど簡単に食べきることができました。



3 日曜の夕食は、オペラ終了後。9時頃だったかしら、日曜日は閉まってるお店も多いでしょうから、無難にオペラハウスのまん前にあるイタリアンレストランに飛び込みました。オペラとは関係なさそうな若い人で混んでるカジュアルなお店です。
London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)     London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)


London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)
友人はリゾット。

私は巨大ピザに挑戦。やっぱりハンブルグのピザはどこのお店も凄い大きいに違いなくて、これなんか直径35センチはあり、美味しかったけど、お皿からはみ出てるのでナイフとフォークでは食べにくいったら。

それに、超薄ではないので、私がいくら大食いでも平らげるのは無理。他の客もほとんどピザでしたが、大の男でも半分以上残してお持ち帰りにしてもらってました。それだけあって8.5ユーロはめちゃくちゃ安い。


今観たばかりのオペラ(ワーグナー唯一の喜劇作品マイスガージンガー)の余韻に浸りながら食べる食事はそれだけで格別ですが、私たちは二人はクラウス君(クラウス・フロリアン・フォークト)を追っかけてここまで来たわけですから、「クラウス君、かっこ良かったよね~、あんな近くで聴けて幸せ~」、と胸いっぱい、お腹いっぱいラブラブ!ラブラブ!



飛行機翌日は空港で軽くパンを食べて、正午前のフライトでロンドンに戻り、帰宅したら2時。ハンブルグは近い。


後で見やすいように旅行記録をまとめておきます。


ホテルとその界隈


オペラハウス


港と赤レンガの倉庫街


市庁舎見学


オペラ鑑賞 (ニュールンベルグのマイスタージンガー)



次のは6月にスコットランドに車で行く予定。その他に二つ、すでに航空券を手配した旅行もあり、今年はもっとあちこち行きまくるぞ~ロケット



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ROHバックステージツアーやらリージェンツパーク散策やら

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<12th May Sun>

昨日の土曜日、親子3人でROHのバックステージツアーに参加(12ポンド)。ムスメは初めてでしたが、残念ながらこの日は小物作り部屋の見学は含まれませんでした(どこを見学できるかはその日の状況で変わるようで、ごく稀にでしょうが、この部署に行くこともあるそうです)。

1時間半足らずのうち、私がいつも徘徊してるロビーや客席にいる時間も長いのですが、話し上手なガイドで、私が今まで知らなかったこともたくさん説明してもらえて楽しめました。

来週から「湖上の美人」がはじめるのですが、ドアを通してジョイス・ディドナートが」のリハーサルをしてる歌声も結構長い時間漏れ聴いたし、オペラの練習部屋からは、同オペラでフローレスがキャンセルした場合の代役かもしれない下手くそテノールが歌っているのも聴きました。舞台の上にセットが置いてあり、それは1月にムスメと行った郊外のセット作成スタジオ(→こちら )で見たものが完成した姿ですから興味深かったです。

前回はバレエのレッスン場付近でダンサーにごっそり会えたのが面白かったけど、今回は誰もいなくて残念でしたが、このツアーは結構面白いので、お勧めです。毎日4回やってるのですが人気があり、週末の切符はうんと早くから買う必要がありますが。

ラーメンツアーが3時に終わってから3人でラーメンを食べたりショッピングしたりして、私はその後一人でROHのドンカルロに。


London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)
ツアーとかの昨日の写真はないので、1週間にトーチャンとドンカルロ初日の前に寄ったリージェンツ・パークのお花見写真を貼っておきます。先週末は素晴らしいお天気だったんです。

行こうと思えばいつでも行けるたくさんのロンドン名所の中でこのリージェンツ・パークは最たるものでしょうか。

実は5月7日にブログ開始8周年だったこともあり、もうここまで来たら10年になるまで頑張るしかないなと決意をあらたにしたところなんですが、オペラだけではなく、ロンドン観光とかももっと取り入れることを目標にして、そのためにも億劫がらずに出掛けましょうDASH!

カメラ公園の写真はクリックで拡大しますので、地図とかご参照下さい。


London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)    London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)


London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)     London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)

あ、まだしつこく赤いの着てるビックリマーク


はい、太ったのでボタンがはまらない短トレンチ・コートを引っ張り出してみました。この時は暑くて夏服の人がほとんどだったけど、オペラが終わって帰宅する時には寒いですから。


London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)      London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)


London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)     London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)

有名なバラ園には、バラが咲いた頃に又来てみましょう。


屋外劇場もあり、以前はシェークスピアばかりだったと思うのですが、最近はグローブ座にお株を取られたせいか、色んなのをやってるようで、「高慢と偏見」と「サウンド・オf・ミュージック」のポスターが貼ってあります。私は1974年に一度だけ行ったことありますが、「真夏の夜の夢」は当然ですが丸っきり理解できず。でも、良い雰囲気だけはよく覚えてます。久し振り(39年ぶり!)に今年行ってみようかしら、お天気の良い日にでも。トーチャンは一度も入ったことないって言ってるし。

London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)     London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)

このセクションは20年前に再整備されたので、初めて来ました。こんな素敵な所があったのね。

London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)      London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)


London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)
     London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)

桜 例年よりかなり遅れたけど、八重桜が満開。

門を出ると公園の外で、超高級住宅街宝石緑
宝くじにでも当たらない限り住めないけど、公園には誰でも入れるから、又ちょくちょく来たいものです。


London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)     London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)


London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)      London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)


今日は夕方から、ちょっと遅れた私のバースデー・ドリンクがあり、また真っ赤にして行って来ま~す宝石赤



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私の赤い誕生日パーティ

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ケーキ 昨日は、チェルシーにある日本レストラン「夢の木」さんの地下で、遅ればせながら、ささやかですが、私の誕生日ドリンクをしました。

London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)     London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)


還暦に因んで、外も中も、赤い風船をたっくさ~ん飾って頂きました!!


あ、階段の下に、赤い服の女もいますよ。

London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)    London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)


って、それは勿論私に決まってるわけですが、にひひ


お招きした方々にもできれば赤いものを身に付けて下さいとお願いしたので、そりゃあ私は思い切り真っ赤っ赤にしないとね~。


しかし、普段は私の着るものになぞ全く興味を持たないどころか見もしないトーチャンが、出掛け際に、「そ、その格好で行くのか・・・ガーン」、と青ざめたくらいですから、は~、エレガントからは程遠いですね。

London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)

それはわかってますけどね、実は、赤いカツラを被ろうかな、ストッキングも赤にしようかな、とも考えたんです。でも、さすがに思い止まって、ジョークの一歩手前で落ち着いたというところでしょうか。


   London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)


   London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)

今日は、ムスメが私の誕生日プレゼントに作ってくれた赤いネックレスを自らつけてます。私のイヤリングはバラの花の形です。


今までの赤い服は前から持ってたものばかりですが、これはこの日のために買いました。60歳の女が買う代物か?!、と呆れてらっしゃることでしょうから、これにて赤いちゃんちゃんこごっこは終わりにしたいと思います。 


London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)
ワインカクテルグラス4時から11時過ぎまで、シャンペン、ワインとをお寿司等の美味しい日本食を頂きながら、たくさんの方に祝福して頂いて、とても幸せでした。特別なことはなにもしませんでしたが、皆様にも楽しんで頂けたようです。


ケーキ友人がプレゼントに焼いて持ってきて下さった大きな二段ケーキも可愛いでしょ? 真ん中にあった60というキャンドルをのけてしまった後ですが。

イギリスでは滅多に食べられない日本風のスポンジとクリームが最高に美味しかったですニコニコ 

London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)
日本の実家の家族がビデオで登場というサプライズもあり叫び、こっそりあれこれやって下さった努力には感激でした。


約40名いらして下さったのですが、お祝いのハグ、寄せ書きの暖かいお言葉等、皆さんに支えられてのロンドン生活を再認識。レストランの方の細やかなサービスも素晴らしかったです。


お酒おにぎり夢の木レストラン(→こちら )は、友人がオーナーさんで、Fulham Roadという洒落た高級地域にあるのですが、とてもリーズナブルなお値段で美味しいですから、チェルシー散策がてらにでも是非いらして下さい。昨日の忘れ物を取りに今日また伺ったのですが、お店はこんな感じです。


ということで、皆様にも楽しんで頂けたようだし、実際の誕生日(4月23日)から少しずらしたおかげで、二度お祝いをしてもらえて得な気分ニコニコ




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ジョイス・ディドナートのマスタークラス@ROH地下(写真追加)

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<15th May 13>


真冬に逆戻りしたように寒いロンドンですが、今夜、ROHの地下小劇場リンバリー・スタジオで行われた人気メゾソプラノのジョイス・ディドナートのマスタークラスにトーチャンと行ってきました。


このマスタークラス、数ケ月前にこっそり売り出され、気付いた時には売り切れ。その後ずっとリターン狙ってたけどなかなかキャッチできなかったので、諦めて、又ドンカルロにでも行くかと思ったところ、5日前にふと何かを感じてすごく久し振りに空席チェックしてみたら、なんと、前の2列がどさっと売り出されているではないですか! どういう理由か、ROHはこういう汚い手口をよく使うので油断できないのですが、今回は17ポンドで前から2列目の真ん中をゲット。


やっぱり、ジョイス姐さんとは縁があるのかもですね。こないだROHのトイレでばったり会ったのは別にしても、今年2月のバービカンのリサイタルの切符も直前に最高の席が降ってきただけではなく舞台のジョイス姐さんから花束までもらっちゃったし(→こちら )、土曜日のROHバックステージツアーでは彼女が舞台でリハーサルしてるのがしっかり聴こえましたよ。


で、今日のマスタークラスですが、これがもう最高に面白くて、とても楽しめました。

2週間前のサイモン・キーンリーサイドの知的なまじめな指導とは大違いで、気さくで温かいジョイス姐さんの人柄そのもののような滅法明るいマスタークラスでした。頭の回転が早くて話が上手な彼女は天然のコメディアン。英語圏にこんな人がいて、ロンドンの私たちもラッキー。


休憩なしの2時間で、面白おかしくアドバイスしてもらえて喜んでいたのは3人の若い歌手の卵で、全員がジョイス姐さんが得意なロッシーニ(テノール君はセヴィリアの理髪師の大アリア、女性二人はセヴィリアの理髪師の音楽レッスン場面とチェネレントラの最後のアリア)人。皆さん張り切って困難な曲にしたものですが、このレベルでそういう難しいアリアを聴く機会は少ないので、面白かったです。テノール君が歌ったのはこないだフローレス王子で聴いたばかりだったのですが、そのあまりの差はどうだ。


最後に30分間のインタビューもあり、たくさん興味深い話が聴けました。全部を収録してたんですが、果たして公開してくれるのでしょうか?
London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)
カメラ写真は撮れなかったけど、開始前を舞台だけこっそりと。


ワンピース洋服のセンスの良いジョイス姐さんが着ていたのは、個性的なデザインの膝丈のワンピースで、前から見ると黒のトップと鮮やかなグリーンのスカートなんですが、上半身の背中は肌色。襟元に大きな光るコスチューム・ジュエリーがたくさん縫い付けてあってとても華やか。きちんとお化粧もして、下ろした長いウエーブ金髪もとても素敵。


サンダル靴はベージュのストラップのハイヒールでしたが、印象に残ったのは、きれいにむだ毛が処理されたつるつるの細い素脚。


フローレス王子と共演するロッシーニの「湖上の美人」の初日はいよいよ明後日の金曜日。新プロダクションですが、私は郊外のワークショップやバックステージツアー中にすでにセットは少し見てるのですが、スコットランドが舞台で、でかい赤いタータンチェックの壁紙やらせん階段、ハイランドの写実的風景画が出てきますからね。


ジョイス姐さんのFBに載ってた写真、彼女だけパクってしまいましょうべーっだ!


London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)
   London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)

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